A 回答 (7件)
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No.1
- 回答日時:
ご存知の通り「存在と時間」は未完で、長すぎる中断期間を経て、ハイデガー自身が最終的に完成を諦めています。
ハイデガーが悩みに悩んだのもその点なのかもしれません。
No.2
- 回答日時:
人間は主知主義者の説くような合理的法則は持たず、世界もまた合目的性を保有しない
人間はそれ自体において独自な状況下にあり
本質においては無に等しい、そして無なるが故に人間はあらゆる可能性を包蔵する
人間は不安で不安定なるが故に、たえず自己をのり超える契機を求めつづける
だが 契機とは、人間が自己の限界 − 死と状況の不可避性を確認し
敢えて、呻きながら抵抗を持続する以外に、どこに発見されるのか
それが故に、人間とは自らを投げ与える企みであり、自らを創る存在である...
【主知主義】知性・理性など、理知的なものを根本とする思想的立場。
主知説。
認識論で、真理認識の根拠を理性に置く合理的立場。
心理学で、心の根本機能を、表象思惟など、知的作用に置く立場。
倫理学で、道徳的行為は知性に基づくとする立場。
【合理的】①・論理にかなっているさま。
因習や迷信にとらわれないさま。
②・目的に合っていて無駄のないさま。
【合目的性】目的にかなった仕方で存在していること。
【独自】①・他の影響を受けずに、その人ひとりのやり方や発想で物事を行うさま。
自分ひとり。
単独。
②・他と異なり、そのものだけに見られること(さま)。
【状況・情況】時とともに変化する物事の、その時、その時のありさま、ようす。
【本質】①・物事の本来の性質や姿。
それなしにはその物が存在し得ない性質要素。
「問題の―を見誤る」
②・〘哲〙伝統的には、存在者の何であるかを規定するもの。
事物にたまたま付帯する性格に対して、事物の存在にかかわるもの。
また、事物が現に実在するということに対して、事物の何であるかということ。
【無】①・何もないこと。
存在しないこと。
②・〘哲〙a.有(存在)の否定または欠如。
実在はたらき規定などがないこと。
b.有やaを超越し、有を有たらしめる絶対的無限定的なもの。
【可能性】①・物事の実現する見込み。
「成功の―がある」「―が小さい」「無限の―を秘める」
②・〘哲〙物事の現実の在り方(現実性)に対して、できうる(ありうる、考えうる、能うる)在り方。
事柄・知識・能力などの、今実際にそうではないが、そうでありうる範囲程度のこと。
【包蔵】内部に持っていること。
中につつみしまっていること。
【不安】①・気がかりなこと。
心配なこと。
これから起こる事態に対する恐れから、気持ちが落ち着かないこと。
また、そのさま。「―がつのる」
②・〘哲〙人間存在の根底にある虚無からくる危機的気分。
原因や対象がわからない点で恐れと異なる。
実存主義など現代哲学の主要概念。
【不安定】落ち着かないこと。
安定しないこと。
また、そのさま。
【契機】①・物事が始まったり、変化が生じたりする直接の要素や原因。
きっかけ。
動機。
②・〘哲〙ある物を動かし、規定する根拠要因。
弁証法では、発展に組み込まれて、より大きな関係を構成する不可欠なものとなった要素。
【限界】物事の及ぶ一番端。
その状態をもちこたえることのできるぎりぎりのところ。
かぎり。
【不可避】避けることができないこと(さま)。
No.3
- 回答日時:
至極簡単に言えば、人間は
死ぬ、ということです。
誕生してから死ぬまでの時間しか
人間は存在しない。
こんな意味です。
これを逆に説明すれば
存在とは時間である
という、格好良い言い方になります。
No.4
- 回答日時:
ハイデガーは結構いい加減な人で、
「存在と時間」の著書の中で、存在について言うが、時間についての
記述は殆どないのです
潜在から現存在へ、現存在から潜在へ至る過程を
「あらしめ」て存在となる道筋を
「将来」へと「過去」へとの拡がりをもった現象を
ハイデガーの時間でしょう
No.5
- 回答日時:
勝手な解釈ですが・・・
蜻蛉の時間。1日
蟻の時間。1~2年
象の時間。約70年
地球の時間。凡そ72億年
宇宙の時間。凡そ1500億年
ならば、
3次元空間の時間。凡そ*****億年
この様に推測する時に「存在とは時間である」との仮説が成り立つのだろうか。
No.6
- 回答日時:
時間が無かったら,つまり,時刻も無い,瞬間も無い,時間的な幅が無い/ゼロなら「何」も「存在」できない。
すなわち,「無(む)」です。空間が無かったら,つまり,点も線も面も体積も無い,空間的な大きさ広がりが無い/ゼロなら「何」も「存在」できない。すなわち,「無(む)」です。
真空を「無(む)」だと言う人がいますが、超弦理論の弦/紐/膜やクォーク、素粒子、原子、物質、エルネギーの全てが無くても、真空には時間と空間はあります。従って、真空は、「無(む)」ではありません。
時間だけでも、空間だけでも、「存在」は、成立しません。この一方だけでは「存在」は成立しないのです。時間と空間の双方があって、初めて「存在」は、成立します。
宇宙は、なぜ存在している事が出来るのか? それは、「時間」が存在していて、「空間」が存在しているからなのです。
と言う意味で「存在とは時間である」と言っているのかも知れません。
時間の無い宇宙をイメージ出来ますか? 時間が無い状態から時間が始まった/初めた/流れを開始した状態をイメージ出来ますか?
空間の無い宇宙をイメージ出来ますか? 空間が無い状態から空間が始まった/初めた/大きさ広がりを開始した状態をイメージ出来ますか?
出来ませんよね。と言う事は、時間の無い宇宙、空間の無い宇宙は、存在しない、ありえないと理解すべきと言う事なのです。
ビッグバンで宇宙が誕生して、時間も空間も誕生したのなら、ビッグバンの「前」は、時間は? 空間は? どうなっていたのか?との疑問が湧きます。
「無限大の大きさ広がりを持つ空間的に無限大の空間と無限大の過去から存在し無限大の未来まで流れ続ける時間的に無限大の時間が無限大の過去から共に既に存在している」。この時空/宇宙を「母宇宙」と定義します。この母宇宙Aの時空の量子論的な揺らぎが、我々が存在しているこの宇宙Bのビッグバンを138億年前に引き起こし、Bは、Aの「子宇宙」として、Aの時空の中で誕生し、今もAの時空の中で加速膨張し続けていると解釈/理解すると、Bが誕生する「前」の「時間」は? 「空間」は? と言う問いに、Bが誕生する「前」は、Aの時間が流れ、Aの空間が広がっていたと答える事が出来ます。
それぞれが無限大の大きさと広がりを持つ「子宇宙」を無数に無限大個、その時空の中に持っているのが「母宇宙」で、母宇宙の中では、常に無数の無限大個の子宇宙が誕生して、それぞれが母宇宙の時空の中で収縮/安定/定速膨張/加速膨張などの成長を続けているのかも知れません。
こうした多数の宇宙が存在するとの考えを「マルチバース」と呼びます。
母宇宙は、どのように始まった/誕生したのかは、母宇宙の「定義」から、
「母宇宙は無限大の過去から時間と空間と共に既に存在している」と回答する事になります。なので、母宇宙に始まり/初め/起源/誕生は無いのです。
物理学は一大飛躍を成し遂げる可能性があります。
ケプラーは1609年と1619年の著書でケプラーの第1,2,3法則を発表し、ニュートンが1687年の著書で万有引力の法則を発表する切っ掛けになり、1887年のマイケルソン・モーリーの実験は、1905年にアインシュタインが特殊相対性理論を1915-1916年に一般相対性理論を発表する切っ掛けになりました。
宇宙の加速膨張が観測され、ダークエネルギーやダークマターが提唱され、超弦理論や11次元のM理論などが議論されています。これらは、次の物理学の一大飛躍の切っ掛けとなる予感がします。
1900年にプランクが量子論を1905年にアインシユタインが相対論を創始して現代物理学が誕生し、それまでの物理学が古典物理学と呼ばれたのと同様に、2021-2030年に掛けて生み出される物理学は、今の現代物理学を過去のものとする、全く新しい「真新物理学」を創始するかも知れません。
それは、1900-1905年頃の人に量子コンピューターや相対論的GPSの時間補正と言っても理解できないのと同様に、2021年の我々が「局所空間の通常空間における波乗り効果」と聞いても理解できない全く新しい物理理論と技術を生み出すかも知れません。
全く新しい時空のイメージと次元理論を生み出し、任意の範囲の時空を通常空間の時空の中を波乗りをする様に滑らせ、何百万光年も離れた遥か彼方の銀河に極めて短時間で人や貨物を行き来させる技術を生み出すかも知れません。
そうなれば、はくちょう座の方向の約600光年の彼方にある太陽に良く似た恒星ケプラー22のハビタブルゾーンを公転している岩石惑星ケプラー22bに移民宇宙船が大挙して押し寄せ、ネオ日本/ネオアメリカ/ネオチャイナ/ネオロシアなどが建国されるかも知れません。
創世記では、「はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」とあります。「はじめに」とは、時間を指す言葉です。「やみが淵のおもてにあり」とは、「やみ」や「淵」が存在しており、これらが存在できる「空間」がある事を意味しています。つまり、神が天地創造を開始した時には、既に時間は存在して時間が流れており、空間も既に存在していたと述べているのです。神は、時間も空間も神自身もやみも淵も創ってはいないのです。これらは既に存在していたのです。
では、これらを創ったのは何なのか? これらは何故、存在していたのか?
聖書は答えていません。
宇宙は、なぜ存在し、宇宙は、どうしてどのようにして始まったのか?
神が創ったのなら、
_神は、なぜ存在し、_神は、どうしてどのようにして始まったのか?
こう記述すると、宇宙と神は同じです。
知的生命体は人型で無いかも知れません。
wikipedia日本語版の記事「ケイ素生命」の様に、炭素/水素/窒素/酸素を主体とした炭素型の地球の生命体とは異なり、ケイ素を主体とした生命体の可能性もあります。例えば、核分裂物質が豊富な環境でケイ素生命体が誕生し、体内に核分裂物質を取り込み核分裂エネルギーで生命活動を維持するのかも知れません。
または、太陽の光を浴びて光合成の様にして生命活動に必要な物質やエネルギーを得るのかも知れません。
そうであれば地球の生命体の様に他の生命体を捕え/殺し/食べ/消化し/吸収し 生命活動を維持するエネルギーを得る必要は無いので、食べる「口(くち)」は無く、自己の体内から電磁波を発信し、外部の電磁波を受信し外部の情報を知覚し、他の個体とコミュニケーションするなら、目も耳も喋る「口(くち)」も無く、呼吸が不要なら鼻も無く、手足も無く、触手の様な体の器官で物を掴み、銀河間航行する宇宙船を組み立て、宇宙狭しと駆け巡り、壮大な宇宙文明を築いているのかも知れません。
宇宙人を「この宇宙に存在している知的生命体」とすると地球に住む人類も該当します。人類がいるのに人類の他には、この宇宙に宇宙人はいないと言う方が無理があります。天の川銀河(銀河系)には約1000億個の恒星があると考えられています。その中に地球人と言う知的生命体が発生していると言う実績/事実があります。我々が存在している天の川銀河を含む局部銀河群の中で最大なのがアンドロメダ銀河で、アンドロメダ銀河は、天の川銀河の約2倍の恒星があると考えられています。天の川銀河でも最低1個の知的生命体を産んだ星(地球)があるのだから、その約2倍の恒星を持つアンドロメダ銀河には最低でも2個の知的生命を産んだ星がある可能性があります。
銀河系には、少なくとも36の知的文明が存在するかも知れないとの研究もあります。
https://www.businessinsider.jp/post-214824
2045年にコンピューターの知能は,全世界の人間が束になって挑んても敵わなくなる,全人類の知能の総力を超える「技術的特異点/シンギュラリティ」に達すると考えられています。人間は脳にチップを埋め込み,スマホやPC,マウスやキーボードなどを使わず,脳の中に投影されるスクリーンの輝点を目で追うと,その脳の電気信号をチップが検出し,文字の入力やクリック/ドラッグ/ドロップなどが可能になり、人間は、常時、ネットにワイヤレスで接続し、超知能/超知性の人工知能AIと通信し、世界中の情報を操作/情報処理するでしょう。
テレビ電話で貴方Aが日本語でアメリカの人Bに質問すると瞬時に流暢な英語に翻訳されBに聞こえ、Bの英語の答えは瞬時に流暢な日本語に翻訳されAに聞こえる。この瞬時の翻訳は全世界の全ての言語間で相互に可能になる。
超知能/超知性の人工知能AIと連動した人型ロボットが、一般家庭で炊事/洗濯/掃除/育児/介護/買い出し/ゴミ出しなどを熟し、医療/法曹/建築/土木/生産/流通など全業種の全職場で働くでしょう。人間には、研究開発や芸術などの限られた仕事しか残らないでしょう。
超知能/超知性の人工知能AIに政治/経済/教育/医療/福祉など森羅万象について最適の施策を考えてもらい、人間は素直にその施策を実行して行くしか戦争を回避する手段は無いのかも知れません。
地球の隅々に広がり地球から溢れた人類は、無限のキャパシティを持つ最後のフロンティアである「宇宙」に向かうでしょう。それは「好奇心と拡散性」が人類の「性(さが)」だからです。
下記のブログを是非、御覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/satou_hiroshi_4649/archi …
下記の画像は、ケイ素生命体の想像図です。
No.7
- 回答日時:
参考まで
>ハイデガーの実存思想がグノーシス的だったのだ。
http://heideggerforum.main.jp/ej7data/shinagawa. …
「哲学とは、神という言葉を使わない宗教です」
正誤は誰にも分からないが、信じる事がその重要な部分となります。
ハイデガーの「責めある存在」は、ナチス禍の倫理感よりドイツ国民を保護する事を目的としています。信じる事で罪悪感から解放されて、救われる訳です。
また、ハイデガーは一癖ある人物だと思っています。
戦後ドイツはユダヤ人へ相当の賠償をしたが、日本は賠償を行っていないという趣旨の事を言っています。これは意図的な誤魔化しです。
日本が指摘されているのは戦争犯罪ですが、ユダヤ人問題は戦争の混乱に紛れて行った単なる犯罪です。
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第2章『存在と時間』本論の再構築 九 テンポラリテ―トと存在 p127~
「・・・存在了解が時間性として生起するということ、したがって存在はつねに暗黙のうちに特定の時間的地平へ向けて企投され、そこから了解されるものであり、だからこそ、存在はつねにテンポラリテ―な性格をもつという程度のことは、すでにお分りであろう。となれば、存在一般の意味についての問いはすでに答えが与えられたことにならないであろうか。つまり、存在の意味は時間である、という答えが。」
私「ええええっ???」