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トランプは54枚あります。(ジョーカーを2枚入れて計算)
それをシャッフルして、一枚選び、そのカードが何なのか当てる、とします。

選んだカードが何なのか、偶然であたる確率は54分の1ですよね。
だから、54回やって、2回以上当てられたら、それは偶然とはいいずらいから超能力だと言えますか?

何回以上当てられれば、統計的に優位である(偶然ではない)といえる
数式を教えて頂けないでしょうか?

A 回答 (1件)

統計専門家でも何でもありませんが。



お示しのカード当ての事象は、「当たる確率 1/54、当たらない確率 53/54」の二項分布に従います。従って、「n 回引いて k 回当たる確率」は
 P(n, k) = nCk * (1/54)^k * (53/54)^(n-k)
です。

試行回数がある程度大きくなれば「正規分布」で近似でき、
・期待値(当たる回数):E = np = (1/54)n
・あたり回数のばらつき(分散):V = np(1-p) = (1/54)(53/54)n = (53/2916)n
  →従って、標準偏差 σ = √V ≒ 0.135√n
になります。

たとえば、108回引いたとすれば
 ・期待値 E=2
 ・標準偏差 σ ≒ 1.4
ですから、「有意水準 5%」なら、「起こりうる」(確率95%の範囲に入る)と判定するのは
 E ± 1.96σ ≒ 2 ± 2.75
となります。
つまり
 当たり0回~4回:誤差範囲内であり得る
 当たり5回以上なら「誤差範囲内ではあり得ない」「有意差あり」と判定

「有意水準 1%」なら、「起こりうる」(確率99%の範囲に入る)と判定するのは
 E ± 2.57σ ≒ 2 ± 3.6
となります。
つまり
 当たり0回~5回:誤差範囲内であり得る
 当たり6回以上なら「誤差範囲内ではあり得ない」「有意差あり」と判定

引く回数や「有意水準」が異なる場合には、それぞれご自分で計算してください。


(注)ご承知とは思いますが、「正規分布」とは、平均値をピークに、左右対称にダラ下がりの分布で、標準偏差を「σ」として、
  平均値± σ の範囲に、全体の度数の 68.3% が入る
  平均値±2σ の範囲に、全体の度数の 95.4% が入る
  平均値±3σ の範囲に、全体の度数の 99.7% が入る
という特性があります。
http://www.stat.go.jp/koukou/howto/process/p4_3_ …

 これを、σ側ではなく「全体の○○%」の方を基準にした言い方にすると
  平均値± 1.65σ の範囲に、全体の度数の 90.0% が入る
  平均値± 1.96σ の範囲に、全体の度数の 95.0% が入る
  平均値± 2.57σ の範囲に、全体の度数の 99.0% が入る
ということになります。(この「全体の○○%」が「信頼区間」、それを100%から引いたものが「有意水準」です)

上の「統計的に有意かどうか」はこれを使って判定しているだけのことです。いわゆる「検定」というのもそういうことです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!このような回答を待っていました!!!!!

お礼日時:2017/11/21 18:50

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