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高校生に生物濃縮を理解させるのに適した教材ってなんかありますか?
経験者の方や、自分はこうやって習ったっていうご意見お待ちしています。
イタイイタイ病とか水俣病とかも考えてるんですけど、よく分からないので
余りよく説明できません。
そこんとこもこうすればいいって意見もお願いします。

A 回答 (3件)

水俣病の例ですが日本語(話し言葉)で言うと、


水に水銀が含まれる→コケ・藻に水銀が含まれる→それをえさにする魚の体内に水銀が入る。コケに入っていた水銀は体内に入り排泄されず、濃縮される。→その小魚をえさにする中型の魚の体内に水銀が入る。小魚入っていた水銀は体内に入り排泄されず、さらに濃縮される。→それを人間が食べさらに濃縮される。
このように日本語を適宜使えば、僕は高校生ですが、皆理解していました。
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この回答へのお礼

早速の御返事有り難うございます。
単純な3段論法で説明されるんですね。
模擬授業をやるんですが、自分の時がどうだったか覚えてないんで・・・
参考にさせていただきます。

お礼日時:2001/07/20 15:47

水俣病を例にするのが少し難しいのは、廃液中の無機水銀だけでは神経毒性を持っていないことによるでしょう。

有機水銀が濃縮されてはじめて水俣病の発生が起きますので、出発物質が変化するという段階を理解するのが困難かと思います。
ちなみに、水銀については海水中に0.0003ppm含まれている場合、海藻には0.003~0.01ppm、魚類には0.025~360ppmの濃度が含まれます。

同様に海水汚染で考えると、鉛では0.00003ppmの海水では海藻で1.4~3.2ppm、魚類では13ppm程度となります。

イタイイタイ病の場合はカドミウムですから、原因物質の変化はありませんネ。カドミウムの水中濃度が0.0001ppmのとき、藻類には0.02~0.06ppmが濃縮して含まれることになり、さらに魚類には0.75ppmの濃度に濃縮されます。実に最終段階では7500倍に濃縮されるのですネ。
ところが、イタイイタイ病の場合生物濃縮を経た魚を食べたことが大きな原因なのではなく、飲料水として汚染水を長期間用いたことなどの方が大きい要因ですから、これについても例として挙げるのは若干難しいかと思います。

閉鎖水域に住む夏場の牡蠣などを例にするのもよいかもしれませんネ。夏場でも日本海側や太平洋沿岸の牡蠣を食べることに問題はありませんが、瀬戸内海や地中海の牡蠣は食べると大変な目にあいます。
日本沿岸に住むプランクトンは顕微鏡で観察しなければならない程の小さな生物ですネ。そして、一匹ずつが持つ毒素は微量なことはわかります。夏場の海水を少々飲んだところで何も弊害はおこりませんからネ。
ところが、その有毒プランクトンが大量に発生しているときに牡蠣などの貝は体内に毒素を蓄積します。
そして、それを食べた人間は食当りを起こしてしまいます。
貝類が原因の腐敗以外の食中毒のほとんどはプランクトンの毒素が体内で濃縮された結果おこるものです。サキシトシン、ゴニオトキシン、ジノフィシストキシン、スルガトキシン、フェオホルバイド、ベネルピン‥沢山ありますネ。ちなみに牡蠣毒はベネルピンです。
残念ながら、濃縮係数がいかばかりかについてのデータは手元に持ち合わせておりませんが‥
以上kawakawaでした
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この回答へのお礼

毎度ありがとうございます。
おかげさまで何をどう調べたらいいのか、方向性が見えてきた気がします。
やっぱり教える側は正確に把握してないといけないですよね。
アドバイスを受けて貝類なんかで進めてみようかと思います。
大変参考になりました。

お礼日時:2001/07/21 00:54

 私の場合、オダムの生態学等で勉強した記憶があります。


 DDTやBHCの生物濃縮の例が分かり易いと思います。そのことについては,生物濃縮の用語説明等が載っているホームページがありますので、そちらを参考にしてください。


 

参考URL:http://www.eic.or.jp/eig/linkword/i11/98.htm
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この回答へのお礼

DDTですか。
生物の教科書に結構載ってますよね。
やっぱりそういう有名どころのほうが説明しやすいものでしょうか。
BHCってのは初めて聞きます。勉強不足ですか?
参考URLも見ました。
いろいろ参考にさせてもらいます。
ありがとうございます。

お礼日時:2001/07/21 01:00

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