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ディーゼル車はなぜ環境に悪いのでしょうか?普通乗用車とは違った意味で環境に悪いのでしょうか?恥ずかしながら、普通の乗用車とディーゼル車の違いが分かりません(使う燃料が違うということでしょうか?)。

A 回答 (10件)

ディーゼルエンジンで今一番問題になっているのが排気ガス中のパーティクル(微粒子)です。

ディーゼルエンジンではエンジン内部に空気だけを吸い込みピストンによって高い(ガソリンエンジンの数倍~10倍程度)圧力に圧縮します。こうすることでシリンダーの中の空気は数百度の温度になり、そこに燃料(軽油または重油・自動車用は軽油)を霧状にして吹き込むことで燃焼させます。この時燃は空気に接した部分から順次燃焼していくため、ガソリンエンジンのように十分空気と燃料を混合してから燃焼させる場合と異なり、部分的に空気と燃料の割合が狂う部分が出てきます。また、燃料の霧の大きさが大きいと、燃料の霧の外側では十分な空気(酸素)がある状態で燃焼であっても、中心部分では酸欠状態という事も起こります。特にアクセルを強く踏み込んだ(大量の燃料を噴射した)時にはこの現象が強く起こり、大量の黒煙を吐き出すということが起こるのです。ディーゼルエンジンでも燃料を噴射する際に霧を非常に細かくする、燃焼室(エンジンの中で実際に燃料が燃える部分)の形状を工夫する、一度にすべての燃料を噴射せず数回に分けて噴射する、噴射するタイミングを最適にするなどの改善(多くは電子技術を応用した電子制御によって可能になった)などで、新型車パーティクルの量は非常に少なくなってきています。ただし、一旦発生してしまうと除去が難しい(現時点では研究段階)というのが現実です。また、上記のような対策が施されたディーゼルエンジンでも整備の状況が悪いと非常に大量の有害物質を排出する可能性があります。ガソリンエンジンでも整備状況の悪いエンジンでは大量の有害物質が出る場合がありますが、一部(高出力を得るために故意に改造した)などの場合を除き、非常に調子が悪くなり実用に耐えないでしょう。

ディーゼルエンジン自体は熱効率(燃料の持つエネルギーを有効に力に変える効率)も高く、定常回転(一定の回転数で回し続ける)で使用する用途では、ガソリンエンジンより排気ガスの点でも有利なのですが、自動車用のように始終回転数が変わり、負荷の変動が大きな用途では問題があることも確かです。現に船舶や定置用発電機などのエンジンはほとんどがディーゼル(一部ガスタービンもある)でガソリンエンジンはまず使われません。
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都市部での幹線道路の沿道で二酸化窒素の環境基準の達成率が低く社会問題になっています。

ディーゼル車が問題となっているのは、ガソリン車に比べて窒素酸化物(NOx)の排出量が多いためです。最近のディーゼル車は直噴式のエンジンが多く使用されており、これらはN0xの排出量が大きいと言われています。都市部の二酸化窒素対策で指定地域(東京周辺、大阪周辺)ではディーゼル車は登録出来ない様に規制されています。(略称 自動車NOx法)
また、使用燃料が軽油で、炭素数が多いため黒煙が発生しやすい事も問題となっています。黒煙にはベンゾピレンなどの発ガン性物質も含まれています。
日本ではNOx対策を優先して取り組んでいるため、黒煙対策が遅れています。黒煙とNOxの両方の対策をこなすのは技術的に難しいようです。
いずれにしても、経済性に優れたディーゼル車をもっと普及させるためには、これらの対策が不可欠です。
また、騒音もガソリン車と較べて大きいようです。
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以下の参考URLサイトには関連質問の回答がありますが、参考になりますでしょうか?



さらに
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/dno/
(ディーゼル車No作戦)
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/dno/forum/01/in …
(DPFシンポジウム --微粒子除去フィルター開発の最前線--)

http://www.nmoc.co.jp/pr/kanpo/contents05.html
(各種エネルギーのエネルギー密度の比較)
http://www.nedo.go.jp/nedo-info/caddet/maxi/zenb …
(燃料系統)
http://www.nedo.go.jp/nedo-info/caddet/maxi/zenb …
(排出)
http://www.asahi-net.or.jp/~wx7s-yngd/h/hwk0134. …
(自動車代替燃料)

ご参考まで。

参考URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=106640
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runaさんのご意見に賛成です。

東京都がディーゼル車規制の進め方を誤って都内がガソリンエンジンのトラックで溢れかえったりしたらと想像するとぞっとします。
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みなさん回答のとおりですが、一言、軽油エンジンのフアンとしていいたいです。

燃費の面で優れてるので、すす対策さえすれば環境にはとてもよいエンジンです。どなたか発言されてましたが、ヨーロッパでは軽油エンジンが増えているようです。日本からの輸出車も軽油車が多くなっています。日本のマスコミの軽油車バッシングは納得できません。また、それに合わせた、軽油の値上げが進んでします。それより不要な大排気量ガソリンエンジン(普通乗用車)を規制したほうがいいのでは。広大な土地柄に居住してるものですから・・・。
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ディーゼル車のよい点も上げておきます。


ガソリンエンジンは通常キャブレターで燃料と空気を混合して供給するために燃料が濃いと酸素不足を起こし不完全燃焼を起こします。
また、点火プラグによる点火タイミングミスが起こることがありますのでナマガストなり炭化水素が出てしまいます。

こういった点でディーゼルエンジンは一酸化炭素や炭化水素がガソリン車よりずっと少ないです。
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10年ほどの前のカペラディーゼルターボ(インタークーラー)は、


ヨーロッパでディーゼルを見直すきっかけになったと聞いたことがあります。
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日本では最近目の敵にされているディーゼル車ですが、ヨーロッパでは見直され始めています。

というのも、ディーゼルエンジンは燃費がよい、ということは二酸化炭素の排出量が少ない点で温暖化防止に有効だと考えられるからです。
ただし、ディーゼルエンジンは回転数を上げにくく(asucaさんの回答を参照)街中での加減速の多い走行やスポーティーな走行には向かないので日本での普及は難しいと思います。
個人的に燃料電池車が普及する前に現在環境保全に一番役に立ちそうなのは上高地や立山のバスに使われているディーゼルエンジン+モーターのハイブッリッドエンジンじゃないかと思います。これだとエンジンはいつもほとんど一定の回転数でよいので常に効率のよい燃焼が出来ます。
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まずは燃料の違い。

ガソリン車はガソリンでディーゼルは経由です。
次に点火方式の違い。ガソリン車は燃料と空気が混ざった物を圧縮したときにプラグで点火します。
ディーゼルの場合は圧縮すると空気が高温になることを利用してその熱の所に燃料を噴射して燃焼させています。

この燃焼形式だと、燃料が噴射されるときはシリンダーの中は当然高温になっていますがそのときに燃料の一部が酸素と混ざるよりも早く熱のために分解されて炭素が分離して微粒子になってしまいます。
そのためにアクセルを急にふかしたりした場合混合が間に合わずに炭素の微粒子が黒い煙となって出てしまうんです。これが問題にもなっています。

また、燃焼時間がガソリン車に比べて長いためにNOxが出やすくなってしまうんです。
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ガソリンエンジンとディーゼルエンジンは、使う燃料も違いますし、エンジンの仕組みも異なります。


ガソリンエンジンはガソリンが燃料。
ディーゼルエンジンは軽油(ディーゼル油)が燃料。

ディーゼルが環境に(というより直接人体に)悪いと言われる理由は、ディーゼルエンジンが出す粒子状物質(DEP)…早い話がススです。
ディーゼル車が出す黒煙の正体がこのススで、軽油が高温で燃焼した時に出る多環芳香族炭化水素が主な成分です。
なお、ガソリン車もススは出しますが、その量は排気量あたり1/100程度です。
(実際はディーゼル車は排気量の多い業務車両に主に使われているので、排出量の差はもっと大きい)

DEPは喘息性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、肺がんなどの原因になると言われています。
実際、大型トラックの通行量の多い主要な産業道路の沿道では多くの呼吸器疾患の患者が出ており、都がディーゼル規制に踏み切った直接の理由もこれです。

参考URL:http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Book_Index/EV_D …
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