電子書籍の厳選無料作品が豊富!

中国では民主主義はどうやって教えられていますか?
こうやって「民主主義の方が良いと思うはずだ」と思うのも、日本人だからでしょうか?
共産党の主権地域で生まれ育った中国人はそんなこと思ってないんですかね?

A 回答 (5件)

中国では民主主義はどうやって教えられていますか?


 ↑
民主主義というのは、君主主義に対する
概念です。
中国は君主主義ではなく、国民が主人公の
国ですから、あれでも民主主義なのです。
だから、国名も「中華人民共和国」
になっているのです。

中国の民主主義は、先進国のそれとは違う形の
民主主義なのです。
どこが違うか、といえば表現の自由と
選挙制が無い、というところです。

温家宝元首相が言っていました。
「中国で、先進国のような民主制を敷いたら
 社会がまとまらなくなってしまう。
 まだ早い」

北京大学入試問題でこんなのが出されたことが
あります。
「先進国型民主制よりも、我が国の民主制が 
 優れていることを論証せよ」





こうやって「民主主義の方が良いと思うはずだ」と思うのも、
日本人だからでしょうか?
 ↑
そうです。




共産党の主権地域で生まれ育った中国人は
そんなこと思ってないんですかね?
 ↑
思っているのは知識人達です。
普通の庶民は、そんなこと真面目に考えて
いません。
    • good
    • 3

皆さん誤解していますが、中国も「民主主義の国」です。


中国の正式名称は「中華人民共和国」で共和国というのは「民主主義の国」と言う意味になります。
だから選挙なども行われますし、民主主義についてはほとんど日本と同じような形で教えられています。

しかし日本と違う所もあります。それは「将来的な共産主義を目指しているので、共産党が独裁的に国家運営し、国民への教育と統制を行う」という点です。

だから中国の人々に聞いても、半ば本気で「中国は民主的な国だ、日本と変わらない」と言うのです。

で、この点について「民主主義の具体的な内容」は各国によってかなり違いがあるので「中国の民主主義は日本よりも劣っている」とは必ずしもいえません。(ただし言論の自由については別なので後述します)

たとえばアメリカなど「大統領制の国」からみれば、日本やイギリスなど議院内閣制の国は「自分達の指導者を自分達で選べない国」と見ることができます。だから「日本の民主主義はアメリカよりもレベルが低い」と考えている人も実際にいます。

しかし逆に日本人から見るとアメリカ大統領選挙のやり方はかなり複雑怪奇で「民主主義的ではない」ようにみえます。たとえば「選挙は自分で登録しないと投票できない」とか「投票するのは大統領の信任投票をする選挙人を決める投票で、直接大統領選挙の投票をするわけではない」というようなことです。

このように「民主主義」の具体的な手続きについては、日本もアメリカもその他の国ももちろん中国も「その国のやり方」があるので一概に「中国の民主手続きがよくない」とはいえないのです。

ただ、中国は日本やアメリカなどに比べると「言論の自由」と「行動の自由」は明らかに制限されています。共産党を批判することはほぼできない、からです。

この辺りについてもちろん批判的な中国人もたくさんいますが、一般的な理解としては「これだけ人口も多く各地の実情の違いがあるなかで、共産党は経済発展も含めてよく頑張っている。だから今のところ共産党の悪口を制限する程度なら仕方がない」というものです。

日本はある意味「今の政府が壊れる事」と「日本という国の枠組みが壊れる事」は同じではない、と考えているので政府批判することに躊躇しませんが、中国の歴史は「政府が壊れると中国の枠組みそのものが壊れて三国時代とか軍閥時代になってもおかしくない」ので、その点でも「共産党政府は頑張っている」という認識が強いのです。

だから中国は、日本やアメリカからみれば明らかに限定的な民主主義であるとはいえますが「中国社会の安定と発展のために必要な処置はあるが、民主手続きはちゃんとしている」と中国人は考えています。
    • good
    • 3

中華人民共和国は、共産党主導と言う形の民主主義の形態を取っているだけで、自身は民主主義だと思っているはずですよ。

(資本経済主義主導では無いとは思っているでしょう)
ですから、理想的な形での民主主義と、社会主義経済による統制が、国家形成に有利だと教育しているのでは無いでしょうか?
資本主義経済を中心とした、自由経済については、労働者の搾取など、民主主義の敵として教育していると思います。
ですから、彼らから見たら、日本は不完全な民主主義なんですよ。
他国だから、内政干渉はできないので、中国共産党の歴史的正当化としての、反日教育はしても、現在の日本政府にたいしては、特に敵対的な教育はしていないはずです。(ただし、情報統制によって、日本が自国に不利な行動をした場合は、すぐに対抗措置は取るでしょう)
現在は、日本への入国は不可能ですが、これだけ観光客が来ていたわけだし、日本企業も生産拠点として、中国に工場を設置しているわけですから、日本の方が自由で安全だなと思ってはいるでしょうが、それが自由経済のせいとは思っていないんじゃないですか?(自由経済の国としては、日本は安全すぎるし、緩い国だと言うのは、確かですけどね)
高度成長期の日本は、欧米諸国からは、最も進んだ社会主義国家として捉えられていました。
日本の企業の躍進が、国家主導の政策により行われていると誤解されていたからです。(日本の企業が、国家政策に従順だったのは確かですけどね)
現在も、欧米諸国はそう思っているふしがあります。(日産の問題などは、フランス政府は、日本国の政策的な行動と誤解していました)
日本の場合は、災害が起きても、節度ある行動で、奇蹟的に暴動などが起きません。(これは、諸外国から見ても、不思議な現象です)
諸外国から見たら、国民の統制が、強権的に行わなくても、自然に出来てしまう、不思議な国なわけです。
日本に来たことのある外国人であれば、これは社会制度の問題では無く、日本の国民性の問題だとわかっているでしょう。
ですから、中華人民共和国の共産党支配が嫌な人民は、自由主義が良いとは思っても、中国では無理だと思っているのでは無いでしょうか?(嫌なら、すでに外国に逃げているか、外国に逃げられる拠点を持っているでしょう)
民主主義と自由経済は、必ずしも一致しません。
共産主義でも、それが民意の一致で行われれば、民主主義ですから。
独裁主義も同じです。(独裁主義でも、独裁者を民意の一致で選ぶならば、それは民主主義と言えます)
大統領制にしても、大統領の強権が許されるならば、民主主義による選挙介入が起きるまでは、期間限定で独裁を許す事になります。(大統領の権限が制限される場合は、独裁にはならないですけどね)
中華人民共和国の場合は、修正社会主義経済(制限付き自由経済を容認している形態)だと思いますが、国策決定は、共産党主導の全国人民代表大会(日本で言えば国会)で行われます。
実質的には、人民代表は、共産党推薦候補から選ばれ、人民の直接選挙では無いので、間接民主制となります。(アメリカの大統領選挙も間接民主制ですから、自由経済の国家でも、そのような形態はあり得ます)
実際は、その運用上、中国共産党による一党独裁の形態となります。
    • good
    • 2

中国は、共産党こそ素晴らしいと半ば強引に刷り込まれているので、国民は表向きはそう思っているでしょうね。


民主主義はいいということよりも、こういう弊害や問題があるという前提で教えています。
ただ、そういう主義ゆえの制約・制限も知っているので、「逃げ道」を探してうまく乗り切っているのでしょう。
現に、中国では個人で不動産を持つことは許されないので(個人が買えるのは所有権ではなく使用権)、日本に来て不動産を買いあさって財産としていますね。
したがって、思想は共産党を強要していますが、経済的な経営・商売は国家は関与せずという政策です。
なので、「共産党的資本主義国家」とも言えそうです。
    • good
    • 1

教育の場では教えていないと思いますよ。

民が主人公の国家なら共産党独裁との整合性がとれませんから。でも海外製のコンテンツを通してや、SNS等でのネット社会を通して、少なくとも上位3割ぐらいは理解しているでしょう(それでも3億人以上いる計算ですが)同時に一党独裁にもメリットはあるという考え方にも一理あると自分を納得させている人が多いようです。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!