プロが教えるわが家の防犯対策術!

微生物の検出法について、どのような方法があるのか、そしてその方法の利点と欠点について教えてください。よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

目的は何でしょうか?微生物といってもかなり範囲が広いですので細菌と真菌(酵母やカビ)について主に回答します。



細菌を検出したい場合、一般的な方法では、LB寒天培地等にサンプルを塗布し、生えてくるかを待ちます。利点は、簡便に細菌の検出ができることです。欠点は、LB寒天培地上で生育できない細菌が多数いることです。

酵母やカビなどを検出したい場合、一般的な方法では、YPD寒天培地にアンピシリン等の抗生物質を加えた寒天培地にサンプルを塗布し、生えてくるかを待ちます。利点は、簡便に酵母やカビの検出ができることです。欠点は、YPD培地上で生育できない真菌(酵母やカビ)が多数いることや、抗生物質耐性の細菌が生えてくることなどです。

うまく菌をシングルコロニーに分離できた場合は、その菌の特定部位(リボソームサブユニットの遺伝子など)のDNA配列をDNAシーケンサーで読むことが可能です。

自然界(水など)からサンプルを取ってきて、リボソームサブユニットの遺伝子をPCRで増幅し、その配列をDNAシーケンサーで読むと、微生物の存在が分かります。
複数の菌が混ざっていると、どんな菌がいるかがわからないという欠点があります。しかし培養が難しい菌の存在を検出できたりする利点もあります。

キノコの検出は、目でみるだけで分かりますし、藻類やミジンコ、アメーバ等は顕微鏡で見ることで検出できます。
分離した菌の場合も、顕微鏡で見ることでかなりのことが分かります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

質問が曖昧にも関わらずわかりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2017/02/04 05:24

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!