はじめまして。去年の12月に新築で家を建てました。私は東北の福島に住んでいるのですが年が明け正月に大雪とまでは行かなくとも15センチくらいの積雪がありました。積雪の2日後くらいでしょうか、天気が良い昼間に天井からポタポタと水滴が滴り落ち始めました(そんなに激しく滴り落ちる訳ではなかったのですが)。我が家の天井はシナ合板貼りでそこにもシミが出来てしまいました。早速、設計してもらった建築家と施工会社へ連絡し後日、天井を剥がして点検する事になりました。当日、関係者が集まり天井を剥がして見ると、断熱材の上側に水滴と断熱材の数箇所に水が染み込んでいました。屋根からの漏水ではないだろうと言う見解でした。おそらく室内から暖かい空気がどこからか天井裏まで上がり、屋根の上の雪で冷やされた空気が結露を起こしたのではないか?との事です。ですが、軒天の通気口から空気はちゃんと入り込んでいて通気はしているとの事で工務店は「通常、結露は考え難い」と言ってました。断熱材も北海道で使用するクラスの厚みを持ったもので室内の空気が上がってもそのくらいで結露するのは考えられないとも言ってました。屋根の形状も片流れのシンプルな形状ですので漏水も考えられないとの事です。念の為に屋根を施工した業者も来てチェックしてもらいましたが、屋根は問題ないとの事です。とりあえずその日は仮復旧で元に戻し、様子を見て後日また剥がして見てみましょうという事になったのですが、昨日、もう一度関係者で天井を剥がしてチェックしたんですが、やはり結露っぽい感じで断熱材に水滴がありました。そこで、水漏れがあった付近とは別の所を何枚か剥がしてチェックした所、別な所でも若干結露っぽくなっていました。家全体の天井裏で少なからず結露が起こっているようです。やはり結露なのでしょうか?
No.3
- 回答日時:
防湿シートがきちんと出来ていないのではないかという気がします。
特に断熱性能を高くした場合には、防湿に気を配らないとそういうことが起きます。
基本的には屋根に抜ける部分については、全面に隙間なく防湿シートをしてその上に断熱材という形にします。
(梁の部分は避けても良い)
ご質問を見ると天井の点検口から入って確認したのではなく天井をはがしてとあるので、そういう構造になっていないような気がします。というのも、私の言うような形になっている場合は、はがしても出で来るのは防湿シートだからそれを破らないと上に見れないし、第一施工するときに天井に上がって施工しないと無理だからです。
居室内の天井であれば中からでも施工出来なくはないですが、それだと壁の間(壁の中を通って上に湿気を含んだ温度の高い空気が抜けてしまう)が結構難しいので、一箇所天井裏に上れるようにしておくんですが。
この壁内を上昇して屋根裏で結露という現象は北海道などの寒冷地でも問題になって、気流止めなどの工夫をしてあります。
探したらわかりやすい図を見つけたのでどうぞ。
http://www.sotodan-souken.com/wooden_structure/p …
もしきちんと防湿ラインが出来ていないと、ご質問のようなことはたとえ屋根裏通気が出来ていてもおきる可能性があります。
参考URL:http://www.sotodan-souken.com/wooden_structure/p …
この回答への補足
回答有り難う御座います。防湿シートは施工されておりません。点検口もなく勾配天井になっておりますので屋天井板の上に断熱材が隙間無く張り付けされており、断熱材の上が通気するようになっているようです。
補足日時:2005/01/20 08:14No.4
- 回答日時:
おそらく、結露だと思います。
ただ、お話の内容では、状況と断熱施工の仕様が読み取れませんので、詳しくは申し上げられませんが・・・(「断熱材の隙間から天井裏に手を出して」というところもよく分かりませんが・・・。)
基本的なこととしては、今回のような事例では、断熱材の性能不足、防湿・気密施工の不良、通気不良などが原因としてあげられます(また、ごくまれに竣工間もない物件では、使用材料の含水が影響するときもありますが)。
失礼ながら、その建築家の方は、普段、どの程度の断熱性能レベルの住宅を設計されていて、また、今回の建物はどのくらいのレベルの性能を目指して設計されたのか・・・ということは気になります(施工会社も同様ですが・・・)。
こういうときは、高性能な住宅の実績が豊富な建築屋(建築士・ビルダーなど)に見てもらうと、原因が分かるかもしれませんが、今から他業者が入ることは難しいですし・・・
そこで、採用した断熱材のメーカーさんにも現場を見てもらって意見を求めると良いと思います。メーカーは、正しい断熱施工を設計者・施工者に伝える立場にあって、また、こういうトラブルを含め、様々な情報とノウハウを持っていますから。
本当は、”建築家・工務店抜き”(メーカーとquestsurfさん)で現場確認してもらいたいところですが(この2者が目の前にいたのでは、メーカーは言いたいこともいえないので・・・)、実際の現場確認となると”建築家+工務店+メーカー”という布陣になるでしょう。それでも、現場確認後、そこを離れてから、2者はメーカーから有効なアドバイスを得られるはずです。
早く解決されることを祈ります。
この回答への補足
回答有り難う御座います。「断熱材の隙間から天井裏に手を出して」ですが、天井板を外すと断熱材がホチキス?で隙間無く貼り付けられております。その断熱材のところから通気している断熱材の上へ手を出すという事ですが説明上手く出来ずにすみません。twotwosan様のアドバイスで断熱材メーカーへの打診も含めて昨日、建築士には伝えました。建築家ですが私も家の設計も含め他に同一仕様の家が2棟あるので、他の2棟でも同じ症状が出ているのでは?とビルダー側では言っております。
補足日時:2005/01/20 08:19No.5
- 回答日時:
結露のような気がします。
寒冷地方で単純に壁にどっさり断熱材を入れ、
防湿層を設けず、外部通気を考えない場合は、
壁の中でも結露すると考えられます。
仮に、結露だったとしての対策は、
屋内の暖かく湿った空気を、
なるべく小屋裏に入れないようにすること。(内断熱ですよね?)防湿フィルムを屋内側に施工します。
あとは、開放型の暖房器具を使わず、
FF式や電気の暖房、あるいは放射型(輻射ともいう、ラジエーター式のヒーターや床暖房など)の暖房器具に変え、屋内の水蒸気の発生を減らすことでしょうか。
いまさら、外張り断熱に変えることもできないし、
断熱材を羊毛など、吸放湿するものにも変えられないので、このような方法でいかがかと…。
小屋裏の強制換気も、乾燥している太平洋側の地域はいいのですが、雪の多いところですと逆に湿気も入ってこないかなと思うのです。
この回答への補足
回答有り難う御座います。室内なのですが、暖房もホットマンと言う外で燃焼させて使用するタイプのものなのであまり湿気が篭るとは思わないのですが・・・。外気温が冷えた朝にはペアガラスのサッシ部分には結露も見えますが然程気にするレベルではないです。通常、一般住宅で天井裏が結露すると言う事は稀なのでしょうか?昨日の建築家の話ではもうしばらく雪解けを待ってからもう一度天井裏を剥がして一度開けた数箇所の水滴が乾燥していれば通気口が正常に機能していると言う事なので心配ないでしょうとの見解でした。ですがやはり一度結露している事実があるので心配です・・・。
補足日時:2005/01/20 08:25No.7ベストアンサー
- 回答日時:
なるほど天井を気密してないのですね。
であれば室内の湿気が天井裏に回り結露してもおかしくありません。補足の内容からすると屋根断熱ですか?
つまり2Fには天井を作らずそのまま屋根の形が天井になるという。
であれば点検口は作っても入れないから作りませんが、屋根断熱の場合は室内から断熱材、そして防湿層と施工します。
ちなみに断熱材はなんでしょうか。お書きになった内容からすると繊維系(グラスウール、ロックウール)のように見えるのですが、、、だとするとなおさら危険です。
この場合断熱材内部でも結露している危険があります。まあ普通は袋詰め断熱材をそのまま使い、室内側にする面は防湿構造になっているので直接室内の湿気が入ることはないですが、袋の反対側に湿度の高い空気が流れているとその可能性があります。
プラスチック系であれば断熱材自身は大丈夫ですが木材は危険ですね。
はっきり言うと夏に乾けば良いというものではないです。
直接見たわけではなく、言葉だけのやり取りなので断言は出来ませんが、明確な防湿層が存在していないということから、ご質問の構造、症状は北海道で高断熱施工が行われるようになった当初に起きた結露問題の一つと同じと思われます。(当時賠償問題にもなりやがて防湿気密をとることで解決しました。高気密・高断熱とよく言いますが、高気密の理由は、初めはこの防湿層形成が結果として気密工事になったのです。高気密を省エネに結びつけたのはそれより後です)
家の室内温度が22度程度とすると、たとえ室内の湿度が50%でも、外気温が10度以下になれば、室内からもれた空気は結露を引き起こしますので非常に問題です。(22度50%湿度の空気だと8-10度が露点という結露する温度になります)
換気により運ばれればよいのですが、暖かい空気は大量に上に上がる力があるので、換気が間に合わない可能性が高いです。
多分全面に防湿層を作らないとこの問題は解決しない可能性もあります。
もちろん上記はあくまで言葉でやり取りしただけの内容だけで判断していますので、断言は出来ないし、参考程度にとどめて欲しいと思いますが。建築家の人は寒冷地における高気密高断熱住宅施工の経験がないか、浅いのでは?と疑問を感じます。
これは施工の問題ではなく設計の問題でしょう。
No.8
- 回答日時:
補足します:
もう一つの解決策としては屋根の断熱材の量を減らすんです。
何故これが有効なのかというと、断熱材が少ないと熱がもれるため、屋根面側の温度が高くなります。それにより結露しにくくなるからです。
一番最悪な構成は、分厚い断熱をして、屋根面側で外気温度近くになっていることです。こうなると湿気のある空気が漏れれば直ちに結露につながるのです。
エアコンの除湿機能でもわかるように、幾ら通気工法で逃がそうとしても結露の速度は速いので間に合わず、屋根の通気層自体が巨大な除湿機になっている可能性があります。
低断熱であれば防湿層がなくてもよいけど、高断熱と高気密がセットというのはこういう理由だからです。
過去の問題を調べたければ「ナミダタケ」で検索すると沢山で出来ますよ。
北海道は夏は湿度が低く、木材はよく乾燥するにもかかわらず、冬場の結露だけで問題を引き起こしたので決して安全ではないです。
この回答への補足
mickjey2様、何度も御手数お掛けします。
先ず、情報不足部分なんですが我が家は2Fリビングになっており、勾配天井で屋根裏が無いタイプです。(南から北へ高くなる勾配天井)断熱材は袋詰めのタイプで厚みが定かではないのですが18センチくらいの物が下層(天井側)その上層に5センチくらいの断熱材が2層になっております。恐らく屋根面(ガルバリウム)は外気温度近くになっているかと思います。mickjey2様の言うとおり湿気のある空気が漏れている可能性はあるかも知れません。当初、建築士・ビルダーもそう言っておりました。ただ、袋詰め断熱材を隙間なくやった筈と大工は言ってはいるのですが、全部の天井板を外してチェックした訳ではないので何とも言えません。
No.9
- 回答日時:
>湿気のある空気が漏れている可能性はあるかも知れません。
当初、建築士・ビルダーもそう言っておりました。それならばまずいでしょうね。
>袋詰め断熱材を隙間なくやった筈と大工は言ってはいるのですが
それだけでは無理ですね。多分袋詰めで耳のある断熱材ですよね。そして耳同士を重ねてタッカーで打ち付けていくわけですね。(耳なしであれば論外です)
でも実は天井についてはそれでは不十分という指摘もされています。
壁であればまだよいのですが、天井は空気が昇っていく方向なので非常にもれやすいから、耳程度の重ねあわせでは足りないということです。
なので大工さんがきちんと仕事をしてくれてもだめではないかと。
なので屋根断熱の場合のやり方としては、2通りあって、一つは防湿シートを重ねあわせを大きく取って全面に、壁部分の上部までかぶせる、外壁との断熱ラインでも重ね合わせを十分取るなどして漏れがないようにする方法、もう一つは初めから防湿・気密・断熱をとったパネルをはめ込んでいく(パネルと柱の間はEPDMゴムなどで気密をとる)形にするなど、かなり気を使わないとかなりの空気が漏れるそうです。
で断熱材の上の通気層は換気により外気が良く入りますので、そこはもうほとんど外気温に近くなっていると思いますよ。断熱材は性能の高くないものを使っているようですが(厚みと二重にしていることから)、それでも分量が多いので断熱効果はかなり高いと思いますから。。。
この回答への補足
mickjey2様、本当に何度も恐縮です。断熱材の処理ですが素人目に見て耳同士を打ちつけたものだと思います。やはり防湿シートを前面に施してもらうしかないんでしょうか?建築士もビルダーもしばらく様子を見るとの事ですが、雪解けの頃には若干湿っていた箇所は乾燥すると思うんですが、それで「問題はない」と判断されるのも腑に落ちない気もします。通常、結露するのはおかしいと思うのですが・・・。ただ、防湿シートを施してもらうのには2F天井板を全部剥がしての工事になるでしょうから、その辺の経費負担の所在云々で揉めるのも避けたい気もします。ですが、これから何十年も暮らしていく建物ですし、最初からこんな感じではこの先不安で仕方ありません。防湿シートの線も建築士とビルダーに話そうと思います。ビルダーの方は過去にこのように結露すると言った住宅事例がないと言ってますのでやはり設計段階での何らかの落ち度なのでしょうか?非常に心配です。
補足日時:2005/01/20 13:23No.10
- 回答日時:
#5です。
防湿シートの施工は、屋根をはがすのではなく、
屋内側に施工します。
リビングが2階ということなので、
一番暖かくて煮炊きをし、人の集まる部屋ですよね。
屋内→仕上げ材→防湿層→断熱材→通気層→防水層(ルーフィング)→屋根材及び下地材→屋外
という構造にします。
通気層は壁の通気層とつながっていると思うので、
全室の内側に防湿シートを施工しないといけないかもしれません。(特に全館空調の場合)
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