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音楽の質問です。ある管楽器の基礎的テキストの小品ですが、前半4小節のコード進行の解釈が出来ません。どなたか、合理的な解釈をお願い出来ませんでしょうか?よろしくお願い致します。
Key Gmajor 4/4 8小節

GonC | DonC | GonB | GonF |

Am7 | D7 | Gsus4| G ||

の前半部分、まず、GonC | DonC |のペダルトーンのCですが、これはどんな機能になりますか?2小節目の方は理解できますが、1小節目のGに対してのC音はアボイドにはならないのでしょうか?実際に音鳴らしても、けっこう濁って聞こえますが、よくあることでしょうか?

あと、3、4小節目のペダルのBとFの出どころの根拠はどこにあるのでしょうか?小1時間程、けっこう考えたのですが、自分で導き出せません…
とはいえ何とか考えたのは、BとFのペダルトーンの出どころを9小節目のAminorのキーで考えると、それぞれの音はIIとⅥのサブドミナントマイナー的な位置づけが出来はするのですが…合ってるのかを自分で判断出来ません…
それと、この2小節は聴こえて来るサウンド的には転調した感じですか?

この辺りの事、何卒ご説明お願い致します。m(_ _)m

質問者からの補足コメント

  • あ、すみません!Ⅳ調でした。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/02/14 09:17

A 回答 (2件)

お礼のご質問を拝見させていただきました。


1、なぜ私がⅣ調と考えたのか?の根拠ですが感覚です。でもそれだとスッキリしないと思うので、理論的にいえば4小節目のG/Fです。何調かを2択まで確定するのは一般的にドミナントが一つで十分です。例えばG7がパンと鳴ればその時点で可能性としてkeyCまたはCmの2つしかないと思って良いです。例え①G7→Cとか②G7→А♭とか次にトニック系が顔を出さなくても、はたまた③G7→D♭7なんて進行したとしても、G7が響いている時点では2択の調判定のみが理論的に確定します。KeyがCかCmかは①ならCだったんだ。②ならCmだったんだな③ならどっちか正体を現さないで過ぎちゃった。という感じでG7の後続和音がでた時点で結果として判断されるわけです。
③はCかCmかは正体不明ですがあえて確定させたいのなら前後の近親調関係で近い方で判断すれば良いわけです。
そんなわけで、そのkeyCと確定した4小節目から3,2,1小節と逆算していけば良いわけです。大事なことは解釈ってあくまで現象ではなく結果ですね。なので小節の後ろから前へ辻褄を合わせようが自分が構造を納得できて実を食べれれば良いわけです。
なお私は理論的には2小節目のドッペルドミナントは偶成和音として解釈しています。
 
2、なぜkeyGなのに冒頭からCから借用するのか?という質問ですが最終的には作曲者に聞かないとわからない所ではあります。ただ、これは長い曲の一部の8小節なのか元々8小節しかない教科書的サンプルなのかは判断できません。でも普通は後者の様にこういう始まり方の曲はあまりないです。教育的な意図があるのでしょうかね。学習者に意表を突きたいとか。普通の曲ならⅣ調への進行は曲の終盤でよく使います。理由は色々あるのですがⅡ→Ⅴ7→Ⅳ調Ⅴ7と突入させ低音の保続音を発生させる手法は仰るとおり作法の慣習としてバッハ時代から現在のポップス、ジャズまで幅広いジャンルで浸透しています。
 
3、ひとつ言葉のことですが保続音(ペダル)とバス(ベース音)を混同されているようです。理論上「ペダル音」はスケール上の主音か属音をずっと伸ばしっぱなしにする手法のことです。前者は曲が始まった直後、後者は曲の終盤で良く使う手法ですね。
最後に解釈は音楽ジャンルによって1番適した道具を使うのが大事です。例えばジャズっぽいのか、ポップスなのか、クラシックなら時代はどこなのか、 先程G/F→Am7がヘンだと書きましたが、ベースがチョッパーでギターがカッティングしているみたいな曲であれば今までの話が全く別になって来ますよね?理論解釈してそれをどう取り込むのか?それで本当に音楽がわかったのか・・??そこを良く吟味し、やっぱり聞こえて来る音だけがすべてやな~!に帰ってくることが何より大切と思います。
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この回答へのお礼

Aki2756さん、こんにちは。
お礼の返信遅れまして申し訳ございません。

土・日が週のうちの1番立て込んでいる日で、落ち着いて返信出来ないので、今日になってしまいました。

前回に引き続き、更に丁寧なお答え頂きまして、誠にありがとうございました。根拠の導き方の手順といいますか、考え方を理解?整理する事が出来ました。とはいえ、まだまだ分かってない部分、知らない事が多いなとも思い、そこに関しては、自分で今後、もっとたくさん分析して、様々な進行や手法に対しての理解力を上げていきたいと思います。

前々回のAkiさんの最後の言葉に、
コード機械的に〜という言葉がありましたが、そこに対してはその部分だけに価値を求め過ぎないようにしないとはいけないと、気をつけようとは思っております。

ただ、私はクラシック畑出身ですが、今も現役の演奏者・指導者として、地方都市で活動を行っているんですが、例えば、学生や習いに来る方々に教えたりする時に、ある時から(元々はズーッと思っていた事でもあります。)お金をもらっている以上、ある根拠に基づいた、確実な言葉で音楽を伝えていきたいと考えるようになりました。私を含め、多くのクラシック界の器楽、声楽のレッスンは、今持って、(ほとんど)先生の気分というか、そのまた先生がそう言ってたから、そう伝えているといった、根拠に基づかない伝承がまだまた一般的なのが現状だと思います。(あくまでも私の私見です。)

それではいけないと、色々学んでいくうちに、やはり和声的な背景に基づいた分析は、音楽の表現において、かなりの精度で音楽の表現の根拠となりうると思った次第で、それで、何年か前からですが、コツコツと曲を分析する事を熱心にしています。ま、それでも今回の比較的単純な曲にも対応出来てない状態ですが…

ま、そんな感じで、もしかしたら不毛な事かも知れないですが、私は、これが音楽を味わう事の核心だと思ってやっていこうと思っております!

ありがとうございました!
また何か、本当にわからないことがありましたら質問出しますので、お時間と機会ありましたら、ご協力頂ければ幸いに存じます!

     m(_ _)m

お礼日時:2020/02/17 12:37

まず解釈は色々あるという前提でお話しします。


keyはGですが、私なら最初の4小節間はkeyCから始まる、またはkey GからみるならⅣ調からの借用と考えます。
アボイドと仰ってますが、key Cの主音の保続に乗っかったⅤと考えるとスッキリしませんか?

なので2小節目のD/Cはkey Cのドッペルドミナントですね。で3小節目は Ⅴの第1転回→4小節目でV7の3転でkey Cのドミナント→Ⅵですね。

でそのⅥをkey Gで読み替えればⅡ→Ⅴ→Ⅰという感じの構造です。

ただ個人的にはG/F→Am7ってあまり良い感じがしません。

これは何かの教科書の問題なのかわかりませんが、コードを機械的にならべるの勉強が無駄だとは思いませんが、音楽としては実体がないものだということには常に注意が必要です。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

Aki2756様

おはようございます。
丁寧で明解な回答、ありがとうございました。
おかげさまで、ほぼほぼ溜飲が下がりました。

あ、すみません、実はこの曲にはメロディがあったのですが、そちらもお知らせしてた方がよかったですよね?一応、遅ればせながら、メロディも記しておきます。
全て二分音符で、

(第3線)B (短二度上)C| (第3線)B (長二度下)A|(第2線)G (長二度上)A| (第3線)B 二分休符|

(第3線)B (短二度上)C| (第3線)B (長二度下)A|(第2間)A 二分休符| (第2線)G 二分休符||

何がほぼほぼかと言いますと、Aki2756さんのおっしゃった、Ⅵ度調からの借用と分析された根拠はどこにあるのかを今一度、ご質問したいのです。それは、ペダルトーンの流れによるものなのか?経験から何となく分かるものなのか?

あと、もう一つとても疑問なのですが、なぜKeyをGにしておきながら、Cから借用する形を取るのでしょうか?終止がGで終わるから、KeyはGにしただけなのでしょうか?それとも作曲の慣習として、こういった表現方法を織り混ぜることが、ある種の作法的な感じになっているのでしょうか?

すみません、もしかしたらどうでもいい事かも知れませんが、出来れば正確に理解したいと思ってますので、ほんとにお時間ある時で構いませんので、ご協力頂けますなら、ご教示願えればと存じます。

お礼日時:2020/02/14 09:12

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