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変体仮名の読み方

赤線部はなんとよめばよいのでしょうか。

他の方によって翻刻された文章をみると「きりつぼにいたるまで」だったのですが、
本文画像をみると「ぼ」「で」のどちらも濁点がなく、「きりつほにいたるまて」と書いてあるように思います。

画質が悪く申し訳ありません。

「変体仮名の読み方 赤線部はなんとよめばよ」の質問画像

A 回答 (1件)

前の質問にも回答しましたが、「ものくさ太郎」の影印本を、日本古典文学大系の翻字を参考にしながら読んでいるのですね。


近代以前の仮名文は、濁点が付かないのが普通です。例えば百人一首の札に書かれている和歌にも濁点は付いていませんよね。
当時、濁点は「付けても付けなくてもよいもの」「辞書等で注意を要する箇所に適宜付けるもの」で、付けられるのが多くなってくるのは江戸時代くらいからですね。
研究上の翻字は、濁点なしで忠実に翻字する方針の場合と、読みやすさを優先して「解釈して」濁点を追加して翻字する方針の場合とがあります。あなたが参考にした翻字は、後者の方針です。
原本に忠実に翻字するならば、濁点なしで「きりつほにいたるまて」、ただし解釈する場合は「きりつぼにいたるまで」となる、ということです。
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この回答へのお礼

度々ありがとうございます…!
解説がとてもわかりやすく、理解することができましたm(_ _)m

お礼日時:2021/05/31 21:05

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