プロが教えるわが家の防犯対策術!

宇宙の背景放射はwikiには「3Kの黒体放射によく一致している」とあります。
3Kというのは温度ですよね? 絶対温度で3度、摂氏-270度ということで良いでしょうか?
この電波を受信するためには受信機は3K以下、つまり絶対温度で1度ぐらいに冷却しておかねば受信不能という解釈で良いでしょうか? 
電波天文学に詳しい方、よろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • どの部分が冗談なんですか?
    はやぶさ等の受信機は絶対零度付近まで冷却されていることは知っています。
    絶対温度3度の電波を受信するには受信機のノイズレベルはたぶんそれ以下にせねばならないはず。それとも背景放射の受信機にはそんな考え方は不要なのでしょうか? その理由は?
    それを確認したくてお尋ねした次第。

    > https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E4%BD%93
    この解説のどの部分が関係していますか?
    申し訳ありませんが物理現象としての黒体放射ということにはシロウトです。電波受信器の感度に結び付く記述はどこでしょうか? ご指摘願います。

      補足日時:2020/05/30 19:03

A 回答 (6件)

写真を見てわかるだろうということで何も書かなかったのですが。

見て気のついたことをいくつか。23ページの右側に展示解説の一部が写っています。読めれば詳しいことがわかったのかも(ドイツ語なので解読できませんが)。

 装置の中で、液体ヘリウムで冷やしていたのは較正装置と書かれている部分だけです。銀色の容器は、液体ヘリウムの入っている大きな魔法瓶のようなものだと思います。その中に較正装置が入っているのかと。魔法瓶は他にはありませんから、これ以外のパーツは冷やしていないでしょう(じっくり考えてみたら5Kまで冷やせば空気は凍ってしまいます 装置全体を冷やすのは不可能です)。

 較正装置が何をするものなのかについては不案内です(何故冷やさないといけないかについても)。すみません。ここに受信機(電磁波を電気信号に変化する部分)は含まれているのかどうかも。
 記録装置の後にある四角錐の形をしたものが、ホーンアンテナの一部のようです。そこから水平に導波管が伸びています。受信機があるとしたらこの先のような気がしますがどうでしょうか。T字型に枝分かれした先に電波を誘導して較正装置のある所で信号変換ができるのかどうか。

ここまでが限界です。少なくともはっきりしているのは、1Kでなくてもよいということと冷やすのは受信装置全体の中の一部分だけでできたということです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たびたびありがとうございます。
半導体や真空管は内部を流れる電子の一部が勝手に動きこれが雑音になります。この雑音は絶対温度に比例することから熱雑音と言われています。熱雑音が少ないほど高感度な受信機ということになり弱い電波を受信できます。はやぶさやボイジャーなどの電波を受信する地上の受信機は液体ヘリウムなどで絶対零度付近まで冷却して高感度にしています。それでも間に合わなければアンテナを巨大にし、まだ足りなければ通信速度を落とします。はやぶさの低感度アンテナは毎秒1bit程度のようですね。
3Kの背景放射を受信するには受信機自身の発生する雑音は3K以下でないと受信できないと思うのですが、それを確認したいのです。
紹介していただいた資料では較正装置を冷やしています。恐らく感度較正でしょう。較正装置の液体ヘリウムが出す電波の強さを基準にして背景放射物質の温度を推定していたのではないでしょうか。較正装置の電波を受信するには受信機をそれ以下の温度にしないと不可能だと思うのですが、その資料が見つかりません。天文学者の方々にとっては常識、説明など不要ということかもしれませんね。

お礼日時:2020/06/06 19:14

その後いろいろ探していたら、ドイツ博物館に実際に使われた受信機が置かれているというのがわかりました。


それの写真と説明が以下のページに載っています。22ページから25ページです。
https://wwwmpa.mpa-garching.mpg.de/~komatsu/pres …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

珍しい資料をありがとうございました。
こんな歴史的なものを残してあるんですね。感激しました。
較正装置を冷やしていたとは書いてありますが受信機については何も書いてないですね。受信機を冷やしていたかどうかがわかれば有難いのですが、ちょっぴり残念です。
でも貴重なものをほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2020/06/03 15:05

電波天文学については素人レベルですが、思っていることを書かせてください。

正確な回答になっていますかどうか。

 背景放射が測定された経緯についてはこちらの方が詳しいと思います。
https://wwwmpa.mpa-garching.mpg.de/~komatsu/medi …

 常温で受信ができたとしても、他のノイズとの区別は困難な気がします。
 ノイズとして2番目に書かれている観測機器がだすものは、ホーン(パラボラでも)による黒体放射が原因と思われます。温度を下げれば減らすことができます。赤外線衛星「あかり」では、液体ヘリウムで冷却して観測しています。赤外線の場合はある程度まで下げると放射が0になります。
 背景放射測定衛星「COBE」も同様ですが、これで冷却できるのは-270℃程度までで1Kまでは下げていないと思われます。ノイズレベルを想定してそこから、背景放射の強さを測定したものだと思われます。1Kでもウィーンの変位則によると最強放出電磁波の波長が3mmですから、3Kまで冷やしたときと比べてもノイズとなるマイクロ波はそれほど除去できないのではないでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

書込みありがとうございます。
いずれにしても超微弱な電波でしょうから受信するには受信機を超低温に冷却しないと受信できないはずです(ノイズは受信機の半導体から発生しておりその量は絶対温度に比例します)。電波天文学はシロウトですが、3Kの電波を受信するには受信機のノイズはそれ以下の1K程度に冷却しておかないと不可能と思われるのです。

ご存じだったら教えてください。ペンジアスとウィルソンの電磁ホーンでは受信機を液体ヘリウムか何かで超低温に冷やしていなかったですか?
netの記事には「アンテナを冷やした」と書かれたものがありますが、馬鹿でかいアンテナそのものを冷やしたとは到底思えません。受信機を冷やしたはずです。
「3Kの電波を受信するには受信機を1K程度に冷却しないと不可能」ということを確認したいのです。

下は電波天文台用かどうか知りませんが超低温に冷やして使う受信機です。
https://nitsuki.com/products/microwave/univ_cryo …

お礼日時:2020/05/31 19:33

No.1 です。

「補足」に書かれたことについて。

>どの部分が冗談なんですか?

失礼いたしました。
宇宙マイクロ波背景放射について十分ご存じの方とお見受けしてのジョークだったのですが・・・。

#2 さんが書かれているのように、この「宇宙背景放射」は、ベル研究所で電波天文学のための高精度マイクロ波アンテナの研究を行っていたアーノ(アルノ)・ペンジアスとロバート・ウィルソンが、どうしても除去できない「雑音」として発見したものですから、当然常温で検出できます。
(2人はこの発見でノーベル賞を受賞しています)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99 …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90 …

また、当然のことながら、人間の「検出・測定技術」とは関係なく自然界に存在するものです。

そういうことをご承知の上で書かれているものと思いました。
気に障られたようでしたら申し訳ありませんでした。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

返事をありがとうございます。
背景放射のノイズは本当に常温で受信できますか?
受信機の半導体はノイズを発生していますがこのノイズは絶対温度に比例するため「熱擾乱雑音」と言われています。受信機の内部で発生しているのでアンテナをはずしても"受信"します。
そのため温度3Kの黒体が出す電波を受信するには受信機自体のノイズレベルを3K以下にしておかないと不可能と思えるのです。それを確認したいのです。
ただ、小生、天文学にはシロウト。黒体の温度である3Kとノイズレベルで言う3Kを同一視してよいのかわかりません。
ご存じだったら教えてください。ペンジアスとウィルソンの電磁ホーンでは受信機を液体ヘリウムか何かで超低温に冷やしていなかったですか? それだけでも確認できれば質問の8割は解決です。

お礼日時:2020/05/31 20:40

>絶対温度で3度、摂氏-270度ということで良いでしょうか?


そういうことでよろしいよ。
かつて火の玉だった宇宙が膨張によって冷え、現在の3度になった。
その温度に対応した放射が宇宙背景放射なのだ。

>絶対温度で1度ぐらいに冷却しておかねば受信不能という解釈で良いでしょうか?
そんなことはないよ。
宇宙背景放射は電磁波だ。
電磁波を検知するのに温度は関係ない。
現にテレビのアナログ波では宇宙背景放射が「砂の嵐」として映る。
アルノもロバートも、背景放射を発見したとき別にアンテナを冷やしていなかった。
彼らは背景放射を見つけようとして観測していたのではなかったからだ。

ただ、たとえばボイジャーはアンテナの温度管理を厳密に行った。
ボイジャーはとても遠方にある。
温度でアンテナがゆがむと地球に有効な電波が届かない。
温度によるバンド帯のわずかなずれも命取りになる。
地球とのか細い糸だったのである。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

返事をありがとうございます。

拙宅にあったTVはアンテナをはずしても砂嵐を"受信"していました。
砂嵐の信号源は受信機の内部ですよ。半導体(昔は真空管)が出していた「熱擾乱雑音」です。絶対温度に比例することから高感度にするために液体ヘリウム等で超低温に冷却しています。
ロバートたちは背景放射を発見した時にアンテナではなく受信機を冷やしていたはずなのです。それを確認できればこの質問の8割は解決です。

↓ 一番下のあたりに液体ヘリウムで冷却していることが書いてあります。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~ancoro/hp/tora/nobe9 …


↓ 電波天文台用かどうか知りませんが超低温に冷やして使う受信機です。
https://nitsuki.com/products/microwave/univ_cryo

お礼日時:2020/05/31 21:40

>この電波を受信するためには受信機は3K以下、つまり絶対温度で1度ぐらいに冷却しておかねば受信不能という解釈で良いでしょうか? 



なかなか面白い冗談ですね! 座布団3枚!

「黒体」「黒体輻射(または黒体放射)」を勉強してください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E4%BD%93
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!