
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
調べてみたのですが・・どちらも、n-オクタノール/水分配係数を表すものではないでしょうか。
違いはわかりませんでした。私は、LogPowのほうで覚えてしまってましたが(昔教わったのはこちらのほうなので)。。
ちなみに、分配係数(LogPow)は、n-オクタノールと水の二相へ溶解した物質の平衡濃度の比で表せます。
Pow=Co/Cw
Co:n-オクタノール層中の被験物質濃度
Cw:水層中の被験物質濃度
>数値がどの程度であれば疎水性、親水性と判断できるのでしょうか。
確かに、親水性・疎水性の指標となりますが、どの程度の数値で線引きするのか(できるのか)ちょっとわかりません。。
LogPowが2の物質は、Powが10の2乗の100で、水よりオクタノールに100倍溶けやすいことを示しています。
トルエンのLogPowは2.69 ~2.8、PCB類は6~8程度・・・
2.2だと、数値が近いのはベンゼン(2.13)ですね。
ベンゼンの対水溶解度は、1.79×10^3mg/L(25℃)で水に不溶というわけではありませんが、疎水性のほうが強いことは言えるかと思います。
余談ですが
分配係数と魚類における生物濃縮係数との間には良好な相関係数が認められており、
・ 油に分配されるものは蓄積されやすく
・ 水に分配されるものは蓄積されにくい
というように、生物蓄積性の指標となります。
(LogPowが3未満の場合、高濃縮性でないと推定されます)
詳しいご回答、ありがとうございました。
大変良く分かりました。
べンゼンと同程度ということでイメージがつかみやすくなりました。
疎水性がやや強い中間極性の物質ということで対処したいと思います。
No.2
- 回答日時:
医・薬系の方ですか?それとも環境?農薬学系?
pow・kowの件、私も分からなかったの調べてみましたら、業界や出展などで異なるようです。
結論から言うとどちらも使われているようですね。
環境(ダイオキシン)の場合、p/owと定義される用ですね(これから決まる?or決まった?)。分配係数(P)=Log10(Co/Cw)。
Kっていうのは、反応速度論のとき良く出てきますね。あと、溶解度の場合にもよく見かけます。
で、疎水性かどうかって事ですが、水への溶解度を調べないとなんとも言えませんね。この試験で分かる事は、油脂の方が100倍解けやすいって事ですから。
参考URL:http://www.safe.nite.go.jp/kasinn/genkou/kasinho …
御回答ありがとうございます。
私は化学出で、今は医薬・農薬関系の仕事をしています。
PowとKowについては同じものと判断してよいということですっきりしました。
水への溶解度はかなり低そうで、数mg/L程度のようです。
疎水性の強い中間極性物質ということで仕事を進めたいと思います。
ありがとうございました。
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