A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
No.2です。
「今後」ということで、意図的に「原子力」は除外しましたが、ここ数十年という範囲では、すでに建設してしまった原子力を減価償却できるまで使うのが現実的だと思います。多くの方が誤解していますが、「ドイツは脱原発」なのですが、現在ある原子力発電所は寿命が来るまで使うという現実的な政策をとっています。ということで、ドイツでは原子力発電所は現在も稼働中で、2016年で 13%、2017年で 11.6% の電力を供給しています。決して、すぐに「原子力や~めた!」ではないのです。
あとは、ドイツは石炭算出国であり電力の約40%を石炭火力でまかなっています。そこが「資源のない」日本とは違うところ。(さらには、電力が不足すれば、隣の「原子力比率72%」のフランスから電力を買うこともできます)
残りが「再生可能エネルギー(33.1%)」「石油・ガス(18%)」などです。
「再生可能」の内訳は、2017年で「風力:16%」「太陽光:6%」「バイオマス:8%」「水力:3%」です。
http://ieei.or.jp/2018/06/takeuchi180622/
https://www.renewable-ei.org/activities/column/2 …
質問者さんは
>原子力→核のゴミや何かあった時どうするか+燃料
と書かれていますが、「核のゴミや何かあった時どうするか」は世界各国で共通として、
「燃料」に関しては、すでに国内に大量に存在することを知っていますか?
それが「福島」にも大量にあって「搬出」が必要な「使用済燃料」です。これは「核のゴミ」と思われていますが、そうではありません。その中には燃料として使える「プルトニウム」が大量に含まれているのです。
青森の六ケ所にある「再処理施設」に持って行って再処理すれば、この「プルトニウム」を再利用できる形で取り出すことができます。現に、すでに日本は約 47トンのプルトニウムを保有しており、「原爆に転用されるのではないか」(原爆6000発分!)と海外から懸念されています。さらに、六ケ所では「年間8トン」のプルトニウム抽出能力があり、その原料となる「使用済燃料」は日本中の原発構内に保管されています。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4054/index …
https://globe.asahi.com/article/12688975
これらのプルトニウムは、本来は「もんじゅ」型の「高速増殖炉」で使う予定だったのですが、開発の予定が立たないことから一般の原発で「プルサーマル燃料」として使われ始めています。
これらの「再処理プルトニウム」は、原料となる「使用済燃料」も含めて国内にある「国産エネルギー資源」です。おそらく数十年分はすでに国内にあります。
その意味で、現状すでにある原子力エネルギーは、安全に使える範囲で最大限に活用すべきだと思います。国産エネルギーですから。
こういった現状を踏まえた上で、「エネルギーのグランドデザイン」をしていく必要があるのだと思います。
No.2
- 回答日時:
エコ、再生可能という意味では「太陽光」「風力」といいたいところですが、
・太陽光:なにせ「実時間」で得られるエネルギー量が少なすぎます。化石燃料は、それこそ数億年分の太陽エネルギーを凝縮していますが、リアルタイムの「太陽光」はそれ限りです。
宇宙空間の広大な面積に太陽光パネルを広げて、そこから地球に電力を供給できるシステムが実現できれば「量」の問題は解決できると思いますが、その「投資」は無理でしょうね。
・風力:ヨーロッパでは歴史的に偏西風による「風車」がありましたが、日本にはそういう伝統がありません。つまりは、安定して使い物にはならないということです。一部の補助的な電源にはなると思いますが、やはり「量が足らない」のはどうしようもないでしょう。
・日本で歴史的に最大の「再生可能エネルギー」は「水力発電」です。安定した降水量と急峻な河川があるので、日本という立地条件には最も適していると思います。ただし、これも「量」的に全エネルギーを賄うには少なすぎますし「自然破壊」も発生します。すでに古くなったダムの貯水量を回復・再生するなどの対策も必要かと思います。
・日本の立地条件で最も多くの可能性が残っているのが「地熱」でしょうか。世界的に日本以外ではあまり需要がないので、日本が率先して技術開発と安全な電源開発を進めていけば、一定量の電力供給にはなると思います。
「温泉」などの利権や観光資源とのバランスを見ながら、現実的な開発計画を立てていくべきかと思います。
・理想的な「核融合」は、研究開発・実用化技術を継続して進めるとしても、おそらくあと50年はかかるでしょう。ひょっとすると来世紀? それまで「核戦争」が起こらずに人類社会はもつでしょうか?
ということで、
・まずは、総エネルギー消費量を抑制する。
・大都市一極集中を「分散」型にして、エネルギー需要も分散化する。
・「水力」「地熱」「太陽光」「風力」などの再生可能なエネルギーを使いつつ、石油・天然ガス火力、ゴミ燃焼火力、原子力など使える範囲で使っていく。
・1つの「これ!」という特効薬はないと思うので、「使用量の抑制と実現可能な電源開発」、究極の解決を目指す「核融合」の開発を継続的に進めていく。
という「社会全体のエネルギーグランドデザイン」というものが必要でしょう。特定の業界・企業の利権を優先するようなものではなく、もっと中立で国民的視野に立ったもの。
No.1
- 回答日時:
自然環境保全という面からでは、やはり太陽光熱利用が一番です。
何しろ、太陽の寿命が続く限りは、
使い切れないほどのエネルギーを地球に注がれており、利用料が無料です。
米国では、広大な砂漠の太陽光熱を利用して水素を生成し、
パイプラインで都市部に輸送しています。メタル送電は効率が悪いからです。
日本もユーラシア大陸との共通化接続をすれば、24時間の太陽光熱利用が可能です。
コスパは普及が解決してくれます。1時期のコスト高であきらめてはいけません。
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