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統合失調症は脆弱性ストレスモデルの要因と絡みあって発症するらしいのですが、何故このモデルが関係しているのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 先天的な素因(遺伝等)は関係ないのでしょうか?

      補足日時:2019/01/20 20:08

A 回答 (1件)

脆弱性ストレスモデルは、統合失調症に限らず精神疾患の発症原因の1つを説明するための標準的理論です。


発症しやすい素質(これが「脆弱性」ないし「要因」です)とその人その人のストレス限界値のようなものがあって、その限界値を超えたときに精神疾患が発症する、と考えます。

この脆弱性というのは、例えば、家族関係であったり友人関係であったり、あるいは職場環境などです。
一方で、これらをストレスだと見たときに、同じストレスにさらされているはずなのに特定の人しか精神疾患を発症しないので、その人その人のストレス限界値のようなものが存在する、と解釈されています。

精神疾患の発症原因は1つではありませんが、実際に現場で患者さんと接すると、明らかに家族歴や対人関係に何らかの重大なトラブルなどがある、という方が大半を占めています。
だからこそ、このような「脆弱性ストレスモデル」を使って発症原因を解釈しよう、としています。

正直申し上げて、「脆弱性ストレスモデル」の概要をよく理解できていて、かつ、実際の患者さんをよく観察すれば、簡単にわかりますよ。「あっ、モデルで言われているとおりなのだな」と。
ある意味で、基本中の基本と言えることがらでもあります。

要は、頭の中だけであれこれ考えていてもダメなのです。現場にこそ答えがあるわけですから。
精神保健福祉士をめざしておられるようですが、現場を知ること(豊富な実習体験など)の大切さを十分肝に銘じてほしいと思います。
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