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(製造業において)多角化をする際、海外展開を視野に入れるのと、入れないのでは、その後にどう影響をあたえるのでしょうか?そして、海外展開するために犠牲になるものとはなんなのでしょうか?教えてください。

A 回答 (2件)

海外展開の問題と、多角化の問題は、それぞれ別の土俵の話ではないでしょうか?



多角化というと事業領域や業態を変えることで、海外展開というと市場としてのエリア戦略の話か、生産体制の海外進出の話かと思いますが・・・。

どういう視点での質問か、補足説明された方が回答が得やすいのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

的確なご指摘ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/02 20:55

はじめまして。


ご質問の文意から想定したことを述べてみます。

(1)海外での製造や調達という観点から

○進出先が途上国ならば、日本国内の数分の一の人件費コストで済む。
×従業員訓練、言葉や意志疎通、品質価値観洗脳などに、手間とコストがかかる。
○進出先が先進国ならば、現地で作って現地で売る/効率経営が可能になる。
×マーケティング解析を誤って大規模設備投資をすると、経営資源のツブシが効きにくい。
○現地での支払いがドル建てで、ドル安(円高)基調の時は、為替差益が出る。
×現地での支払いがドル建てで、ドル高(円安)基調の時は、為替差損が出る。
☐現地での支払いが円建てで、本社が日本国内なら、為替損益は無関係。
○海外に工場や拠点を持っていると、名実ともに少しはステータスになる。
×海外に工場や拠点を持っていると、自社員の単身赴任対策やケアが不可欠になる。
○現地の一流大学出身者や高級技術者を、割安な人件費で採用できる。

(2)海外へ販売という観点から

○市場規模や市場バリエーションが拡大し、売上高そのものは増大しやすい。
☐肝心の総利益や営業利益は、現地での競合度その他の要因で、予測しにくい。
×日本国内で製造して/海外へ販売は、輸出商社ほかのサポート(コスト)が必要になる。
☐日本国内で製造して/海外へ販売は、物流コストを利益計算に入れる必要がある。
△現地での拡販活動やクレーム処理等の為の現地駐在員は、概ね必要になる。
×消費財の場合、現地語に堪能なお客様相談スタッフが不可欠。(拠点設置は日本で可)
○海外販売ノウハウを習熟累積していけば、理屈の上では地球全体がマーケットになりうる。

(3)海外進出に関する総論的な観点から

○島国ニッポンでしか通用しない価値観や考え方から脱皮でき、新発想につながりやすい。
×得体の知れない商習慣や契約解釈などによる経営リスクは少なくない。
○日本国内だけよりも、市場規模・景気・利率・競合・トレンドのマイナス影響を受けにくくなる(相殺できる)可能性は高まる。
×日本国内に居て欲しい有能な幹部や社員を、海外派遣せざるを得なくなる可能性は高まる。
○日本国内では通用しなくなった経営資源やノウハウを、途上国では有効利用できる可能性は高い。


以上です。ご健闘を祈っております。
もしも、上記回答が的外れでしたら、ご質問文に追加補足をお願い申し上げます。

この回答への補足

あと、補足というよりも追加で申し訳ないのですが、海外に展開していくには、どういったことに気をつけ、そして行動すればよいのでしょうか。ちなみに、下請け会社が国内に数多くあり、自らもある企業の下請けであるという想定です。

補足日時:2004/11/02 21:15
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この回答へのお礼

ありがとうございます!大変勉強になりました。貴重な時間をさいて、ご丁寧に教えていただき、真にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

お礼日時:2004/11/02 20:58

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