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『FOOD INC. 』と言う題名の10年ぐらい前のアメリカ映画を見ていたら、モンサントと言う企業が遺伝子組み換えのトウモロコシの種子を開発し、この種子はある農薬に耐性が強いので、その農薬を散布すればトウモロコシ以外が枯れて、結果、モンサントのトウモロコシが地中養分を独占できるために、単位面積当たりのトウモロコシ収量が激増して、利潤追求の農家は皆このモンサントの種子を買うよになったが、モンサントは毎年農家に種子を購入してもらい自社の売り上げを維持するために、この種子から生育したトウモロコシからに農民が自分で種子を採取して翌年に使用することを禁じているそうです。

このドキュメンタリーの中で、モンサントによる種子の独占をよく思わない農民たちが少数ながら居て、彼らの為に「種子の洗浄」サービスをして回るお爺さんが出てきます。「種子の洗浄」をする機械をトラックで牽引しながら注文のあった農家を訪れて「種子の洗浄」をして回るお爺さんが「昔は同業者が各郡に何人もいたのだが、今や州全体で6人にまで減ってしまった」と話していました。

私は「種子の洗浄」という作業を知らないため、どうしてモンサント社の種子独占に対する対抗手段になっているのか分からず、ドキュメンタリーの文脈自体がイマイチ消化不良でした。

モンサント社の種子独占とその対抗運動に詳しい方、あるいは、ご自分で「種子の洗浄」をやっている農家の方より、この映画の文脈を理解できる様にご説明いただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

種子の洗浄とはいわゆる自家採種のことです。

全部を収穫しないで翌年のために実から種子を取るために実から余分なものを取り除き「洗浄」し使える種子を選別します。この作業は昔ながらの種子ならなんの問題もありません。モンサントへの対抗になるでしょう。いっぽう、農家はモンサントから購入した種子で収穫した種子を播種してはいけないという契約をしたうえで、種子を購入します。モンサントの種子の「種子の洗浄」は契約違反になり、農家は必ず毎年新しい種子を購入しなければなりません。ダイズ、トウモロコシの種子はほとんどがモンサントの遺伝子組み換え種子になってしまった現在では「種子の洗浄」はビジネスにはならず、それどころか訴えられます。モンサントはGM種子開発のために多額の投資をしているのですから当然のことです。種子の独占により食も独占されることになります。場合によっては意図的ではなくモンサントの花から飛んできた花粉で受粉した種子から栽培しても訴えられる可能性があります。
「種子の洗浄とは?」の回答画像1
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この回答へのお礼

なるほど。
お陰様で、映画のストーリーがくっきりと理解できました。

どうもありがとうござました。

お礼日時:2019/06/16 23:04

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