

学者、野谷茂樹氏がラジオ深夜便で語っているのをユーチューブで見ました。
この世の現実は夢かも知れないという、懐疑論者の言い分を語っています。
懐疑論者の言い分を、独自解釈・意訳をすれば、、、
「認識は脳作業だから、科学者が脳だけを取り出して脳を生かせる装置を作って、その脳に電気信号を送って仮想現実を作り、それを認識させれば脳は、それを現実のものと思うはずだ。そう、今まさに我々は脳科学者によって見せられている、仮想世界の中で生きているのだ。故に現実と思っているこの世界は夢の世界なのだ。」
野谷茂樹氏は、認識は脳に支配されているので、この懐疑論を否定する証明が出来ないと云って、いらだっています。
私の独自解釈・意訳が適当かどうかちょっと自信が持てませんが、このままで質問としてみたいと思います。
さて、この世は夢ではない、と云う《証明》はあるのでしょうか?
No.16ベストアンサー
- 回答日時:
人間の脳は、人間が手足を持ち、胃袋を持ち、生殖器や泌尿器官を持っていて、それらのフィードバックを含んだ総体として始めて機能しています。
決して精密な時計や複雑なIC回路などの人工構造物のように、その機能が各部分の器官の機能の単純な和として機能しているわけでありません。脳の機能は身体の総体的な機能全体のバランスの中で機能いています。すなわち、脳は「全体は部分の和よりも大きい」すなわち、脳の総体的な機能の全体は、各部位の部分の和よりも大きいものとして機能しています。ですから、
「科学者が脳だけを取り出して脳を生かせる装置を作って、その脳に電気信号を送って仮想現実を作り、それを認識させれば脳は、それを現実のものと思うはずだ。」
という設定そのものが、現実の脳の機能を論じるのに全く意味をなさない設定になっています。だから、野矢茂樹氏が何に苛立っているのか私には理解できません。
No.17
- 回答日時:
★(№15お礼欄) デカルトの〈我思う、故に我あり〉も脳内の作業。
☆ ここでも デカルトの阿呆! と 一度ははっきりと言っておかね
ばなりません。
そのコギトの命題は 何の意味もありません。《わたしが考えたら そ
れはわたしが考えたってことだ》と言っているのみです。
批判は 次のようにおこないます。
【Q:デカルトの「我思う故に我あり」は間違ってないと肯定出来る方
はいますか?】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9157259.html?pg=1&i …
☆ その回答№5です。
デカルト・カント・ショーペンハウエルが、兵庫県の民謡のデカンショ節で、学生歌として歌われていましたね。
今はどうなんでしょう。
そのデカルトがブラジュロンヌさんにとっては、アホですか。
きびしいですね。
有り難うございました。
No.15
- 回答日時:
★(№10お礼欄) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
質問の意図は、懐疑論者に対して、
この世の現実は夢ではない、
と証明するにはどのような回答があるのだろうか、と云う事なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ ですから 仮りに《この世の現実は 夢であった。夢なのである》
と成ったとしましょう。
だとした場合・だとしても そのようにその人が自己表現をおこなっ
ているからには・おこなっている限りで その表明したことの内容が
現実である・・・となります。
言葉のもんだいです。表現の妙です。自己表現が成されたなら――そ
の人の〔存在の中軸を成す〕意志が明らかにされたとするからには
そのことにおいて・そのことが―― 現実である。
現実の人間の実存(現実存在)である。
そう言う以外には――少なくともいま現在において―― 理解するす
べはありません。
懐疑論をいだいた現実の人間がそこにいる・・・ということです。
懐疑論といったあたまの中の観念が 現実の世界を凌駕することはあ
りません。
この公理に不満を持つなら そのための批判を終えてから 懐疑論を
主張するのがよいでしょう。
懐疑論を持っても よいのですよ。いくつかある見解の内のひとつだ
とみとめることが 先決です。
回答を読みながら考えました。
私は懐疑論者ではないので、何とか「証明」する手段はないかと。
バーチャルメガネと云うのがあって、それをかけると仮想現実を体験できるようです。
視覚と聴覚に情報を与えて、仮想現実を体感させると云う。
でも触覚への刺激は無いようです。
だから、メガネを掛けていると云う情報は、それを支えている頭や手を通して脳に伝わっているので、身を以て仮想現実の世界には入れなさそうです。
と云う事は脳の中だけでの“出来事”ですよね。
デカルトの〈我思う、故に我あり〉も脳内の作業。
朝、目覚めたら洗面し朝食をとる、という肉体の生命活動は無視されています。
これに私は注目しました。
デカルトは精神と肉体とを峻別したとか。
これがいけなかったのではないでしょうか。
どう思いますか。
ブラジュロンヌさん。
No.13
- 回答日時:
この質問は読解力のテストだったのですね(笑)
それも随分簡単なはずの。
はい、私も間違えました。
いろいろ恥ずかしい。
まあ野矢氏が野谷氏になってる誤字に眼が奪われたせいもありますけども。
No.12
- 回答日時:
いわゆる「世界シュミレーション仮説」の亜流ですね。
一応「シュミレーション仮説は否定できる」という論理があります。
それは
① この世界がシュミレーションだとすると、すべてのリソースは時間の最初から最後まで無限に必要になる
② 無限のシュミレーション機器は(この世界の物理では)作れないので、シュミレーション仮説は誤り
というものです。
で、
③シュミレーションを行うにはどこかに制限が必要になる
④今のところ制限(限界)は見つかっていない
⑤シュミレーションに制限を設けないことができるなら、それは現世界の原理とは異なる原理によって動いている世界の者がシュミレーションを行っていることになる。
⑥そうなると、この世界と全く異なる物理現象の世界は論理的に肯定も否定もできない
⑦そもそも物理現象が異なる世界で行われている場合、それを「シュミレーション」と呼んでいいかも議論が必要
となります。
シュミレーション仮説はそもそも一神教の影響をかなり受けていて「この世界を作ったのは『大いなる力』」という考えから「誰か(大いなる力または神)のシュミレーション」という発想がでているわけです。
良くは分かりませんが、意識と云う事に付いて考えてみる事になりました。
人間以外の生物は、認識能力はあってもそれを意識する能力はない、と云えるかと思います。
厳密には、鏡を見て自分と分かる動物には意識能力がある、と云えるのかも知れませんが。
人は、認識したこの世界を意識する事によって、理性の働きを通して動物性的な生物から人間性的な生物へと発達したのだと思いますが、その認識は心の作用なので心が無ければ、無と云う事になります。
他者にとってのこの有の世界も、生まれる前は何もなく死後も無い、と云う事です。
その世界に生まれた人の命を宇宙的時間から見れば、それはほんの一瞬。
この一瞬に受ける心の認識なんて夢のよう。
こんなことを思いました。
有り難うございました。
No.10
- 回答日時:
★(№9お礼欄)
野谷氏が云っているのではないので、氏に阿保か!とは云えません。
☆ ということは 野谷氏の見解をあなたが解釈した内容は あきらかに
まちがいである〔ゆえに 野谷氏とは関係ない〕ということですか?
いづれにしても 現実は夢であるという命題は そういうひとつの――そ
の人にとっての〔まちがった〕――現実理解です。
夢なる概念が 現実を包み込み支配することは ただの空想です。
空想をえがくのも ひとつの現実です。
野谷氏は、質問で取り上げた懐疑に対して否定する材料が見つからない、と云って苛立っているのです。
何とか証明したいのだが、悔しいけれど出来ないと。
このことから、野谷氏は懐疑論者ではないと思へます。そして私も、です。
質問の意図は、懐疑論者に対して、この世の現実は夢ではない、と証明するにはどのような回答があるのだろうか、と云う事なのです。
思い込み、ではなく「証明」です。
有り難うございました。
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訂正です。
野谷茂樹氏は野矢茂樹氏の誤りでした。
申し訳ありません。
結論めいたことをここに記してみようと試みたのですが、どうもうまくまとめられません。
だから、諦めました。
ただなんとなく、この体の存在自体が夢でない事の証明になるのかな、という感じです。
もっとも、諸行無常と云った意味での“夢”ではないことも承知していますが。
皆さま、回答を有り難うございました。