
古代ギリシャでしかある程度の宇宙像は描けなかったのでしょうか?だから、西洋も東洋も天変地異に対してどうしても「これは神の怒りだ」というような感覚をどうしても抱かざるを得なかった、だから宗教というものが政治の土台となってたということでしょうか?
例えば地震が起きますと、プレートテクトニクスなんて知りませんから、神の怒りのせいにし、雷がおきても原理がわかりませんから、やはり神の怒りであり、日食などの天文現象もやはりなんらかの神の計らいだということになります。
そういうかんかくで、「神」というものを信じざるを得ず、当然政治の中心概念にも「神」が居座るということになるわけでしょうか?
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
> 結局は、近代ヨーロッパ科学が発展する時期までは、摩訶不思議なことはすべて神がかったこととして信仰にすがるということを世界中でやっていたのでしょうかね。
① [摩訶不思議なことはすべて神]ということはないでしょう。
予測がつかない、自分ではなんともできそうもないということを、運命や神など(悪霊・悪魔・怨霊・呪詛・仮想敵)に帰因・結びつけていたのでしょう。
中でも、具体的に敵の陰謀・企み・悪意に結びつける方策は、メジャーなものでしょう。
② [信仰に縋る]というのは、実は、メジャーではないのだろうと思います。
もちろん、[専ら信仰に縋る]方策になるヒトも2割、3割はいたのかもしれませんが、過半、6割以上の多数者は、具体的な実効性も少しはあるかもしれないと思い込む具体策をメインにとっていたでしょう。先に何事が起きるにしろ、今の仕事、事業、工作、多種多様にある、[今、やっておくことが大事]と考えることに最大で多くの時間と労力を投じたでしょう。 [ひたすら神に念じ、祈願し、祈り、縋る]ということを実際にやってるヒトは、いても、せいぜい数パーセントだと思います。 近代以前の社会状況では、生きて行くためにも、[神や仏や信仰に縋ってなどいられなかった]と思います。
③ 神像・神殿・信仰の対象地・聖人などに[祈る行為]は、一種の文化マナーのようなものです。朝だけ、毎日5回定刻に、真剣に祈り念じるという行為は、結構多くあることで、そういう方もたくさんいます。真言・オーム・読経なども、朝に洗面・歯磨き・トイレ・化粧氏、服装を整えるなどと同様に、文化習慣であって、[信仰に縋る生き様]ではないでしょう。
④ 科学知識や、工学・技術の成果への高い信頼などは、近代の後半以降で現れるものですが、多くのヒトにとって、多くのことが摩訶不思議で理解不可能なことであるのは間違いないです。 スマホに充電できる原理・メカニズムでさえも、??? さっぱりわかりません。 画面をタップし、指を滑らすと、??? 摩訶不思議です。 でも、[そんなもの]と思うのなら、太陽系で惑星が公転・自転しているのも、マントルが対流しているのも、同じです。
それはそうです。しかし、最も身近に起こる自然現象、雷や台風、地震、日食月食などの今は簡単に説明できる事象がさっぱり説明できなかった時代にあっては、これらのことが起こるたびに、「神」への概念が沸き上がったに違いないと私は考えます。
No.5
- 回答日時:
いまでも、「神の怒り、神の慈しみ、神の思し召し・神の計らいと、考える」のに近い感覚は、世界中にあるのではないでしょうか。
人と人の巡り会い、災害、幸運、悪運、生死、病疾、事故も、戦災、弾圧、差別、不運を嘆くときに多いのでしょうが、希な幸運と思う場合にも、神のイメージは出てくるように思います。
ただし、「神意」というだけでなく、「神の戯れ」や「神の世界のことの反映」というような感覚を、古代ギリシャ(実は古代ローマの作品)の人は思っていたようです。
https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/kaken/NL/news …
巨人族の地震・津波の神話
ギリシャ神話では巨人族が暴れることで、自然災害を引き起こすと考えられている。巨 人 族ギガンデス(Gigantes)は、ゼウス(Zeus)が率いる神々と巨人族の戦い(ギガンデスの戦い)を繰り広げる。その巨人族の一人に、地震・津波を引き起こすエンゲラドス(Engelados/Engeladus)が登場する。戦闘の女神アテナ(Athena)は、ゼウスの頭部から武装した姿で生まれ、ギガンデスの戦いに参戦し、エンゲラドスを倒し、地震・津波を鎮めた。
海の神ポセイドン
ポセイドンはギリシャ人にとって海の神であり、ある時は波を鎮め、またある時は嵐を引き起こす。三叉の鉾(トライデント)を持ち、海をかき回すことで海を荒立て、海と大地を支配する力を持っていたので、古代ギリシャ人にはポセイドンの怒りが大地震と津波を引き起こして来たとされている。一方、自然の災害を鎮める神でもあった。アテネの支配権を巡って、アテナとポセイドンの戦いが神話として存在する。ポセイドンは三叉の鉾で大地を荒らし、アテナはオリーブを植え、市民たちから歓迎を受け、自分たちの都市名をアテナとした。この女神に敬意を払い、パルテノン神殿を建設した。
> 「神」というものを信じざるを得ず、当然政治の中心概念にも「神」が居座るということになるわけでしょうか?
神殿などを造ったり、祀りをするのは確かですが、それと《政治の中心概念にも神が居座る》のとは違うと思います。
いつの時代でも、どの地域でも、《政治の中心は、為政者の権勢欲・財欲・威信の保持が居座る》のだと思います。
トランプも、下層白人に支えられているとしても、《政治の中心は、トランプの権勢欲・財欲・威信の保持が居座る》、プーチンでも、中国でも、フランス、ドイツ、イギリス、日本、インド、地域の政治でも、まあ、、
古代でも、中世でも、近現代でも、おそらく今後も、
結局は、近代ヨーロッパ科学が発展する時期までは、摩訶不思議なことはすべて神がかったこととして信仰にすがるということを世界中でやっていたのでしょうかね。
No.4
- 回答日時:
日本列島は自然災害が多いので、異変が興ると魑魅魍魎の仕業と成り
「御先祖様お守り下さい」と祈って事態が治まるまで耐えて居ました。
先祖の霊に邂逅する場所が神社なのです。
欧州は異教徒の考えとして、ギリシャの神話・科学・芸術などの文化を
排斥しました、文献は捨てられ学者は追放されました。
今日、ギリシャの文化が伝わって居るのは、ペルシャ人がラテン語を
ペルシャ語に書き直して保存したからなのです。
イスラム教のオスマン・トルコが登場して陽の目を見る様に成りました。
それでも欧州ではガリレオが宗教裁判に掛けられたりしました。
欧州は文化的には遅れた世界で、唯、人を殺す武器が発達しただけ
なのです。
No.2
- 回答日時:
奈良時代に古代中国の天文学・暦学が百済経由で日本にもたらされました。
西洋の天文学に劣るものではなかったようです。
平安時代以降は朝廷の陰陽寮が天文学や暦学を取り仕切っていました。天変地異の観測や吉凶占いが重要な職務です。
●朝廷の陰陽寮
・陰陽博士 占筮、地相
・天文博士 天文観測、占星
・暦博士 暦の編纂、管理
・ 漏刻博士 時計、時刻の管理
江戸時代中頃には中国から西洋天文学の漢訳書も輸入されていて、日本独自の暦の編纂にも反映されています。
天文観測や暦の編纂は幕府の天文方が実務を担い、朝廷の承認を得て暦を頒布していました。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/CEF2BBCB2F …
https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter1/s1.html
現代も、国家の重要な仕事として実施されています。
●天文・暦
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台(NAOJ)
●時計(日本標準時)
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)電磁波研究所 時空標準研究室
そうですか。古代ギリシャの思想が受け継がれたものではないですね。ただあらゆる天変地異に対しては説明できないからやはり「神」です。
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