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大学で電気電子を専攻しているものです。
最近電気回路や電子回路の勉強をしているのですが、その中でよく入力抵抗(入力インピーダンス)、出力抵抗(出力インピーダンス)といった言葉がでできます。
求め方は分かるのですが、その値から回路の何が分かるのかが分かりません。
入力抵抗は大きいほうがよいとされ、出力抵抗は小さいほうがよいとされてている記述もよくみます。意味を理解していないのでこの記述の意味も分かりません。どなたか教えてください。

A 回答 (3件)

下記URLのエンジニアのコラムを見ると入出力インピーダンスについて、実務レベルで少し深く書いてあります。



参考URL:http://www.with-electronics.com/column_m_1.htm
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>入力抵抗は大きいほうがよいとされ、出力抵抗は小さいほうがよいとされてている記述もよくみます。


「入力抵抗が大きい方がよい」→
これは「入力端子に過大電圧をかけたりしても過大電流が流入せず入力回路が壊れにくい。」、「電圧駆動の入力で使いやすい。」 という側面からみた特長ですね。

出力抵抗は小さいほうがよい→
これも「出力電流を多少多くとっても電圧波形の振幅が小さくなりにくいこと。」、「出力電流が沢山取り出せる。」という側面から見た特長です。

一般的な特徴は以下の通りです。

入力抵抗(インピーダンス):
これが大きい(大きすぎる)と、
◆流し込む電流にが制限される。
◆雑音が混入しやすい。またMOS-ICなどでは静電気破壊が起きやすくなる。
◆インピーダンス・マッチング(整合)が取れず、パワーが有効に取り込めなかったり、高速のディジタル信号に対する反射波は大きくなる。

小さすぎると、
◆過大電流が流れこんで入力回路が壊れる可能性がある。
◆インピーダンス・マッチング(整合)が取れず、パワーが有効に取り込めなかったり、高速のディジタル信号に対する反射波は大きくなる。

出力抵抗:
大きすぎると、
◆出力電流が増加するにつれ直ぐ出力波形が小振幅になってしまう。
◆出力回路が保護される。短絡しても出力回路が壊れにくい。
◆インピーダンス・マッチング(整合)が取れず、パワーが有効に取り出せない。

小さすぎると、
◆短絡した場合直ぐ出力回路が壊れる。
◆インピーダンス・マッチング(整合)が取れず、パワーが有効に取り出せない。
◆出力電流を多く取り出ししたり、流入させても波形の振幅の減衰が少ない。

ということです。
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単純に説明します。



入力電流=入力電圧/入力抵抗ですから入力電流が少ないほど有り難い、
つまり入力抵抗が大きいほど良い。

負荷電圧=出力電圧×負荷抵抗/(負荷抵抗+出力抵抗)なので
出力抵抗が小さいほど負荷電圧が大きくなる。

出力が電圧でなく電力の場合、負荷抵抗=出力抵抗の時に
最大電力が取り出せると言う話が別にあります。

抵抗をインピーダンスと読み替えると計算はもっと複雑になりますが考え方は同じです。
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