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消費者理論において、予算制約線というのいうのが出てきますが、「余
暇の消費(労働供給)」や「異時点間の消費」ではこの予算制約線とい
う言葉がピンとこないのですが、単なる関係式(制約式)と考えればよ
いのでしょうか?
需要曲線を導くときには、正にピタッリの表現だったとは思うのです
が・・・。

A 回答 (2件)

> 確かにこれにwを乗じれば、x + H w = 24 w となり、24時間働き続ければ得られたはずの給料24wを予算として、x とH wを購入消費するということも出来るかも知れませんが、そのような解釈をする必要があるのかよく分かりません。



このように、何かをすれば得られたはずの収入を、しなかったために得られなかった場合、得られなかった分を、経済学では費用として捉えます。
つまり、24時間働けば得られたはずのお金を、消費と余暇を購入するために振り向ける、というわけです。したがって

> x + H w = 24 w となり、24時間働き続ければ得られたはずの給料24wを予算として、x とH wを購入消費するということも出来る

こちらの解釈の方が予算制約としては正鵠を得ていると思います。
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この回答へのお礼

いつも懇切丁寧かつ的確な回答を有難うございます。
ベンジャミンフランクリンではありませんが、正に「時は金なり」です
ね。

お礼日時:2010/04/17 23:39

余暇消費の場合、


max U = u(x, H)
H = 24 - L
x = w L
から、変形すると
x/w + H = 24
から
x + H w = 24 w
となります。すなわち、24時間働き続ければ得られたはずの給料 H w を購入しているのと等しいわけです。

異時点間の場合は、今期と次期の2期間モデルの場合であれば、どちらの期に消費するかという問題となります。
総額が決まっていて、その消費配分の話なので、正に、予算制約の話になります。

この回答への補足

いつも懇切丁寧かつ的確な回答を有難うございます。

>x + H w = 24 w
>となります。すなわち、24時間働き続ければ得られたはずの給料
>H w を購入しているのと等しいわけです。

>x + H w = 24 w
>となります。すなわち、24時間働き続ければ得られたはずの給料
>24w でH wとxを購入しているのと等しいわけです。
という意味でよろしいでしょうか?

確かにそう言われますとそうなんですが・・・。
今ひとつしっくりこないのです。
自分なりに以下に、思うところを述べてみたいと思います。

エンゲル曲線の導出等で出てきますところの予算制約は、予算という限
られた資源があり、これをどの財の購入に振り分けて消費するかという
ことだった思います。

ところが、余暇消費ですと、ここで問題になりますのは、時間という限
られた資源をどのように消費のために犠牲(消費財を取得するために労
働するか)にするか、余暇のために使うのかということだと思います。
式で表せば、x/w + H = 24 ということでしょうか。
つまり時間が予算の働きをしているわけですね。
これがこの式の本質であると思います。
そしてこれは、単なる消費xと余暇Hの制約式といいますか、関係式にし
か過ぎません。
消費xと余暇Hの係数を価格というのも変ですし、その合計が24という
のも意味をなしません。

確かにこれにwを乗じれば、x + H w = 24 w となり、24時間働き続け
れば得られたはずの給料24wを予算として、x とH wを購入消費すると
いうことも出来るかも知れませんが、そのような解釈をする必要がある
のかよく分かりません。
それは、予算制約と言う表現に拘るからのようにも思えます。

逆にいいますと、初めからそのように考えて式を導き出すのは至難の業
のように思えます。
制約式を作った後で、色々変形してみたらそのような解釈も出来るとい
う後づけのようにも思えるのです。

以上が私のしっくりとこないことの理由(になってる?)なのですが、
頓珍漢なことになっていることを恐れるところではありますが、ご指導
ご助言の程お願いいたします。

補足日時:2010/04/16 01:42
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