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ブラックフライデーや独身の日、ハロウィン、、、
近年いろいろなものが日本で商業化しています。
ボクシング・デーはあまりにも知名度が低い気がするのですが、
日本で流行る可能性はありますか?
また、日本での知名度が低すぎる気がするのですがなぜでしょうか?

A 回答 (1件)

私はプロファイルに記したような在米の長い年寄です。



クリスマスに始まり、恵方巻にバレンタインデーにホワイトデー・・・
そして今度はハロウィンにブラックマンデーですか???

『こんな行事もある』というのが、いつのまにか『そうするもんだ』になり、『参加しないといけない』『参加しない人をバカにする』というのが日本、と日本の報道やネットで発信される情報から強く感じます。

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【ハロウィン】
大昔の起源はさておき、少なくとも私が当地に来た30数年前から今日までの当地のハロウィンは、戸建ての家が立ち並ぶ住宅街で、そこのコミュニティの小さい子を通して互いにあいさつし、知合う行事です。

主役は、ヨチヨチ歩きから就学前の幼い子、それにせいぜい加えても小学校低学年の子たちです。
その子らが親と一緒に近所の家々を回ります。

親は道路で待ち、子どもを家々の玄関に向かわせます。
Trick or Treat の言葉をご挨拶代わりに唱えると、玄関を開け、お菓子の入ったバスケットを差し出すと、子どもはそこから好きなお菓子をとって自分のバスケットに入れます。

このとき、二言三言お話ししたりします。
それでその子は我々の顔を覚え、我々も親の顔と子どもの顔を覚えます。
道路で待つ親に手を振ると1件のお客さんが終了です。

これを次々にくるお客さんにします。
子どもたちが家々を巡るのは夕方5時ぐらいからで、幼い子は6時までで終わり。
大きい子でも7時には終わりです。

時間が来たり、お菓子が無くなれば、玄関の電気を消して『我が家は終了しました』のサインにします。

これにはその後もあります。
家々を巡るといっぱいお菓子はたまります。
それをどうするか。

これはウチの場合ですが、自分のお気に入りのお菓子や、食べたい分だけを残し、余ったものは翌日以降のどこかで教会に持って行きます。
それには、子どもが集めた残り物だけでなく、我が家で配るために用意したもののあまりも加えます。

教会はそれを集め、孤児院や子ども病院などの施設、恵まれない家庭などに配ります。
後日の週末に教会の集いの後、子どもたちが近所の老人ホームにも持って行きます。

当地のハロウィンは、このように地元の絆を大事にする催しと言うのが本来の姿です。
いい年した若者などの大人が大金使って仮装の衣装を買いあさったり、街に繰り出して大騒ぎをしたりするだけで、世の中に何の貢献もしないのとは違います。

当地のハロウィンの話を聞いて恥かしいとは思わないんでしょうかね。

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アメリカ中部から東部一帯でのハロウィンは、秋から冬への季節の変わり目でもあります。
晩秋で寒くなることから、一気にクリスマス気分になっていきます。

でも、その前にはひとつのイベントが待っています。
感謝祭です。

日本には『盆と正月』とか『盆暮れ』と言う言葉があります。
お盆や年末年始には家族が集まって行事を行います。
お盆には先祖の供養、暮れにはその年の締めと新年を迎えるための準備をし、正月には新年を迎えられたことを祝います。

そのために、子どもたちは親元に戻ります。
日本ではそれを『帰省』と言い、当地ではそれを『Homecoming』と言います。
『先祖の供養』や『年を締める』『新年を祝う』ことは儀式で、その実の意味は『家族が顔をそろえ、無事を確かめ合う』のようなところでしょう。

『感謝祭』は、それに相当する当地の行事です。
当地では『Thanks Giving』と言います。

そこでは何をするか。
それは、久々に家に帰る子供たちは両親や祖父母へのプレゼントを、両親や祖父母は子供や孫たちにあげるプレゼントを、そして家族が集まる家ではみんなで楽しむ食事やゲームやビデオ、なんかを準備します。
伝統的な食べ物は『七面鳥』と『かぼちゃ』です。

アメリカの場合、感謝祭は11月の第4木曜日です。
その日は、独立記念日、戦没者慰霊日、勤労感謝の日、クリスマスと並んで、全米でほとんどの学校、企業、役所が休みます。
多くのお店も休み、レストランやファストフードのお店でさえ閉めるところがあるほどです。
この時期、飛行機は需要が高まるので値段が高く切符が取りにくくなり混雑します。
道路も渋滞し、ショッピング歩レースもとても混雑します。

この感謝祭前は、ショッピングセンターやデパートはプレゼントや食事や遊びの準備を求める人でにぎわいますが、実はそのにぎわいは感謝祭前ではなく、その翌日の方がすごいのです。

最初は、感謝祭の翌日に感謝祭前のプレゼントの買い物で売れ残ったもののバーゲンをするので、その日に人が集まったことからその名がついたと言います。
また、学校や企業や役所は感謝祭当日だけでなく翌日も休みとするところが多いことも、その日にショッピングする人が多くなる要因でした。
それが、感謝祭は食事だけにし、家族へのプレゼントの買い物は仲間や親せきへのクリスマスプレゼントと一緒にしようと言う傾向が出てきたため、感謝祭翌日のショッピング需要が爆発的にのびたのでした。

しかし、これはあくまで感謝祭と言う行事と休みの関係から生じたもので、感謝祭がない日本がそれをまねてどうしようというのでしょう。

これも、クリスマス、恵方巻、バレンタインデー、ホワイトデー、ハロウィンのように、背景の意味なく商魂たくましいデパートなどに踊らされ、流行ればいい、視聴率が取れればいいという軽薄で無責任な芸能人やマスコミ・テレビ局などに煽られてできたものでしょう。

なんか、日本って、どんどん中身のない『楽しければいい』快楽主義者の国になって行っているように思います。
ハロウィンのところでも書きましたが、恥かしいとは思わないんですかね。

それで次は ボクシング・デ― !?
何ですかそれ?
ボクシングなんてただの殴り合いのけんかをスポーツもどきにしただけじゃないですか。
それが一般人にどう受け入れろと言うつもりなんですか?

もう、ここまでくると『バカじゃね?』以外の言葉が出ません。
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