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中国がアメリカに対してレアアースを切り札にしているがアメリカの対応はどうなっていますか?
また、仮にレアアースの輸出規制が行われた場合アメリカに及ぼす影響と世界に及ぼす影響を教えてください。

A 回答 (4件)

産業のビタミンとも言われるレアアースはいまの産業(とくにハイテク製品)には欠かせず、中国が全世界の産出量の7割以上を占めています。

かつて中国がレアアースの輸出を禁止したときは世界が震え上がりましたが、世界貿易機構(WTO)への提訴で中国は敗訴し、輸出の再開がされて胸をなで下ろしました。でも、禁輸が続いていると、ハイテク産業発展の足を引っ張られていたと見られます。

中国がアメリカにレアアースを輸出規制すると、アメリカは在庫などを使って一時的にはしのげるでしょうが、長期化するとボディブローのように効いてくると思います。いずれにしてもレアアースを切り札に使えば中国の優位性が高まることは間違いありません。

実は中国は電気自動車の国内台数はすでに世界一になっており(中国は電気自動車大国です)、未来の自動車は中国が世界を席巻するとみられています。電気自動車の製造面では中国が世界一なのですが、技術面では日本が世界の先端を走っています。そのため、電気自動車の製造は中国、その技術開発は日本として、水面下で日本と中国が手を結び、国際規格を作って世界に広めようと画策しているんです。

そしてその電気自動車の技術開発にも製造にもレアアースは欠かせないんです。もしアメリカがレアアースを入手しにくくなれば、長い目で見ればアメリカはハイテク産業ではハンディを負うはずです。
そのことを承知して少々のコストがかかっても、代替材料の開発に乗り出そうとしています(その答えが見つかるかどうかは分かりませんけれど)。
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そもそも「禁輸」って言うのは、諸刃の剣です。


かつて中国は、尖閣諸島問題などで関係が悪化した日本にも、経済制裁的にレアアースの禁輸を仕掛けたことがありますが、最終的には撤廃に至っています。

撤廃に至った理由は、
・日本が代替素材の開発や、レアアースの回収などに努めたこと。
・中国以外の産出国から調達を始めたこと。
・それらの結果、中国内でレアアースの在庫過多や市況下落に陥り、中国のレアアース業界が大打撃を受けた。
などです。

すなわち、世界的なシェアを誇る原材料を、輸出規制の対象とする様な経済制裁は、一時的には相手国に混乱を招くなどの効果があるものの。
それで相手国が音を上げなかった場合、長期的には自国経済に跳ね返ってきます。

ビジネス的に言えば、安定したサプライチェーンじゃなければ、いずれはサプライチェーンから引きずり降ろされる運命と言うことです。
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姑息な考えでありそんなモノは他の国でも調達できます、そのお礼返しにもっと悍ましい結果が待ってます。

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>レアアースを切り札にしているが・・・



 切り札にならない
そもそも、中国のレアアースは、
中国の生産シェアが高いだけなのだから・・・

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16332
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