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ミクロ経済学の問題なのですが、どなたか解説して頂けると幸いです。

下の図は1時間当たりの賃金が6ドルと7ドルのときの予算制約線を描いている。余暇と労働にあてる時間は16時間とする。点Dは太郎の選択を表している。

(1)線分OA、線分ABはそれぞれ下の四つのうち何を表しているか
①賃金が6ドルの時の太郎が選択する余暇時間
②賃金が7ドルの時の太郎が選択する余暇時間
③賃金が6ドルの時の太郎が選択する労働時間
④賃金が7ドルの時の太郎が選択する労働時間

(2)賃金が6ドルの時の太郎が得る所得はどの線分で表されるか

「初級ミクロ経済学」の質問画像

A 回答 (3件)

太郎君はアメリカに行ってコンビニで働いているんでしょうか(笑い)。


いま、太郎の(消費)財の消費をC、財の価格をp、余暇時間をℓ、時間当たり賃金をwとすると、太郎の1日の労働時間LはL=16-ℓ、よって所得はwL=w(16-ℓ)だから

予算制約は
pC = w(16-ℓ)
となる。つまり、働いて得た賃金所得を財の消費にあてることになる。pとwはそれぞれ太郎が直面している財の価格と賃金で一定。w=6のときの予算線はw=6を上の式に代入して
pC= 96-6ℓ
よって
C = 96/p - (6/p)ℓ
で与えられる。この予算線は、Cを縦軸に、ℓを横軸にとるなら、縦軸の切片は96/p、傾きが-6/pの右下がりの直線となる。横軸の切片はC=0とおいて、16(時間)だ。
この予算線上のどの点が選択するかは太郎の財の消費Cと余暇ℓとの間の選好を示す効用関数(無差別曲線)による。いま、点Dが選択されたとしよう。すると、点Dの横座標を示すOAは太郎が選択した余暇時間で、全体の時間16から余暇時間OAを差し引いた16-OA=ABは労働時間を表わしている。なお、点Dの縦座標を示すOCは財の消費を表わしている。この直線の傾きOE/OAは実質賃金6/pを表わしている。
よって解答は①と③ということになる。二つあるのは「OAとABはそれぞれ何をあらわしているか?」と訊いているいるからだ。①がOA,③がABに対する答えです。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。回答いただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2018/01/15 00:17

最近はこの人(↓)のように



https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10164549.html

回答しても、礼もいうこともなく、追加質問をするわけでもなく、ただ放置して逃げてしまう始末の悪い質問者が増えている。あなたもそういう質問者でないことを望む!
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(2)に回答していませんでした。


回答1で予算制約はw=6のとき

pC = 96 - 6ℓ
あるいは
C = 96/p - (6/p)ℓ
と示され、点Dが太郎の選択だとすると、そのときの財の消費は線分OCで表わされると書きました。それにpを掛けたpCつまり線分OC×pが所得に等しいが、pは一定なので、OCは所得を表わしているとしてもよい。
あるいは、予算制約を第1番目の式であらわし、横軸に余暇ℓをとり、縦軸に消費支出額pCをとるなら、OEは96、OB=16、傾きはー6となる。pは一定値だから、図は縦軸の目盛を変えるだけでよい。その場合は、点Dは太郎の余暇(したがって労働時間)と消費支出の最適選択を表わす点となる。最適余暇=OA、最適労働時間=16-OA=AB、最適消費支出=OCとなる。所得はすべて財の消費に支出されるから、OCはまた太郎の所得を表わすことになる。
質問の問題文は縦軸に何をとるのか示していないので、図の描き方としては2通りあるということです。
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