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今、ピーター・リンチの「株で勝つ」という本を読んでいます。その前からもかねがね気にはなっていたのですが、外国の書物って表現の仕方が何かこう、背負ってるような、格式ばった言い方をする著者が多いような気がします。日本語に翻訳する仮定で、そういう表現になってしまうのか分かりませんが、少なくとも本書は文学書ではないはず。

引用「典型的なアマチュア投資家が典型的なプロのファンドマネジャーに対して優位性を持っていることについて、私の確信はいささかも揺るいでいない」

一瞬何が言いたいのか、分からず、三回くらい読み返しましたが、素直に、


「典型的なアマチュア投資家のほうが、プロのファンドマネージャーなんかよりもむしろ、ずっと市場に対して優位的なんだ。私はそう確信している。なぜなら・・・(以降はつらつらと)」と書いてほしいものですが、外国の本は、多少このような書き方がされています。


「ここに偉大なレッスンがあるのだよ」→マスターの教え
 →偉大なレッスンなんて言葉は、日本の偉い人(大臣、会社経営者、大学教授、会社の上司や重役など、言い回しに凝っているひとでもあまり使いません。)
「ここにすばらしい教訓があるのだよ」→よみやすい(私だけか?)

※特に大学で英文学などを勉強した人、イディオム等に精通した方から見たら、英米では当たり前の表現なんですかね。

(本書への批判ではありませんことあしからず)

A 回答 (3件)

翻訳者のジレンマですね。

原文に忠実に訳そうとすると、文法構造が違うので、日本語として不自然なところが出てきてしまう。日本語として「こなれた」文章にしようとすると、意訳になり、原文のニュアンスと違ってしまうことがある。
文学作品の場合は、翻訳された日本語の洗練度合いも重要になるので、翻訳者がよくよく吟味して翻訳することが多いでしょうが、やはり翻訳者の方針やクセというものに左右される要素は大きいです。翻訳者の日本語の感性の問題もあるでしょう。
文学作品ではない実用書の場合、特に実用書の場合、翻訳出版までのスピード勝負になることが多いです。こなれた日本語になるように細かく検討・吟味するよりも、日本語としては少々不自然でも、直訳に近い翻訳ですぐに出版する、ということのほうが(出版社の事情として)大事になるでしょう。もちろん、そういう翻訳の場合にも、翻訳者自身の日本語の感性の問題は大きいです。
例えば映画字幕の翻訳でも、娯楽アクション作品が得意な翻訳者と、格調高い文学系作品が得意な翻訳者とがいて、アクション作品の翻訳が得意な人が文学的作品の字幕翻訳をすると、ときどき、違和感ありまくりの珍妙な訳語が登場することがあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。文法の言い回し、翻訳から出版までのスピード、訳者の感性などもあるのですね。だから原文をそのまま読める人は、多分それはそれですっと入っていけるのかもしれませんね。

お礼日時:2019/06/09 23:45

他の方が言うように翻訳者の感性もあると思います。



それと同等に、版権というか著作権というというか、そういう権利関係の面倒な問題もあります。
あまり意訳して崩してしまうと「これは私の文章でない」と原作側から突っつかれることがあるのです。
翻訳者は、版権を取る際に取り決められた範囲からはみ出すことは許されないのです。
(あまりこの種のエラーを起こすと干されることもある)
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外国の書物は、翻訳者の感性や、日本語のチョイスに左右されます。



日本語は表現が豊かな言語ですし、それだけに翻訳は難しいのかもしれません。
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