淡路（あわじ）と阿波（あわ）との、「あわ」は、関係がありますか？

Question

春閑 · Accepted Answer

この「あわ」は穀物の「粟（あわ）」の意味だ。岡山の旧国名は「吉備」だが、これが「黍（きび）」を意味するのと同じだ。岡山の名物は今でも「きびだんご」だ。

「淡（あわ）」＝「阿波（あわ）」＝「粟（あわ）」なのだ。
淡路は、畿内と阿波を結ぶ重要なルートだから〈アワを運ぶ道〉という意味で淡路と呼ばれたわけだ、

坊主メリクリ · Answer

先の回答で「淡道之穂之狭別島」という古事記の記述について触れましたが、ちょっと調べたところ、下記WEBページににこんな興味深い記述がありました。かいつまんで言えばこの「淡」の語源は「粟」と言うことです。事実なら、「阿波」と繋がって来ますね。
https://nihonsinwa.com/page/1773.html

坊主メリクリ · Answer

淡路島の地名は「淡道之穂之狭別島（あはぢのほのさわけのしま）」として古くは古事記に登場しています。一方阿波国は元々粟でしたが、奈良時代に「阿波」に変更されています。なのでたまたま似た音だろうと推定されます。
でも、古事記は原文が残っているわけでない（底本は複数ある）し、日本人は昔から駄洒落や当て字（言葉遊び）が好きな民族で、わざと本来とは違う表記を使う習慣が横行しています。例えば「平城（平らな土地）→奈良」、「大坂（おほざか）→大阪」他。近年の顕著な例では「宜しく→夜露死苦」、「榊原→酒鬼薔薇」など。
このように結構好い加減な言語ですから、一概に両者に関連性はないと決めつけるのもどうかと思います。

asato87 · Answer

阿波という徳島県の呼び名は、粟が豊富に育てられていたのに由来し、その後（713年）、元明天皇の命で、地名を縁起の良い二字で表記せよということで粟から阿波に変更されたようです。
一方淡路ですが、阿波への道」ということであわじというという説がありますが、
古事記によると淡路島は最初にできた島ですから、後からできた阿波に続く道というのはおかしいことになりますね。
いざなぎのみことといざなみが初めて作った国は恥ずかしいもので、
これを我恥（あはじ）の意味であはじしまと名付けたとか、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%94%A3%E3%81%BF
淡路島が小さかったため吾恥島とした、粟を産するところからあわ島と呼ぶべきところ、
阿波や安房と混同しないよう「あわつ島」と呼んだのが「あはち島」に転化したなどいろいろ説はあるようです。

rabbit_9999 · Answer

「阿波への路（みち）」という説が有力なので、関係あると思います。
ただし、確定ではなく、他にも淡島（あわしま）＝小さな島が連なっているところ、という説もあるようです。

mukaiyamo · Answer

淡路・・・律令制以前は淡道国造 (人名・あわじのくにのみやつこ) の領域であり、「淡道」の表記であった。律令制において令制国のひとつとなり「淡路」の表記となった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%A1%E8%B7%AF%E5%9B%BD

阿波・・・律令制において長国造の領域を含め令制国としての粟国が成立した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E6%B3%A2%E5%9B%BD

「淡道」と「粟」、語源は全く違いますね。関係ないです。

淡路（あわじ）と阿波（あわ）との、「あわ」は、関係がありますか？

この「あわ」は穀物の「粟（あわ）」の意味だ。

先の回答で「淡道之穂之狭別島」という古事記の記述について触れましたが、ちょっと調べたところ、下記WEBページににこんな興味深い記述がありました。

淡路島の地名は「淡道之穂之狭別島（あはぢのほのさわけのしま）」として古くは古事記に登場しています。

阿波という徳島県の呼び名は、粟が豊富に育てられていたのに由来し、その後（713年）、元明天皇の命で、地名を縁起の良い二字で表記せよということで粟から阿波に変更されたようです。

「阿波への路（みち）」という説が有力なので、関係あると思います。

淡路・・・律令制以前は淡道国造 (人名・あわじのくにのみやつこ) の領域であり、「淡道」の表記であった。

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