
No.17
- 回答日時:
#13です。
認識という現象が生ずる為には認識を行う主体と、その認識の対象となるもの(客体)が必要です。この場合、主体は決して認識の対象にはなりません。もし主体が対象になったとしたら、それは主体ではなくなって認識という現象も消滅するはずです。認識の主体というのは普通自我意識といわれているものです。自我意識は、存在する事は分かってもそれが何かということは決して分かりません。主体の悲劇的逆説として、認識主体は、自分が認識力を持つことと引き換えに自分のことは分からないということです。つまり原理的に自我意識という認識主体は認識の対象とならないわけです。ここで紛らわしいのは人間は認識不可能なものに名前をつけて、あたかもそれが認識できるように扱う事です。しかしちょっと考えてみれば普通、われわれが自分と呼んでいるものは主体としての自分ではないことが直ぐ分かります。それは自分の名前であったり体であったり職名であったり、極端な場合には自分の預金通帳だったりします。つまり客体化されているのは自分ではないのです。これが主体の認識不可知性というものだと思っています。私はこれが神といわれているものと関係があると思っています。どうしてこれが人間(自我意識)の平等性に結びつくかというとどんなに対象に対する認識力が優れている人でも自分のことだけは理解できないからです。ソクラテスであろうとプラトンであろうと、またゲーテであろうと、あるいはアインシュタインであろうとナポレオンであろうと(きりが無いから止めますが)人間である限り、この点において平等であるという事になります。又これは人と人以外のものでも同じことが言えると思っています。ゴキブリはやはりゴキブリのことは分からないから人間とゴキブリは平等であるということです。余り長くなるので、ここまでにします。再度のお返事ありがとうございます。
人は、自分が「存在している」ということは認識できるけれど、
自分自身を「認識の対象」にすることは、決してできない。
⇒これが「主体不可知性」の意味なのですね。
おかげさまで理解できたように感じています。
また、それが自分以外の生物にも、平等であることも納得できます。
ただ、その「主体不可知性」と『神』との関係が、
まだ理解できていません。
自分自身を「認識の対象」にすることができないために、
『神』という存在を作り出した、ということでしょうか…。うーん(^^;)
No.16
- 回答日時:
<というのも、現在核兵器などが各国で生産されているようですが、
それらをもし誰かが使用したら、世界が滅亡してしまう可能性もあるわけで、
それを神が「阻止する」ことはできないような気がするからです。>
もちろん人類が地球規模で集団自殺の道を選び、
その時同じく地球規模で地球をありったけの核兵器で破壊するなら
神はそれを防ぐ術はありません。
(いくら核兵器と言っても、本当にそこまで破壊力があるかどうかは
別問題です)
それはある集団が集団自殺の道を選び、その時それまで共同で
暮らしていた建物を集団で破壊することを決意し実行したなら
それを神が防げないのと同じです。
ただし神そのものは全存在にまたがって遍在しているので
その時(地球が滅亡した時)は、人類と似たような意識を持った存在が、
銀河系から遠く離れたどこかの、地球と同じような環境の星にぽつりと
出現し、また地球と同じように星全体に繁殖するというようなことに
なるでしょう。(これは断定できません。あくまで可能性としての
話です)
そもそも今の地球に住む人類自体が、そうして何十億年の過去には
どこかの星で絶滅した意識体の再生であることも考えられます。
(もちろん覚醒のレベルが宇宙意識まで達していると吹聴する
いわゆる霊能者の中にはそういうことを堂々と言う人もいますが、
これも断定まではできません。存在の本質からして「そういうもので
あろう」と「類推」出来る程度のことです。)
※もちろん{悪」の本質からしてそうした「地球規模の悪(破壊衝動」は、
それが達成される前に自滅する公算が大きいのですが
何かの事情でその自滅のタイミングが、ものすごい確率でずれこむ
こともまったく考えられないわけではありません)
再度のお返事、ありがとうございます。
なるほど…、
神とは「何かをする」存在ではなくて、
私たちの世界の法則(環境?)を提供しているだけ、、という感じでしょうか。
また、神様から見たら人類や地球なんて、
受け持っている「全世界」の、ほんの一部分でしかないのでしょうね。
うーん。
スケールが大きすぎて、なかなか理解しずらいですね~。(^^;)
No.15
- 回答日時:
#5です。
別の観点から述べます。神については
[1神教]と[多神教]の見方があります。
知識人は[1神教]的な見方をする傾向があります。
論理的に考えると知の原理は統一化にあります。そのため物事の全てを説明するには絶対的・究極的な完全者を仮定するとうまくいくのです。
知識人にとって具体的イメージの多神教の神々は説明原理としては不完全であり、拠り所としては頼りにならないと思われます。
しかし、民衆にとっては[多神教]の神々が受け入れやすいようです。多神教の神々は具体的なイメージがあって生活に密着した素朴な信仰が成り立ち易いのです。
民衆にとって1神教の神は空漠としていてつかみ所がないのです。そういう対象に人はなかな感情移入ができないと思われます。
PS→1神教の典型であるキリスト教にも多神教的要素はあります。神とキリストと聖霊の3位1体論がそうです。キリスト教にも父なる神・子なる神・内なる神と3つの神があります。もちろん、それらは同じ神だというので1神教なんですが・・・それでもキリストという具体的イメージの神の子がいなければ、西洋の民衆にこれのど信仰されることはなかったと思います。
再度の御意見、ありがとうございます。
なるほど。
神様も大変ですよね、いろんな要求があって…。
なんとなく、その存在の真実性云々よりも、
いかに民衆の信仰を集められたか、が
神様の存在価値(評価)なのかな…?とも思えたり。
(→なんだか、選挙みたいな感じですね…(^^;))
No.14
- 回答日時:
あなたの認識である「世界を創った存在」「全てを知っている存在」
神はまさしくそのようなものです。
すでに直観ではもう答をお持ちです。
参考になるかと思いますので私が神を認識(理解)した
体験を述べます。
その時私は夜明け前から小高い山に登って山から見下ろす景色を眺めていました。
やがて朝日が昇りだし、薄い闇に覆われていた地表から
山の方へと次第に光が差し始めました。
その小高い山からは海は見えないのですが、地形上、5キロも行けば
海が広がっている土地なので、海側から海辺、砂地、山側へと
光が広がりつつあることは容易に想像できました。
一方で、生物学で教えるように生物には絶対に水が必要なので、
生物は最初海から生じ、たとえばコケのような植物として
次第に陸に上がり、次に水を吸い上げる茎の発達と共にさらに花のような形となり、
さらに木のようにがっしりとした幹を持つ植物となり
さらに自ら運動できる動物へと転化していきます。
その朝の「光がしだいに周囲(世界)を満たしていく様子」と
「生物がアメーバのような原始的な生命形態から植物、動物へと
転化していく知識」とが、私の中であっさりつながって
「あ、このように世界は創られた」
→ すべての存在の背後にはこのように存在全体を
刻々と転化・生成せしめていく力、法則がある、と直覚できたのです。
私が神の存在を考え始め、東に神を見た人がいると聞けば会いに行き、
西洋の哲学、から仏教(特に禅宗)、ウパニシャッド、老荘思想
キリスト教および日本に数あるの神道系の宗教の教祖の本を渉猟し
思索、探求し始めて12年目のことでした。
その後、似たような体験を持つ人を少しずつ探し始めましたが、
キリスト教や神道系などいわゆる一神教系の宗教に帰依する
人は大体この「神」を「人格を持った神」として「ありあり」と
ビジョンで捉え、東洋思想になじんだ人や芸術家はこの「神」
を自らの背後に広がる、普遍的唯一者として捉える傾向にあるようです。
「神」の本質については以上です。
そう言えば「一神教」と「多神教」とはなぜそのように
「神」の見え方=認識の仕方 が違うのかなど、新たな
疑問がおきてこられるかと思います。
それはまた別スレッドにて質問いただければと思います。
生物の進化を含む全世界の全ての現象は、
見えないところで神が司っているものなのだ、ということなのですね。
かといって、神の力というのは「絶対的」なものではないのかな、とも思いました。
というのも、現在核兵器などが各国で生産されているようですが、
それらをもし誰かが使用したら、世界が滅亡してしまう可能性もあるわけで、
それを神が「阻止する」ことはできないような気がするからです。
他にも、遺伝子操作など、これまで「神の領域」と思われてきたことを
人間がおこなってしまう現状を見ると、
果たして神とは??と、ふと疑問が浮かんできてしまいました。
神とは本当に存在し、また人間はその領域には決して入れないという理解で良いのでしょうか…?
No.13
- 回答日時:
直接の回答にはなありませんが、私は認識主体である自我意識が自分のことを理解できないという原理的なことがあって、要するに自分にとって不可知のものがあるからこそ自分が存在できるということを表現するためのいろいろな方法の一つのものが神という概念ではないかと考えています。
宗教になりますと、この主体不可知性を自分の問題としない多くの人を対象としますから、この言葉の意味も変わってくると思いますが、人間が平等であるということと主体不可知性は密接な関係があると思います。御意見、ありがとうございます。
>認識主体である自我意識が自分のことを理解できないという原理的なことがあって、
>自分にとって不可知のものがあるからこそ自分が存在できる
すみません、私の理解不足で申し訳ないのですが、
これらの文章は、どういった意味なのでしょうか…?
「自分自身を創りだした存在」のことは、
「作り出された存在」である人間には、理解できない、といった感じで良いでしょうか…?
また、
>人間が平等であるということと主体不可知性は密接な関係があると思います。
こちらの文章も、私にはちょっと難しいのですが…。
もし良ければ、御説明頂けると嬉しいです。m(_ _)m
No.12
- 回答日時:
実は神様が実在すると思っていながら、人間が作った
ものだと思っています。
仮に、自縛霊や残留思念があるとするのならば、
それの親玉が神様。
人間の根底にある恐怖や、こうだったらいいのに、
こうあるものだ、いう。
信念が神様を作り上げたのかと。
生き霊の大玉かなー。
インドにブラフマンって神様がいるんですが、それは
聖人は死後、ブラフマンの一つになれるそうです。
これが意外と核心をついているかなー、と思っています。
で、私は
(1)世界を創った存在ではない。
(2)人並みに全てを知っている存在。
(3)最近は、力を失いつつある。
賛同してくれる人いないかな?
>信念が神様を作り上げたのかと。
うーん、やっぱり神様っていうのはいろんな解釈の仕方があるんですね…。
人間の信仰心自体が、神様なのかな…?とも思ったりしました。
御意見、ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
人は、自らの存在に説明が欲しくて、「自らに似せて人を創造した」とする神の存在を想像した。
という説明はいかがでしょう?
「神」は「お金」と並んで人類の生み出した2大イリュージョンだと思います。神の死亡診断書を書いた哲学者も居たそうですが、ちょっと早まった気がします。人類滅亡の日まで全宇宙に超越的に偏在します。
>自らの存在に説明が欲しくて
こういった意味合いも、確かにあるでしょうね…。
「どうでもいいじゃん」で片付けられない、
生マジメな人間が考え出した存在なんでしょうね、きっと。(^^;)
御意見、ありがとうございました。
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