中国の社会主義初期段階論

中国の社会主義初期段階論ってゆうレポート書けないんです、、、。
詳しく教えてください！！

No.1 ベストアンサー 回答者： katsuos 回答日時： 2002/02/12 23:57

中国では1966年以来のプロレタリア文化大革命の否定として、1978年の共産党三中全会以降、停滞した経済の立て直しや技術革新への対応などもあり、経済の発展に力を入れる方向がとられました。

82年（12回大会）には、今世紀中に生産を四倍化するという「四つの現代化」が、87年（13回大会）には、経済発展を最優先する「社会主義初級段階論」が公式に決定されています。中国の社会主義はまだ「初級段階」で、社会主義現代化が実現するには100年はかかり、今は、資本主義がやり残した課題を行う、という理論です。つまり、資本主義を行って、必然的に生まれる貧富の差を改善していくことによって真の社会主義が実現できるという、よくわからない理論です。なお、この報告を行った趙紫陽首相は、天安門事件を契機に失脚しています。こうした政策の結果、中国の生産は急速な発展をとげました。しかし、社会主義の特徴でもあった「権利として平等に暮らせる社会」に歪みが生まれ、貧富の格差が広がるなど、さまざまな矛盾も噴出しました。1989年の天安門事件は、そうした背景のもとで起きたと思われます。中国は、公式には「社会主義初級段階論」を捨てていませんので、この理論はまだ生きているといえるでしょう。

この回答へのお礼

ありがとうございました。レポートの参考にさせてもらいました。卒業がかかっているので本当に助かりました。ありがとうございました。また、もしご存じでしたら「第１次天安門事件」についても今回のようにわかりやすくアドバイスいただけたら幸いです。

お礼日時：2002/02/16 21:27