アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

昔は天皇は神裔だと言われていましたが、日本臣民も神裔だと言われていたんですか?

質問者からの補足コメント

  • 日本人は神の血を受け継ぐ民族ですか?

      補足日時:2022/09/04 01:50

A 回答 (6件)

戦前の大日本帝国憲法では天皇は法律上のすべての権能を持っていました。

しかしなぜそうなのか根拠がなかったので明治時代の法律学者や歴史学者は根拠探しに奔走しました。古い歴史書からそれを捜そうとしたのです。
外国なら「○○王はクーデターで××王を追放して政権を掌握」というのが珍しくありませんが、日本ではそんなのがない。やっと見つけたのが日本書紀にあった天孫降臨の話です。ニニギノミコトが地上(日本)に降る際に祖母のアマテラスが「お前、日本を統治せよ」と言ったことを根拠としたのです。天皇が政権を持っている根拠になりそうなことはこれしかなかった。
それで天皇は神の子孫であるということを政権を持っている根拠としたのです。これは明治憲法を作った伊藤博文もわかっていたらしい。神話と歴史が一緒になってしまった原因でもある。
参考 『天皇と東大』 立花隆 2005年(上巻の211ページあたり)
    • good
    • 0

神道でいう「神」とはヒトのことだ。


死ねば皆が神になる。
古くは領主や族長の場合は、存命中でも領主や族長になれば「カミ」と呼ばれていた。江戸時代の大名は「〇〇守」と呼ばれていたが、この「守」を「カミ」と読むのは、その名残だ。

天皇も、在位中は「カミ」だ。まだ生きているのに「神」なので「現人神」という呼び方もあった。〈まだ生きている人間だけど神ですよ〉という意味だ。
現人神はヒトなのにヒトではないという特殊な存在なので、政治は直接行ってはいけないという不文律ができた。それが摂関政治が誕生した理由だ。
天皇が自分で政治をやりたければ、天皇位を譲位して上皇となり、普通のヒトに戻ってから政治を行うことになった。これが院政だ。

以上のように、今は、現人神という特殊な人間を除けば、今でも誰もが死ねば神になれる。

そして神とはヒトのことだ。日本人が神の血を受け継ぐと思いたいのなら、それでもかまわないが、キリスト教などの一神教でいう神ではまったくない。神=死んだ人間という意味であることをわきまえておく必要がある。
    • good
    • 0

そうですよ。



日本人の先祖を遡れば、
最終的には天皇に行き着く。

そう言われて来ました。

言われて来ただけで、まともに
信じている人は、あまり多く無かったと
思われます。

ワタシの祖父も、そんな感じでした。

まあ、神話ですね。
    • good
    • 0

まず、質問者様が誤解しているのは「神」という言葉そのものについてです。



現代の日本人は「神」という言葉で表される概念を《キリスト教的な神》だと思っています。つまり「なんか人間にあれやれ、これやれ、と命令して信仰を強制する神」という意味です。

天皇が神裔だというのは、そういう意味とは違うのです。

天皇が「神裔」と言われるのは、キリスト教誕生以前の「カミ」の概念があって、それは《特別な能力、たとえばリーダーシップに優れた人をカミと称した》というようなものをいいます。

これって、現代日本でも通用する概念で、たとえば信じられないほどゲームが上手い人や歌が上手い人を「カミ」という名称でたたえるわけです。

天皇が神裔=カミの末裔なのは《日本という国を問う言う国家にしたという偉業をもつ一族》だからです。

では日本臣民が神裔なのかというと「日本を形作る八百万のカミガミに祖先をもつ豪族出身者もいる」ということになります。

豪族の長も「カミ」で、天皇に及ばないとしてもリーダーシップや戦争に強いというような「カミ」的能力があったからです。
 なので古代では、豪族の長は《豪族の先祖がこの地域の氏神になる》というようなことがたくさんあったし、豪族は《カミの一族》でもあったわけです。

なので全部の日本人が《カミの子孫》かというと違いますが、しかし天皇だけが《カミの一族》ではありません。

戦前は今よりも地域で固まって生活していて、地域の祭りやシキタリなども多かったので「自分の先祖がどういうルーツだったのか」とか「この地域の指導者一族と神社などがどういうつながりがあるのか」などは知っていた人が多いわけです。

だから「天皇は現人神」と言っても、それは小ばかにするというより「神様じゃなくてカミ様のほうね」という認識だったわけです。

 だから戦後の日本人にインタビューしても「天皇を《神》だと思ったことは一度もなかった」という話になるわけです。
    • good
    • 0

そのように戦前の尋常小学校で教育を受けていた者は、昔を振り返り、歴代天皇を神格化する事を、小馬鹿にしていた事を語っています。



天皇の歴史である、古事記の天地創造の神話は、漫画以上に漫画な話なので、当時の子供目線でもありえない話の刷り込みだったようです。

中には真に受けていた者もいたそうですが、他の者の内心は、本当に頭の悪い馬鹿か教師におべっかを使う嫌われ者だったようです。

因みに左翼的な人間の話では無く、太平洋戦争や大東亜共栄圏に賛成する、ごく普通の一般的な人々です。

特に天皇を批判する目的では無いのですが、私の知りえる伝え聞く当時の事実はこの通りと言う事です。

もう1つ言えば、日本人の多くは、特に近年はどんどん馬鹿になっていて、この当時の昭和初期の日本人のほうが、知恵の利く賢明な者が多かったのではと思います。
    • good
    • 0

はい。

神道で言うところの神ですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

日本人は、正確に言うと、神に選ばれし民族ではなくて、神の血を受け継ぐ民族なのですか?

お礼日時:2022/09/04 02:01

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!