万年筆、馴染むとは？

万年筆は使っていくと馴染むとのこと。

手が万年筆という筆記用具に馴染むという意味なら分かりますが、
万年筆のほうが使い手の癖に合わせて馴染むと言われていたりもするようです。

とは言っても、同軸や全体が変形していくわけじゃないし、
ペン先が変形したら使い物にならないだろうし、
ペンポイントは耐久性が非常に高いので、癖によって摩耗して馴染む、というわけでもないと思います。

本当に使い手の癖に合うように万年筆が馴染む（変化する）のでしょうか？

2人の人が、同じ書き心地であることを確認した2本の万年筆をそれぞれ使い続け、
ある日交換して使ったら違和感を感じるのでしょうか？

変化があるとしたら、どの部分でしょうか？

No.1 回答者： lowrider_2005 回答日時： 2017/05/22 11:06

＞ペンポイントは耐久性が非常に高いので、癖によって摩耗して馴染む、というわけでもないと思います。

ところがどっこい、これなんです。
ペンの寝かせ具合、軸に対する角度、筆圧等によってすり減り方が微妙に変わってくるんです。

＞2人の人が、同じ書き心地であることを確認した2本の万年筆をそれぞれ使い続け、
＞ある日交換して使ったら違和感を感じるのでしょうか？

すぐに変化することはないですけど、何千時間も使ったあとなら違和感感じるはずです。

もちろん摩耗だけでなく、ちょっとした調整をするだけでも別のペンのように書き心地が変わったりします。
ペン職人はその人の書き癖を見てペン先を見て要望を聞くだけで、ほんの数分で調整してくれます。
（その際にペン先を超微細の磨きフイルムで削ることもあります）