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いただいたティーカップの底に fancy china と書かれてありました。 ちょっと調べてみたら、saji fancy china  とか occupied Japan の文字が出てきたりしました。 所持しているものには、saji もoccupied Japan の文字はありません。

どうやら、日本製らしいですが、どういった経緯の会社でしょうか? また、偽物も多かったりするのでしょうか? 食器に関しては、まったく知らないので、どういった品物なのか分かりません。

詳しい方、教えて下さい。

A 回答 (1件)

Fancy chinaの表記について、


「china」は中国発祥の磁器のことを意味する言葉であって、中国を意味するわけではありません。
「porcelain(磁器)」の代わりに「china」が広く使われています。
Fancyがメーカーもしくはブランド名だと思われます。つまり、Fancy製の磁器、ってことですね。
この会社(ブランド?)については残念ながら私には解りませんが、
花瓶や飾皿、飾壷などの観賞用の磁器の装飾品のことをファンシーウェアと言うので
それが名前の由来?なのではないでしょうか…?
裏印も何種類かあるようですね、製造年代で変わっていると思われます。
昭和レトロの磁器としてコレクション用にオークションなどで国内外の愛好家に取引されているようですね。

occupied Japanの表記については、
第二次大戦後、日本は連合国の占領下に置かれていたので、
輸出製品には Made in Occupied Japan (占領下日本製)と表示することが GHQにより義務付けられていました。
ほんの数年の短い期間のことですから、この裏印は「OJ」と呼ばれ、希少なものです。
物資が少ない中で作られた貴重な品物であり、ヒストリーやドラマを感じる趣があるため
磁器だけでなく、「Made in Occupied Japan」の玩具などのコレクターも多く居ます。

Sajiの裏印については、こちらもオークションなどで見かけますね。
名古屋の佐地貿易で作られたアメリカ輸出品、だとか、
名古屋から単身渡米した佐地種次郎という人が起業したSaji Trading Companyという会社の情報が見受けられます。
おそらくノリタケなどと同じように、1890年代頃にアメリカ移民としてあちらに渡った日本人が貿易商として
日本の陶磁器や絵付け技術を海外に広めた、戦前~戦後頃の時代のものなのではないでしょうか。
Saji Trading Companyとお持ちのティーカップとの関係はあるのかどうかすらわかりませんが、
おそらく名古屋か そのあたりの製造ではないかと推測します…

が、わかりません、憶測ですすすいません。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。

そもそも、chinaの意味を完全に取り違えていました。 教えていただいたことは、大変参考になりました。 ありがとうございます。

お礼日時:2017/01/19 11:10

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