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薬は肝臓で分解酵素に分解されて効果が出るのですか?
薬の詳しい効き方が知りたいです。

A 回答 (4件)

薬学的な話を大まかに説明します(一応薬学部出てます^^;。



まず、「薬は肝臓で分解酵素に分解されて効果が出るのですか?」ですが、薬の分解(代謝)は、肝臓に限らず、その薬を退社する酵素が存在する身体の中の様々な部位で起こります。どこでどのように代謝されるのかは、それぞれの薬の構造や、酵素の特性により決まります。肝臓には非常に多種の代謝酵素が存在するので、肝臓で代謝される薬の種類も多いということです。

代謝というのは、基本的には生体にとって異物である薬を体の外に排出しやすくするための反応です。薬は油に溶けやすい性質がありますが、水に溶けやすくしないと尿や胆汁に溶かして排出するのに都合が悪いので、代謝により水に溶けやすい形に変換する(代謝物とする)のが代謝の一大目的となります。

お薬は、その多くは代謝を受けない形(未変化体)で効果を発揮します。しかし一方で、未変化体には効果が無いが代謝物が効果を発揮したり、或いは未変化体と代謝物の両方が効果を有している場合もあります。面白い例では、「未変化体は効くんだけど副作用も強い」というお薬の代謝物が「未変化体と同じ効果があって、尚且つ副作用が小さい」ことが分かったりします。こういう場合製薬会社は、代謝物も新薬として開発し、販売したりします。

他の方へのお礼の中にありました 「分解されて効果が出るならば肝臓が悪いと分解されないため効きにくくなるのでしょうか?」はある意味正解です(逆に言えば、未変化体が効果を発揮する薬で、主に肝臓で代謝される場合には、肝機能が悪い患者さんでは、効果も副作用も強く出て危ない場合も想定されます)。なので、お薬を開発する際には、肝臓や腎臓が悪い患者さんでの臨床試験も必ず実施し、お薬の効き方や、副作用の出方、或いは血中薬物濃度が、普通人とどの程度違うかを調べ、用法・用量の設定に反映するよことが定められています。
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飲み薬は、消化器から吸収された後、肝臓で分解酵素に分解されて効果が出る構造になるように設計されています。


昔は武田のアリナミンは、筋注でしたが、大阪大学の石田教授が肝臓で分解酵素に分解されて効果のでる、誘導体にしてから飲み薬になりました。
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この回答へのお礼

ん?肝臓で分解されて効果がなくなるのではないのですか?

分解されて効果が出るならば肝臓が悪いと分解されないため効きにくくなるのでしょうか?

お礼日時:2021/01/06 18:49

最初に肝臓で代謝(分解)される様な化学物質は薬にはならない。



試験管レベルで容易に解るから、研究機関や製薬会社では最初から候補から外れる。

有効な化学物質が毛細血管から組織に運ばれ、化学反応を起こし、効き目として現れ、化学反応で変化した物質が肝臓へ運ばれて代謝される。

そういう順序を経るものが、薬として認可される。
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分解されて薬効が失われるから


血中濃度が一定レベルを保つように
1日三回というような服用を指示される

分解されにくい成分であれば1日一回の服用で済む場合もある

この辺は薬剤毎に異なる
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