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人は必ず思考や観察の対象に名前をつけますが,名前を知ると安心してしまうことと関係がありますか?

A 回答 (4件)

人間は思考の対象、あるいは認識の対象に対して必ず命名します。

言い換えれば
、命名しない限り認識、思考の対象として扱うことが出来ないわけです。

名前を知ると安心するのは無意識の領域でその対象が、得体の知れないものから
そうでないものに質的に変わるからではないでしょうか。

人間の名前の場合で考えると、その人の名前を知る前から、ヒト、人間、男の人
、女の人、老人、高校生、などという名前がついているわけですが、その人の名
前を知ると"ヒト"とい抽象的、集合的な存在から、もっと具体的、個別的な存在
へと変わるわけです。つまりは、名前を知ることによって、単なる"ヒト"に"個性"
が与えられるわけですよね^^無意識の領域で、"ヒト"よりも一歩理解の進んだ存
在として、質的に変化する(認識される)ので、安心感が生まれるのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

どうもご丁寧に解説していただき誠にありがとうございました.

お礼日時:2004/12/15 09:01

人は物事に名前を付けたり、


物事の名前を知ることにより、
その物事を認識します。
認識していない物事に対して、
思考や観察をすることは出来ませんので、
必ずそうなります。
       
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/12/14 16:30

思考や観察の対象に名前をつける、というよりも、


名前をつけなかったら、思考や観察をスタートできないのです。

思考は言葉で出来ています。言葉とは、うんと簡単に言えば名前の集合体です。
何かについて思考を始めるためには、まず、その「何か」が、言葉になっていなくてはなりません。言葉になって初めて、思考の土俵の上に乗せることが出来るのです。言葉になっていないものは思考不可能です。これはつまり、「数字で表せないものは計算不可能です」と言うのと同じです。

*

と、論理学からの回答をしてみましたが、質問者様の知りたいのは、社会現象などに、「パラサイトシングル」「ニート」「負け犬」等もっともらしい名前をつけてしまう人の心理ってことなのでしょうか。

もちろん、いちいち「30代の女性で働いていて未婚で子供のいない人」なんて長ったらしい説明をするより「いわゆる負け犬」と短く言ってしまったほうが手間が省けて楽、という理由もあります。
また、名前を付けたら理解したような気になって安心する、という理由があります。

ただ、この安心の根源には、さきほど書いたような、「言葉で表せないものは思考できない」という思考の構造があるような気がします。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/12/14 16:32

心理学の分野からはわかりませんが。


夢枕獏「陰陽師」(最近映画化されたヤツです)の中で、「名前というものは最も短い呪である」という話が頻繁に出てきます。作品の最初のほうです。
説明が難しいので、読んでください。すみません。
たぶん、この辺が回答に該当するのではないかと思いますが。
他にも出典があっての話題かもしれませんが、私はこれしか知らないので。参考までに。
漫画にもなっているので読みやすいかと思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます.

お礼日時:2004/12/14 16:38

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