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700系はなぜ遅いのでしょうか?
500系よりもあとから造られた車両が300km/hを超えないのでしょうか?

同じ疑問が800系にもあります。
後から出てきた方が速い、でもないのでしょうか?

A 回答 (7件)

500系はJR西日本が独自に開発した車両です。

山陽新幹線では最高速度300km/hで走りますが、東海道新幹線では線路にカーブが多いなどの理由から300系と同じ270km/hまでしか出せません。
つまり、東海道新幹線を運行するJR東海にとっては500系はあまり意味がないのです。むしろ全電動車で電気は食うし、車両形状から定員が少ないなどデメリットが目立ちます。

そこで、700系はJR東海とJR西日本が共同開発し、最高速度は285km/h(東海道新幹線区間は270km/h)に押さえ、コストパフォーマンスを高めた車両にしました。

現在、JR東海とJR西日本が共同開発中の次世代車N700系は山陽新幹線で300km/hが出せるようになるようです。新幹線で初めて車体傾斜機能を持たせて、東海道新幹線でもカーブの速度向上が図られます。

ちなみに、JR東日本は東北新幹線で営業運転360km/h(試験では400km/h)を目指した試作車両を開発中です。
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この回答へのお礼

360km/h
安心しました

お礼日時:2005/01/25 18:09

500系はJR西日本が航空と対抗することを前提に作られた車両でしたが、700系が設計されていたころはまだ東海道新幹線の航空に対するアドバンテージは大きかったことから、従来車両との互換を重視に設計されたものと予想されます。



しかし、その後、羽田空港アクセスの充実、同空港の沖合い展開、航空シャトル便運行、不景気から安さを求めるレジャー客を中心に広告バスへの転移と、ドル箱と言われた東海道新幹線も厳しい競争にさらされています。JR西日本山陽新幹線区間では航空に加え、高速道路開業によって、高速バスへの転移も加わりさらに深刻です。

そのような事情を考慮して設計されたのがN700なのでしょう。

ちなみに800系は、先に開業した整備新幹線である長野行き新幹線(正式名称北陸新幹線)と同じくコスト重視である点がポイントでしょう。
さらに、路線条件のよさ・デジタルATCを採用によるスムーズな減速で、最高速度を下げても表定速度にはあまり影響が出なくなったことも理由でしょう。

空気抵抗は速度の二乗で大きくなりますから、闇雲に最高速度を高くすると、電気消費量にも響きますし、騒音問題にも影響しますし...
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500系でも東海道区間は300キロでの走行はしません。


現行の700系でも300キロで走ろうと思えば走行できなくもないです。
800系は走行区間やコストを考慮しての設定速度にしてあります。
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他の方も理由にありますが、ズバリ「環境問題」です。



500系は、全電動車で電気を消費します。
700系は、一部付随車になっていますので、その分電気を消費しませんし、
双方とも、アルミ車体で軽量化していますので、モーターにも負担をしないで、電気代がかからない車両です。

新幹線開業当初の0系電車から比べたら、電気の使用量は5~7割程度でしょう。
また、スピードアップしても、時間に大差がないので、700系を投入しています。(1時間以上違うことはないですから)

ちなみに、次世代の新幹線も、700系を改良した700II系というのを導入することが決まっています。
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800系の場合、DS-ATCを採用している関係上、現状では255km/hでいっぱいでしょう。

また、パンタグラフのアームや、車体本体の爆音に近い走行音は、沿線住民のストレスとなるためです。 500系であろうと、東京エリアに入ると規制速度(とくに、東北新幹線が有名ですが)の関係上、一気に300km/hは、走れません。 また500系は、定員が700系よりもやや少なく、営業サイド(つまり顧客)からクレームが着いたとか。
スピードを出すなら、マッハでも可能ですが、今の現状では、リニア線を開通しなければ300km/h超えはどの車両であっても無理ですし、北陸(幹)線の碓氷峠を越えるためのモーターを搭載したとなると、かなりの建設と車両のコストがかかり、ただでさせ国が破綻寸前の借金(国債)を抱えているのに、建設せざろう得ません。
 モニター調査もしていると思いますし、あまり(たとえば、「東京~博多間:1時間」とか。)早さ間で必要性は無いと感じている国民が多数なので、環境を最優先させたのと思います。
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おはようございます。



500系より700系が速度が遅いのは300系並の乗客数を確保するため先頭車両の勾配が500系よりかなり立っており抵抗が大きいのが影響ありそうです。
独特の形で抵抗より騒音対策を施したのでしょうか。

800系は将来285km/hにスピードアップされる予定です。


 

参考URL:http://www.kit.hi-ho.ne.jp/train/
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 あまり詳しくは知らないのですが、


500系よりあとの新幹線は“スピード”よりも
“環境”の方に力を入れているように思います。

たしか、『カモノハシ』という愛称を持つ
“顔”の形になっているやつは、新幹線が
トンネルに差しかかった時に発生する騒音を
和らげることができるという風に聞いています。

 “スピード”以外に達成すべきものといったら
“環境”や“コスト”だと思います。
他にも消費電力が少ないとか、路線周辺住民への配慮だとか、在来線を走る区間があるとか、レールの幅が違うとか・・。(適当に列挙しました。)

新幹線が速いに越したことはないでしょうが、
嫌われ者になっては仕方がないわけで、
現実的な妥協点を目指している部分も
あるのではないでしょうか。

適当な意見で、申し訳ありません。

この回答への補足

500系よりあとの新幹線は“スピード”よりも
“環境”の方に力を入れるのもいいのですが、
スピードアップを忘れたら寂しい限りですよね。

補足日時:2005/01/21 09:45
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