あなたは何にトキメキますか?

は が の使い分けについて

18年間日本語を学んできて今更かよ!とは思います笑
幼い頃
「は」は、すでに知っている情報
「が」は、まだ知らない情報
と習いました。
それで気になった事が一つあります。
『あなたの名前「?」、何ですか?』と尋ねる時に使用するのは、「は」です。
「は」はすでに知っている情報を意味指しています。
でも、あなたの名前はと尋ねているという事は、あなたについて知らないと言うことになります。
これですと、「が」の方が正しいですよね?
なぜ、「は」なんですか?


これについて詳しい方はございませんか?

A 回答 (11件中1~10件)

#10です。


読み返していて、どうも論理的に不具合の生じている箇所がありましたので訂正させてください。
申し訳ありません。

×
この場合、
《鈴木さん自体は既知であり、「(許可を得る相手である)校長としての鈴木さん」は、この時点で活性化されている。》
それで、(既知の)「は」が使われる。
ということだと思います。
このように比較してみると、既知か未知かはほとんど関係がなく、


この場合、
《鈴木さん自体は既知であり、既知であるという意味で「鈴木さん自体は」、この時点で活性化されている。》
それで、(既知の)「は」が使われる。
ということだと思います。
このように比較してみると、既知か未知かはほとんど関係がなく、
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まず冒頭申し上げておきますと、


(ア)「は」の意義は「主題提示」。
(イ)「が」の意義は「主体、または可能・希望・好悪・巧拙などの対象を表わす」。
というのが、それぞれの本質的意義だと捉えるのが良いのではないか、と個人的には思っています。

1.
両者の使い分けについて、アルクが野田尚史の5分類を紹介していて、その第一に次のように書かれています。

※(1)新情報か旧情報かによって使い分ける方法。
  会話の中や文脈で、主格となる名詞が未知(=新情報)の場合は「が」を使って表し、既知(=旧情報)の場合は「は」を使って表すという基準である。
 ・鈴木さんは校長です。(「鈴木さん」のことは「既知」なので、「 は」を付けて表す)
 ・鈴木さんが校長です。( 校長が誰であるのか、「未知」なので、「鈴木さん」に「が」を付けて表す)※
https://yousei.arc-academy.net/manbow/index.php/ …

しかし、「鈴木さんは校長です。」の場合でも、『校長が誰であるのか、「未知」』である点に変わりはないはず。
また、同様に、「鈴木さんが校長です。」の場合でも、『「鈴木さん」のことは「既知」』だとしても別に不思議ではない。
そういった面でこの説明はおかしいと思い、当カテで質問したことがあります。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11260134.html

2.
その結果、ある回答者のおかげで、そもそも「既知・未知」の概念自体にすれ違いが生じていることがわかりました。
以下は、その該当部分です。

※一般に言語学でいう「既知/旧情報」「未知/新情報」とは、談話の中で活性化されているかどうかによって決まります。
象さんは誰でも知っています。
でも象の話をしているときの「象」は「既知/旧情報」ですが、談話に最初に現れたときには「未知/新情報」です。
英語で言えば、最初に出てきたときは不定冠詞、それ以降は定冠詞を使うというようなことです。

・この間、○○公園に行ったら、象がいてね。(象が=「未知/新情報」)
・象は鼻を器用に使うね。(象は=「既知/旧情報」)※

つまり、既知か未知かの判断は『談話の中で活性化されているかどうか』で決まる、ということのようです。
なるほどと思いましたが、しかし、その活性化されているかどうかの判断材料の中に、すでに「は・が」の相違が前提として存在しているわけだから、両者の使い分けの基準として「既知・未知」は基本的に無意味である、というのが個人的な見解。
この『活性化』について、以下で、もう少し詳しく述べてみたいと思います。

3.
上記回答者の方の説に従えば、
 a.鈴木さんは校長です。⇒鈴木さんは活性化されている。⇒既知
 b.鈴木さんが校長です。⇒鈴木さんは活性化されていない。⇒未知
ということになるのでしょう。しかし、

b.鈴木さんが校長です。

の場合、鈴木さん自体は既知であるのに活性化されていない、すなわち未知だ、とはどういう意味か?
ここで、以下のような会話を想定してみましょう。
※ [ シチュエーション b ]
教師 A : B さんは、ここにおられる山田先生、佐藤先生、鈴木先生はご存じですよね?
業者 B :はい、よく存じ上げております。本日は新しい文房具のご紹介のため訪問させていただいたわけですが、やはり校長先生のご許可が必要になるのでしょうね。
教師 A :鈴木さんが校長です。
業者 B :あ、そうでしたか。じゃあ話が早いですね。

この場合、
《鈴木さん自体は既知なわけですが、「(許可を得る相手である)校長としての鈴木さん」は、この時点では活性化されていません。》
それで、(未知の)「が」が使われる。
ということだと思います。
同様に、

a.鈴木さんは校長です。

についても考えてみます。
※ [ シチュエーション a ]
教師 A : B さんは、ここにおられる山田先生、佐藤先生、鈴木先生はご存じですよね?
業者 B :はい、よく存じ上げております。本日は新しい文房具のご紹介のため訪問させていただいたわけですが、やはり校長先生のご許可が必要になるのでしょうね。
教師 A :鈴木さんは校長です。
業者 B :あ、そうでしたか。じゃあ話が早いですね。

この場合、
《鈴木さん自体は既知であり、「(許可を得る相手である)校長としての鈴木さん」は、この時点で活性化されている。》
それで、(既知の)「は」が使われる。
ということだと思います。
このように比較してみると、既知か未知かはほとんど関係がなく、

《「(許可を得る相手である)校長としての鈴木さん」》が活性化されている場面であるのか否か。

によって「は・が」は使い分けられているのがおわかりになるかと思います。

4.
まとめると以下のようになります。
a.鈴木さんは校長です。⇒《「(許可を得る相手である)校長としての鈴木さん」》は活性化されている。
b.鈴木さんが校長です。⇒《「(許可を得る相手である)校長としての鈴木さん」》は活性化されていない。

ここに、『活性化されている』の意味が浮上してきていると思います。
すなわち、

a.鈴木さんは校長です。⇒「鈴木さんという人物自体」について話題にしているシチュエーションだから「鈴木さん」が活性化されている。

b.鈴木さんが校長です。⇒「鈴木さんという人物自体」について話題にしているわけではないシチュエーションだから「鈴木さん」活性化されていない。では、何について話題にしているかと言えば、それは「校長という役職」です。
を特定することを話題としているので、「鈴木さんが⇒校長という役職です」と表現するわけです。

つまり、「既知・未知」という概念は、冒頭申し上げましたように、
(ア)「は」の意義は「主題提示」。
(イ)「が」の意義は「主体、または可能・希望・好悪・巧拙などの対象を表わす」。
という解釈が前提となって導かれている結果論にすぎないのではないか、ということです。
こういった理由で、個人的には「既知・未知」論による使い分けは推奨しておりません。

5.
最後になって恐縮ですが、本題についても。

>『あなたの名前「?」、何ですか?』と尋ねる時に使用するのは、「は」です。
「は」はすでに知っている情報を意味指しています。
でも、あなたの名前はと尋ねているという事は、あなたについて知らないと言うことになります。
これですと、「が」の方が正しいですよね?
なぜ、「は」なんですか?

「あなたの名前」を知るために、それを主題(話題)として取り上げる意図なので、主題提示の「は」を使う。
ただし、「あなたの名前」は、「何ですか?」という問いの対象としては既知なので、その意味で既知であるという点は否定しません。
これは、たとえば、鈴木さんを知っている(既知と認識できる)相手に対して、
「鈴木さんは校長ですか」という問いは有効ですが、
知らない人物に対して、
「松本さんは校長ですか」という問いが成立しないのと同様です。

一素人の独断的見解混じりですが、その点はご了承願います。
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追記


「は」「が」の使い分けの問題ではありません
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>「は」はすでに知っている情報を意味指しています。


この理解が大間違い。
確かに、主題を提示して・・・その説明をするケースが多い(これをすでに知っている・・と早合点)。
全く未知のもの、言うところの、ない、ものは出せない、と同じく、「ない」というものは表現不可能なので、主題として提示のしようがありません。
でも、名前は知っていても、それが生き物なのか、無生物なのか知らない場合は名前を主題として提示し、詳細の説明を受けることは十分あり得ます。
目の前にいる、「あなた」はすでに未知のものではありません。
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「は」は、すでに知っている情報


「が」は、まだ知らない情報

という説明が誤りです。
「君の嫁さん【は】僕が探してあげよう。」で、「君の嫁さん」が「すでに知っている情報」というのはナンセンスです。
『あなたの名前【は】、何ですか?』も同様です。

この「は」は特殊性の認識を表す副助詞で、「君の嫁さん【は】」の場合、彼や彼女との比較対照による君という特殊性の認識を表わします。
「あなたの名前【は】」も同じで、彼や彼女ではなく「あなた」という特殊性の認識を表わしています。

格助詞「が」は個別性の認識を表わし、「あなたの名前が何であるか教えて下さい。」「あなたの名前が分かりません。」のように使用します。

「は」には、

天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

の「天皇【は】」のように普遍性の認識を表わす係助詞もあります。これは、

吾輩は猫である。
我は海の子。
箱根の山は天下の嶮。
東京は浅草の浅草寺に来ています。

のように使用されます。

【「が」と「は」の問題は永遠に続きます。】ではなく、このように明確になっていますが、未だ理解出来ない人々が多数であるというに過ぎません。正しく、良く理解しましょう。■
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「が」と「は」の問題は永遠に続きます。

例に挙げられた「名前」の場合は、「何」という疑問語が出てきます。疑問語は「は」には続かず、「が」に続きます。
何があなたの名前ですか。○ 何はあなたの名前ですか。×
誰がこんなイタズラをしたのですか。○
誰はこんなイタズラをしたのですか。×
 「が」は主格を表し、「は」は主題を表す。これは正しいのですが、はい、分かりましたという人は少ない。
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大問題ですよね。


「は」でも「が」でもどちらでもいい場合もあります。
交互に使っているように感じることもあります。

でも、まず「は」のほうが「が」より大物だと思います。
「は」が第一の主語を提示して「が」が第二の主語を提示すると言えそうです。これはつまり、「が」が従位節の主語を表しているわけです。

「は」がなくて「が」で始まる場合もあって、これは新しい出来事を表すときです。この場合も敢えて言えば、「今度は」とか「今日は」などを補うことはできると思います。

これでは説明のつかない場合もあるかもしれませんけど、今のところ私が思うのはこんなところです。
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民明書房に書いてあるんじゃないですか?

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>幼い頃


「は」は、すでに知っている情報
「が」は、まだ知らない情報
と習いました。

これが間違いです。「ワシが男塾塾長、江田島平八である!」と「ワシは男塾塾長、江田島平八である!」だと初対面ならどちらでも知らない情報ではないですか?
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『あなたの名前「?」、何ですか?』と尋ねる時,「あなたの」名前はまだ,質問者にはわかっていません。

未知です。ですから,答えとして,
『わたしの名前「は」、「カルメン」です』と言うように答えて,それを既知情報に変えます。
 
もし,自分に名付けられた名前(の,中身)をまだ知らないというような特殊の場合には,
『わたしの名前「が」、カルメンですか?』と,訊くケースも考えられます。

『「は」と「が」の使い分け』という大問題についての解答として,未知・既知 分類だけで済ませようとするのは不十分です。
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