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徒然草のある人、弓射ること習ふにの文で、作者(兼好)は
「弓射ること習ふ」人と「道を学する」人はどうあるべきだと考えているんですか?

A 回答 (1件)

回答者がすべてこの文を暗記しているわけではありません。



 ある人、弓射ることを習ふに、諸矢をたばさみて、的に向かふ。師のいはく、
「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて、初めの矢になほざりの心あり。毎度、ただ、得矢なく、この一矢に定むべしと思へ。」
と言ふ。わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。懈怠の心、みずから知らずといへども、師、これを知る。この戒め、万事にわたるべし。
 道を学する人、夕には朝あらむことを思ひ、朝には夕あらむことを思ひて、重ねてねんごろに修せむことを期す。いはむや、一刹那のうちにおいて、懈怠の心あることを知らむや。なんぞ、ただ今の一念において、ただちにすることのはなはだ難き。

 どちらも、今の今に心をこめて習いなさい、といっています。まだ次があると思っていてはいけません、ということですが、現実主義者だった兼好は、「そういうふうに、実行するのは難しいことだ」と結んでいます。
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