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株やるのに会社四季報っていう雑誌買った方が良いですか。証券会社のサイトの四季報と会社のホームページの情報見たりしますが、会社四季報の雑誌を見るのはどんなメリットありますか?

A 回答 (1件)

買った方が良いですよ。

株価予想と会社情報、平均年収、投資する銘柄を探すとき、はじめに「会社四季報」を読む方が多いです。私が使ってるSBI証券では会社四季報データを見ることができます。

1.財務状況を見る
1-1.「売上高」、「営業利益」、「経常利益」、「純利益」をチェック!
1-2.「1株益(円)」をチェック!
2.企業概要を見る
2-1.「連結事業(主力事業)」、「特色(事業内容)」をチェック!
2-2.主力事業で利益を上げる仕組みや成長性を考える!
3.チャートを見る

1.財務状況を見る
まずは、「財務状況」で業績予想を見ます。
「売上高」、「営業利益」、「経常利益」、「純利益」をチェック!
「売上高」、「営業利益」、「経常利益」、「純利益」が順調に伸びているか確認します。ここが伸びていればOKです(各種利益が年10%以上伸びていれば要注目です)。

1-2.「1株益(円)」をチェック!
次に、予想「1株益(円)」見て、株価がこれの何倍かを計算します。

2017年9月19日時点の株価は2,243円なので2,243円÷82.6円(連18.12予)≒27.2倍となります。この27.2倍という数字はPER(詳しい説明)と言うもので、その株の割安性を測るひとつのモノサシとなります。一般的に、この数字が低いほど割安でお買い得となります。とりあえず、初心者のうちは15倍以下の株を探すのが良いでしょう。

※2017年12月現在では、全体的に割安性が薄れている状況で、なかなか10倍以下の株(絶対的に割安な株)を見つけるのはむずかしいです。とりあえず、同業種の株のPERと比べて、数値がある程度低いものであれば、相対的に割安と判断しましょう。

2.企業概要を見る
次に、「企業概要」で事業内容などを確認します。例えばアークランドサービスHD(3085)です。

2-1. 「連結事業(主力事業)」、「特色(事業内容)」をチェック!
はじめに、【連結事業】で主力事業を確認します。「かつや直営飲食47」とありますが、この47は全体の売上に占める割合(%)を表しています。FC(フランチャイズ)40と合わせると、売上全体の87%を『かつや』から上げていますので、これが主力事業になります。

次に、【特色】で事業内容を確認します。最初にイメージしなければならないのは、主力事業がどのようにして売上・利益を上げているかです。アークランドサービスHD(3085)は、カツ丼専門店『かつや』を運営して売上・利益を上げています。

2-2.主力事業で利益を上げる仕組みや成長性を考える!
次に、利益をどうやって伸ばすかをイメージします。たとえば、『かつや』の新規出店、店舗あたりの集客力の向上、コストの削減などが上げられます。そして、これらが将来的に実現できるかをイメージします。実際に店舗を訪れたり、その商品・サービスを直接体験できたりするものは、積極的に挑戦してみましょう。私も『かつや』に行ってカツ丼を食べたり、店内の様子、客層などを調べたりしたものです。

ちなみに、現在展開している『かつや』の店舗数は【グループ店舗】に記載されており、直営・FC合わせて387店舗を展開しています。大手牛丼チェーンが各社1,000店舗以上を展開しているので、成長余力はまだまだありそうです。

他に、現在育成している事業(から揚げ)が書かれている場合もありますので、それが将来的にどれだけ全体の売上に影響を及ぼすかも考えておきましょう。ここでしっかり事業内容と将来性を把握しておけば、「長期で投資できる銘柄」、「短期でしか投資できない銘柄」、「投資できない銘柄」を区別できます。

3.チャートを見る
アークランドサービスHD(3085)は、長期投資の対象なので、チャートも長期のものを見ます。

https://kabukiso.com/column/img/shikihou_03.png

上記のチャートを見ると、絵に描いたような右肩上がりの株価推移をしています。それだけ順調に業績を伸ばしてきた証拠です。ただし、直近の株価は“やや”買われすぎの印象を受けますので、購入は一度でなく、期間をずらして数回に分けておこなうのが良さそうです。できれば、2015年中ごろのような下落時に多く購入したいものです。

4.まとめとして

会社四季報の読み方、5つのポイントとして

・業績予想で売上・利益が伸びているかを確認 (年10%以上)
・PERが何倍かを確認 (15倍以下、同業種の株に比べて低いか)
・主力事業が何かを確認 (全体の売上に占める割合が1番大きい事業)
・主力事業が売上・利益を上げるしくみ、成長の可能性を確認 (投資できるかの判断)
・チャートで株価推移を確認 (買い時の判断)

以上が、自分流の四季報の読み方です。四季報はあくまで投資候補の銘柄を探すためのツールですので、とりあえずポイントをおさえて効率よく読んでいきましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2021/11/20 06:02

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