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プラナーを手に入れたのですが、市井で言われている程写りが良くなく一寸がっかりしております。ひょっとして所謂「ハズレタマ」を入手してしまったのかと思い、此方で質問させて頂く事にしました。


小生の玉は時折良い写真を作ってくれるのですが、ほんの時々です。大抵が並みの写真になります。
開放絞りでは綺麗なぼけが出て、その点は気に入っているのですが、11・16まで絞り込むと全くダメです。何と申しますかあまり色が出ず、全体的にぼやっとした印象になってしまうのです。


皆さんのプラナーもこんな感じなのでしょうか?
もしも私の玉が普通なのでしたら、
・うまく使うコツ
についてご参考までにご意見を頂戴したく存じます。

また私の玉が「ハズレタマ」でしたら
・アタリタマを見つけるコツ
についてお教え頂ければ嬉しく存じます。


ちなみに小生のものはAE(J)の玉で、ボデーは139です。上の様な理由から開放と中間絞りをメインに使い、絞込みはどうしようもない時以外使わないようにしております。


愚問を最後まで読んで下さり有難うございました。

A 回答 (2件)

プラナー50mmF1.4を数本持っていますが、その中では固体による差はありません。


品質管理はかなりしっかりしているようですから、元からの「ハズレ」は無いと思います。
が、中古で購入されたのでしたら、
使用中に問題があって一度バラしたなども考えられます(後述あり)。

それよりも、レンズの設計思想の違いによる部分が大きいかと思います。
プラナーに限らず、レンズは1~2絞り絞った状態の描写が最良と言われていますが
その中でもツァイスのレンズは、特に絞り開放付近の描写に重点をおいて設計されているようですから
その部分が優れているぶん、絞り込んだ時の描写が犠牲になっているのかもしれません。

逆に絞り開放付近であまりパッとしないレンズが
F8~11辺りから見違えるような描写をすると言う場合もよくあります。

特にプラナーの50ミリはF16が最小絞りですから
「回析現象」という、小絞り時に発生する描写の劣化現象も大きくなって
俗に言う「線の太い」描写になってしまうのは避けられないと思います。
実際に私の50mmにもあります。
プラナーだけでなくズミルックスでもニッコールでもそうです(すべて使っています)。

「レンズの描写を優先して絞りを選択する」と言うのは、
それによって撮影対象や撮影機会を狭めてしまうようでしたら本末転倒かとも思いますが
ご質問者がアマチュアの方でしたら、そんな不自由を楽しむのもいいかと思います。



「ツァイス」というブランドにあまり大きな期待を持たないほうがいいかと思います。
「日本で組み立てているから」などと言うヤボは言いませんが、
雑誌などの評価は、まず「ツァイスだから」という部分が先にあって
それに合わせた言葉を選んで講評しているような感じも見られます。
実際に作例写真の評価として「ボケが綺麗」などというものがあっても
「いったいこれのどこが綺麗?」というものも少なくないです。
雑誌は所詮「読み物」ですから、そうしたブランドイメージが先にあって、
そこから記事を展開していくというものアリだとは思いますが
それに囚われすぎると、見えるものも見えなくなってしまいます。



(後述部分)
レンズにチリが混入したりカビが発生したりした時に
所有者がレンズを分解して清掃をするような事もたまにあるようですが
再組立の際に光軸の調整などがどれくらいので精度でされているか疑問です。
分解の順序を遡れば再組立のカタチはできますが、
それは表面を整えただけに過ぎませんから、
そうして再組立されたものの中に「ハズレ」が発生することもありそうです。

光軸が偏心している場合、特にレンズの中心部分を使う小絞りで
影響が大きいように思います(専門家ではありませんので、想像です)。
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この回答へのお礼

ご解答頂き有難う御座います。
小生なりに色々調べ、小生としてはakiyutaka様の仰る、

>ツァイスのレンズは、特に絞り開放付近の描写に重点をお
>いて設計されているようですからその部分が優れている
>ぶん、絞り込んだ時の描写が犠牲に>なっているのかも
>しれません

といった結論に達したのですが、心のどこかでツァイスに対する過度の期待もあり、自分のレンズがおかしいという可能性も捨てきれず此方で質問をした次第です。おかげさまで疑問は氷解されました。


小生としてはカメラは所詮趣味ですので、akiyutaka様の仰るように、被写体を選んでこのレンズの特性を楽しんでみようかと思います。

有難うございました。

お礼日時:2004/12/04 01:57

写真を見ていないので一般論としてアドバイスさせていただきます。


プラナーは絞り開放から2.8の時にその個性を発揮すると思います。
プラナーに限らず、レンズの解像力、コントラストが最も高くなるのは絞り5.6から8です。
それ以上絞ると、光の回折現象で解像力が落ちます。しかし極端に解像力が落ちるわけではではありません。

>11・16まで絞り込むと全くダメです。何と申しますかあまり色が出ず、全体的にぼやっとした印象になってしまうのです。

開放付近では良いのに絞ると極端に移りが悪くなる原因として思いつくのは以下のようなことが考えられます。
・レンズ中心部に問題がある。
・絞り値によって焦点が移動する。
・絞り羽に問題がある。
・手ブレを起こしている。

>アタリタマを見つけるコツ
私の場合、中古レンズを購入する際に以下のチェックを行っておます。
・外観に強くぶつけた痕跡がないこと。
・カビが発生していないこと。
・絞り羽が絞り値に対応して正常に動作すること。
・レンズ明るい方、または電灯に向けてもレンズ内部の反射が少ないこと。
・後玉に傷、汚れ、コーティングむらがないこと。

自分がフィルムになったつもりで、後玉からの確認を重視します。

私ののG用のプラナーはG用でしが、絞り開放付近の描写が良く、5.6~8では普通のレンズに毛が生えた程度と言う印象です。
残念ながら、プラナーで絞り11以上を使用したことがありません。
被写界深度を深くしたい時は、Biogonを使用します。
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この回答へのお礼

ご解答、誠に有難う御座います。お礼が遅れまして申し訳ございませんでした。

解像度が最も高いといわれる5.6あたりを多用していたのですが、camera_oyaji様の仰る2.8を今度試してみようと思っています。

中古レンズも結構行き当たりバッタリで買っている事が多いですので、次からはcamera_oyaji様の教えて下さった方法で念入りにチェックしてから購入しようかと思います。

有難う御座いました。

お礼日時:2004/12/04 02:04

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