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新聞に次のような記述を見つけました。
<ニュートンは錬金術研究が背景にあったからこそ万有引力を発見できた>
一見、(私には)何も関係が無さそうに思われる、錬金術の研究と万有引力の発見とのつながりを教えて下さい。

A 回答 (4件)

もともと、ヨーロッパの自然科学は「神(唯一の絶対神です)の作った世界のからくり」を解き明かすというものであり、たった一人の神が作ったものなので、完結して無矛盾で整合性のとれたものであるはずだ、との信念で探求されています。



その点が、アジアの「多神教」(八百万(やおよろず)の神がそれぞれの分野を取り仕切る、「疫病神」や「貧乏神」までいる)と根本的に異なるところです。

ヨーロッパの科学者にとっては、錬金術も万有引力も「同じ神の創られたものなので、共通の原理・原則に基づくはずだ」という信念に基づく自然現象だったはずです。アインシュタインの「相対性理論」や「神はサイコロを振らない」といった発言や、「大統一理論」などはそういった発想に基づいていると思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<ヨーロッパの科学者にとっては、錬金術も万有引力も「同じ神の創られたものなので、共通の原理・原則に基づくはずだ」という信念に基づく自然現象だった>のですね。一方、日本のような多神教の社会では、<神がそれぞれの分野を取り仕切る>のですね。日本は諸外国から文化を吸収する際、ためらいが無かったのでしょうね。

お礼日時:2018/12/02 15:44

無関係です。

ニュートンは硫化水素の実験を自室ではじめたため、所長なのに部屋から追い出され、中庭の雨露をしのぐだけの小屋に追い込まれました。
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この回答へのお礼

早速母ご回答ありがとうございました。
<無関係>なのですね。無理もないですね、私から見たら両者は一見かなり離れていますね。
ニュートンが大学教授に任命されたのなら納得しますが、所長に、とは不思議に思われます。

お礼日時:2018/12/03 11:53

たぶん自然現象の見方の問題なのでしょう。



中世ヨーロッパでは
・こうなっているのが神の意思だ
・こうなっているのが常識だ
というのが科学の世界をも支配していました。

・こうなっているのが常識だ
については、ガリレオが物体の落下の実験で否定しました。
彼がどのくらい錬金術を意識していたのかは分かりませんが。

・こうなっているのが神の意思だ
についても、コペルニクスから始まるガリレオ、ケプラー、ニュートンの系譜が払しょくしていきます。

そしてその背景には、錬金術が培ってきた
「常識だからこうなるというのでなく、やってみてこうなったからこうなるのだ」
という思想が強烈に存在していたことは確かなはずです。
この考えはニュートン以後科学の主流となります。
「近代科学の方法」のことです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
ニュートンの同時代には、<金術が培ってきた「常識だからこうなるというのでなくやってみてこうなったからこうなるのだ」
という思想が存在していた>ことは、今につながる<「近代科学の方法」>になるのですね。

お礼日時:2018/12/02 15:44

ニュートンは神の存在を信じていました。


神の存在証明のために万有引力の法則を証明したように思います。
また、錬金術研究も同様の動機だったと思います。
そのほかにも、心霊関係の研究もずいぶんとされたようです。
ただ、ニュートンがこの手の研究に集中していたとか、神の存在を信じていたとなると、現代の科学者たちから低く見られるということで、後世の人たちはできるだけ隠そうとしているようですね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
ニュートンは<神の存在証明のために>万有引力や錬金術や<心霊関係>を研究していたのですね。wikiに次のような存在証明の説明がありました。
<目的論的証明(自然神学的証明):世界が規則的かつ精巧なのは、神が世界を作ったからだ。>
ニュートンは、<規則的かつ精巧な>万有引力を発見して、満足したでしょうね。

お礼日時:2018/12/02 15:05

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