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生クリームはどうしてカロリーが高いのですか?

動物性生クリーム
植物性生クリーム

パンケーキのお店で食べるのはどちらですか?

A 回答 (2件)

どうしてカロリーが高いのか?


美味しいから!美味しいからです!

なぜ美味しいか?その大きな理由は脂肪分が高いからでしょう。

生クリームとは、牛乳から脂肪分が多めになるように分離した液体を指します。
そして日本の法律では「乳脂肪のみが原材料のものを生クリームという」と定義されています。
ですから乳脂肪以外にも何か入っていたりすると生クリームとは呼ばれません。植物性生クリームというのも間違った呼び方です。
この回答ではそれを踏まえ、生クリームは牛乳のみが原材料の純・乳脂肪のもの、それ以外はそれ以外の名称で回答いたします。

生クリームおよび生クリームを模したクリーム類のカロリーが高いのは、脂肪分が多いからです。
カロリーがある栄養素は3つ、炭水化物、たんぱく質、脂質です。
1gあたりのカロリーは、
炭水化物…0~4kcal
たんぱく質…4kcal
脂質…9kcal
と、脂質だけ他の2つの倍以上あるんですね。

(なお、炭水化物は食物繊維と糖質の総称です。食物繊維は人が消化吸収しにくいため、カロリーも取り出せないことが多く、低カロリーです。ご飯やパン、麺類などのでんぷんはどれも1gあたり4kcalあります。)

ですから、脂質=脂肪分が多い食品はカロリーが高めになります。

生クリームは18~45%ほど脂肪分を含みます。
泡立てるためには一定以上の脂肪分が必要になります。脂肪分が低いと泡立てた半固形状になりません。
だから、パンケーキなどに添えられている泡立てたクリームは、クリームの中でもカロリーが高めのほうです。


パンケーキのお店で食べられるのは、
純乳脂肪である生クリームか?それとも植物性ホイップクリームか?
これはお店によります。

生クリームはとても美味しいですが、コストが高く、扱いが難しいです。
値段は通常、植物性だけの安いクリームの2~3倍するはずです。
扱いが難しいとは、運搬中に分離してしまったり、少し高めの温度(春から秋の室温ぐらいでも)で分離してしまったり、泡立ててから時間がたつと分離してしまったり、泡立てるのにもちょっと間違えたやり方をするときれいに泡立てられなかったりです。
消費期限も、植物性クリームよりはるかに短いです。
こうした扱いの難しさも、お店の経営上ではコストに考えられます。

生クリームを使うと、お店としては馬鹿にならないコストがかかるのです。
ですから、たいていのお店は植物性クリームを使っているようですね。
ちょっとがんばっているところでも、純生クリームではなくて、牛乳の成分と植物性の原材料を混ぜてコストダウンしたクリームを使っているところが多いようです。
こうした製品はコンパウンドクリームと呼ばれます。
ひとくちにコンパウンド…といっても、種類は多岐にわたります。
乳脂肪と植物性油脂を混ぜたもの、脂肪分は全て植物性油脂に風味づけに牛乳の無脂肪固形分を混ぜたものなど、価格や用途ごとに多種多様な製品があります。

一例として、中沢の業務用コンパウンドのページを貼付します。ぜひご覧になってみてください。
https://www.nakazawa.co.jp/product/?c=products_f …

8種類ありますよね。すべて値段や特徴が違い、向いている用途が違います。
他社も同じように、ニーズを懸命に探って、いろんな製品を開発・販売しています。ですから、日本だけでも非常に数多くのコンパウンドクリームが販売されています。

そしてお店も、一所懸命、コストダウンしつつ、お客様が満足する味はどれだろうか、と模索します。
ですから、お店の方針によって本当にどのクリームを使っているかは、ぜんぜん違うのです。


それにしても、主役のパンケーキに添えられた脇役のはずのクリーム一つを切りとっても、経営側から見るといろんなことがわかってとても面白いですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます♡
大変分かりやすい回答でした。
素晴らしいです。

ベストアンサーです。

お礼日時:2022/07/07 12:57

>生クリームはどうしてカロリーが高いのですか?



脂質が多いから。

>パンケーキのお店で食べるのはどちらですか?

植物性油脂には「がんばってる感」はあるのですが、
動物性油脂にはかないません。
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