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わし、という一人称について質問です。

わたし、わたくし、おれ、ぼく、せっしゃ
など色々な一人称がありますが、
年寄りの言う、わしというのは、
わたし という言葉の、 た の部分が発音出来ず
わしに聞こえるのかなと疑問に思いました。

わし という一人称はどのように生まれたのですか?

A 回答 (4件)

詳しいことは分かりませんが、近世、江戸時代中期に、江戸などの芸娼妓、女郎が[わたくし]という発音で自分のことを言ったり、それをさらに[わたい]とか[わたし]というようになったのが出発点らしいです。

 それよりも以前は、[わたくし・私]は[公]に相対する意味で使うのが普通だったようで、ただの自称の代名詞のような使い方はあまりしなかったようです。
また、[わたし]が変化して[あたい][あて]という言い方も女の自称として使われ、大阪や京都では[わい][うち][わて]も使われ、江戸や関西でも女だけでなく男も自称用に使うように広がったようです。 芸娼妓、女郎では、[わたくし]⇒[わたい][わたし][あちき]と流行?が変わっていったようです。
綿(わた)、渡し(わたし)は発音できて、私(わたくし、わたし)は《タ抜き》になるというのは考えにくいのだと思います。
どちらにしても、近世になって自称に[わたくし]や[わたし]を使うようになったのは女が潜行したのだろうと思います。 そして3音を2音にして[わし][わい][うち][わて]のようにしたのも近世の女、特に色町の女ではないかと思います。
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「年寄り」だから「わし」と言うわけではありません。

あれは昔話に出てくるお爺さんが、よく「わしはのう」とか「わしじゃ」と言うから、「年寄り」が言うというイメージがあるのでしょう。

私は実際に「わし」と言っている年寄りを見たことがありませんし、一方では若い友人でも「わし」と言います。年齢的なものではなく方言であり、発音が「できない」からではありません。
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『わたくし』からの変化のようです。


発音できずにという個人的な理由というより、発音しない別の表現の仕方という感じだと思います。『わたくし』からの派生は多く、省略が進むと砕けた表現となる好例らしいです。

『わたくし』の語源はよく分かっていないようですが、それよりかなり前は『あ』が一人称でした。ただ、その頃の日本語はア行とワ行の発音が入れ替わっていたので、『あ』と書いて「ワ」と読むような感じです。中国ではその国の言葉の一人称をつかって国名を付ける習わしがあったので、自分たちを「ワ」と言ってたことから倭国(ワ国)と名付けられ、この倭の字を好きな和の字にして和国、大きく一つにまとまったとして大和国。今でも日本のことを指すのに、和とか大和とか使っているのはここから来ています。

『わたくし』の”わ”も、『あ』の発音「ワ」と、何らかの関連があるのかもしれませんね。


日本語の一人称代名詞
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC …
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『儂、私(わし)


共通語ではフィクションの世界での老人男性の一人称とされることが多いが、愛知県・岐阜県・北陸地方以西の西日本各地の方言では、高齢層以外でも男性が用いる。そうした地域では子供や若者でも使うことが多いが、近年はメディアの影響から、若い人を中心に「俺」も使われるようになってきた。一部地域では(主に高齢層で)女性が使う場合もあり、例えば愛知県の一部では「わたし」の「た」の音が抜けたような「わっし」に近い発音で女性が用いる。常用している著名人としては小林よしのり、井脇ノブ子の他、達川光男、石崎信弘、木村和司ら広島県人が有名』
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