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東京ガス(都市ガス使用)
築40年の3F10戸の鉄骨造のマンションですが、
ガスの配管のメンテナンスや交換などはどのようにすればよいでしょうか?

修理業者は東京ガスの下請けがやるのでしょうか?
それとも一般企業などでも良いのか?
など教えてください。

A 回答 (1件)

まず前提として知っておいていただきたいことを述べます。



戸建て住宅、マンション問わず、ガスをお使いになるお客様1世帯につき、ガスメーターが1台設置されています。
このガスメーターによって、ガス使用量の検診や、安全装置の機能を果たしています。
そしてこのガスメーターの設置方向は決まっています。
ガスメーターを正面に見たときに左側の配管からガスがガスメーター内に入り、右側の配管へ通っていくという向きになります。

そして、この左側の配管、つまりガスメーターよりも上流側の配管にはメーターガス栓というコックが設置されます。
もし、家の中でガス漏れがあった場合や近所で火災があった場合、あるいは、ガス料金滞納によりガスの使用を止められる際に、このメーターガス栓で、操作をします。

そして、このメーターガス栓よりもさらに上流側のガス配管を一次側配管、メーターガス栓よりも下流側のガス配管を二次側配管と言います。


さてここからが質問の回答になりますが、
二次側のガス配管は、メーターガス栓でガスを止めた状態での配管作業ができますので、街の設備屋さんにて配管、修繕していただいて構いません。気密試験などが必要になりますので、正しい施工ができる業者にご依頼ください。

一次側のガス配管については、基本的には工事の際にガスを大気中に噴出させてしまう可能性が大きい工事となりますので、適切な知識をもった者しか工事できません。
そのため、ガス会社が指定する専任の業者しか工事を行うことができません。その場合には、ガス会社に連絡してガス会社経由で業者さんに工事をしてもらうことになります。


ただ、当たり前ですが、ガス会社の指定の業者なら、基本的に一次側配管も二次側配管も工事可能ですので、気になるガス管が一次側か二次側か分からない、修繕した方が良いのかどうか分からないなど、迷われる場合は、
まずは、お使いのガス会社に連絡されることが望ましいかと思います。
また、ガス配管には、都市ガスとLPガスで適切は管の種類、口径があり、司る法律も異なります。
適切な知識を持つ業者に施工してもらうという意味でも、設備屋さんよりもガス会社にご依頼される方が間違いはありません。

最後に余談ですが、
一般にガス管(亜鉛メッキ管)の寿命は20年程度と言われております。
築40年のマンションで一度もガス管を更新されていない場合は、場所によっては腐食のある個所があるかと思います。
まずは相談だけでも良いので、ガス会社に連絡されることをおすすめします。


長文の回答となり失礼いたしました。

元地方のガス会社員 26歳
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