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日銀の出口戦略がいろいろ取りざたされているが、日銀は今のままではいけないのでしょうか。そもそも何故出口戦略なるものが必要とされるのでしょうか。①日銀の大量の買いオペのために国債が市場からなくなるのなら買う量を減らせばいい。②大量の保有国債だけど満期償還を待つだけではいけないのでしょうか。③金利操作(金融政策)が将来必要な時にできないからでしょうか。このままだといずれ④通貨発行損が出るというのなら付利を上げなければいいのではないか(インフレの心配ってそんなにあるのですか)、⑤日銀のバランスシートの縮小がどうして必要なのでしょう、大きなままではいけないのですか。日銀がもうこれ以上の景気対策(物価上昇率2%)をするのをただやめるということではいけないのでしょうか(マネーサプライはもう充分ある)。以上議論をしたいのではありません。こうしたことがよくわからないのです。これだけ精いっぱい考えました。繰り返します、今後日銀の「出口戦略」というものがどうして必要なのかよくわからないのです。どうぞわかり易く教えてください。お願いします。

質問者からの補足コメント

  • すみません、そう思って(物価上昇率)と記したつもりです。日銀のインフレ2%目標は結果的に景気対策だと思って。日銀の金融政策は物価安定だと理解していますが。よろしくお願いします。

      補足日時:2018/02/13 23:18
  • 大変丁寧で具体的な説明をいただいてありがとうございます、お陰でずいぶん私の理解が深まりました。日銀買いオペを減らすと金利が上がって金融引き締めとなるという理屈はわかりますが、一方でこのまま日銀の買いオペが進めば市場から国債がなくなってしまうと言われてもいます。借換債が毎年100兆円以上発行されていれば、60兆円なり80兆円買っていても市場から国債が消えることはないと思えるのですが、私の考えのどこに間違いがあるいは混乱があるのでしょうか。⑤についてはよくわかりました。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/02/16 22:05

A 回答 (2件)

①と②について


日銀は市場から国債を買い越し続ける事により、金融緩和としています。そのため、買う量を減らす、償還をただ待つと言う行為はそのまま金融引き締めとなります。
現在は、債券は日銀による官制バブルと言える状況ですが、この買い越しを中止するだけで、金利は急騰、債券は急落します。
まぁ、現時点の長期金利が低すぎるので、これが是正される訳です。

例えば、2008年頃の長期金利は1.7%程度でした。現在は0.1%くらいです。この水準まで金利が上昇すれば、例えば変動金利の住宅ローンを借りてる人は影響大、企業も調達金利の上昇で収益環境は悪くなります。
これをやると景気は急減速となるでしょうし、債券の急落により、金融機関のB/Sは痛む事になります。
日本政府も国債の金利負担が増えます。
軽々に、「や〜めた」
と言う訳には行かないのです。

⑤について
日銀が無制限に国債を受け入れる事は、財政ファイナンスと言い、禁じ手とされています。
財政ファイナンスは通貨の価値を毀損する行為なので、通貨の価値を安定させる為にはやってはいけないのです。
理論上は、日銀のB/Sが大きいと通貨の下落となり、結果としてスタグフレーションとなるため、現在の水準から縮小する必要があるでしょう。

日銀の金融緩和は、アメリカ辺りの水準と比べると、多分7倍以上の大きさなので、極端にもほどがあります。
この回答への補足あり
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景気対策は日銀の業務ではありません



景気対策は政府の仕事
日銀に求められているのは、金融政策
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