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ナルニア国物語(原作)でどうしてもわからないところがあります。
子供の頃からこの物語が大好きで何度も読み返したのですが、キリスト教的世界観が強く、自分がキリスト教信者ではないせいか疑問に思うことが何点かあります。

(1)ナルニアから「強制送還」される
第1章でペベンシー兄弟は第二次世界大戦時のイギリスからナルニアへ行き、エドマンドの裏切りやらアスランの犠牲と復活(キリストの復活)を経て白い魔女の軍に勝ち、ナルニアを治める王と女王になります。
そこで青年期まで過ごした後、ロンドンから魔女が過去に持ち込んだ街灯を見つけ、それがきっかけで現実の世界に戻りついでに年齢もナルニアに行った時の年齢に戻ります。
ペベンシー兄弟としては幸せに暮らしていたナルニアから戦争中の現実に強制送還されたわけで、また子供からやり直さなければなりません。
後の章で「大人だったこともあったのに」と不満を漏らす描写があります。
何故ナルニアから強制送還されなければならないのでしょうか。

(2)ナルニアから「卒業」させられる
第二章の最後でピーターとスーザンが、第三章ではエドマンドとルーシーがアスランから
「もうナルニアには戻れない」
と通告されます。
特に第二章など、蛮族に虐げられていたナルニアの民を救うため戦ったのに用済みとばかりに「卒業」させられるのが気の毒でした。
この「卒業」は大人になるための儀式のような感じですが、本人たちには不本意なはず。
何故アスランはナルニアに来る制限を設けるのでしょうか。

(3)衝撃のラスト
ナルニアの猿の愚かな行為でナルニアは異国に滅ぼされます。
そしてナルニアに関わる人(動物)たちは過去の人たちも含めて「本当のナルニア」に集合します。
これが「死後の世界」だったとは大人になってから知ったのですが、スーザンはナルニアを「子供の遊び」と忘れてしまったことから本当のナルニアには招かれません。
しかも、現実世界ではピーターたちどころかその両親、ユースチスたちも全員死んでいることになり、スーザンは一人現実世界で生き残ることになります。
本当のナルニアで幸せに暮らすことになる人たちはいいですが、スーザンにしてみればナルニアを忘れたために親兄弟全員死亡というむごい境遇になります。
私は「ペベンシー夫妻は生命保険をかけていただろうか」と余計な心配をしました。
年頃の娘が俗世の誘惑に負けたからといってここまで酷い仕打ちを受けるほどの罪でしょうか。

いくつかガイド本も読んだのですが、この辺りが理解できなかったので解説できる方お願いします。

A 回答 (1件)

キリスト教にからんで考えると、



①イエスが子供をそばにおいて、神の王国はこの子供のような人たちのものです。と言ったシーンより。
ピーターパンのネバーランドも、子供しか行けない場所でしたね。

③ヨハネの黙示録、ヨハネが神の力により未来、キリスト再臨前後のイメージを見せられたものとされてます。ヨハネ自身はその後、現実の時間に戻って、そのことを書き記すのですが。
未来を体験したあと、現実に戻るという発想はこのあたりから。単なる夢オチって解釈もありますけど。

死後の世界。キリスト教的には、死者はキリストの再臨後に復活して永遠に幸福な生活を送るといいます。その世界が、楽園であり死後の世界。
たしか映画では、ネズミの騎士さんが生きたままその世界に行きましたね。

②他の宗教では、輪廻転生で何度も生き返る教理もありますが、キリスト教では、ワンチャンス。誕生して死ぬ一生を終わったら、神と悪魔の論争が終わって、全地が楽園になるまで、また天の王国がやってくるまで死の眠りについているということになってます。その復活のチャンスを与えられる人もいれば、与えられない人もいます。

まぁ、別の世界の物語ですから、そういうルールの世界だと解釈しましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
やっぱりある程度キリスト教の知識がないと完全に理解するのは難しいですね。
日本だと死んで終わりはバッドエンドのような気がするので、それでよかったの!?という思いがしました。

お礼日時:2021/03/18 23:49

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