No.5ベストアンサー
- 回答日時:
No.4 です。
さらにちょっと補足。我々が感じる「季節感」は主に「気温」によるものなので、太陽の高度に対して時間遅れを生じます。
夏至が6月20日ごろであるのに対して、暑さのピークは7月末~8月です。
同様に、冬至が12月20日ごろであるのに対して、寒さのピークは1月末~2月です。
なので、二十四節季の「春」の始まり、旧暦の1年の始まりは、一番寒いところから暖かくなり始める時期(= 春の始まり)に置かれているのだと思います。
ということで、現代の「科学」の目では「冬至を元日にすればよいのに」とも思いますが、旧暦や中国歴では、上記のような人間の季節感から「年の始まり」を決めていたのだろうと思います。
現在の西洋歴(太陽暦)がどのように元日を定めたかは、キリスト教以前の古代ローマからの歴史的な経緯があるようで、よくわかりません。
古代ローマからのものなので、「キリストの誕生日を元日にした」ということではないようです。
yhr2さん、ご回答ありがとうございます。
「現代の「科学」の目では「冬至を元日にすればよいのに」とも思います」のご意見に、目からうろこが落ちました。
No.7
- 回答日時:
|日歴の朔日(1日)とは「新月の日」
という意味なので、毎年、西暦の日付との関係は変わります。
お月様次第なので。
冬至は24節気のひとつ。天球上の太陽の位置で決まるので
お日様次第。
因みに、ヨーロッパの古代ゲルマン信仰では
太陽の死と誕生を意味する冬至が一年のはじまりだったようです。
tknakamuriさん、ご回答ありがとうございます。
太陽の死と誕生を意味する冬至が一年のはじまりだった、という考え方も大変ユニークです。
冬至と元日の関係については、かなり奥の深い話を聞かせていただきました。ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
まず、太陰太陽暦(旧暦)での日付の決め方について書きます。
No.5で二十四節気が書かれています。これを参考に見てください。基本的には、中気を含む1朔望月の期間(新月から次の新月になる前日まで)がその中気の月になります。ただし、1朔望月に2つ中気が入るといったこともおこりますから例外があります。月中気である雨水を含む朔望月が1月になります。簡単に言えば雨水の直前の新月の日が元日になります。今年の例でいえば、新暦(グレゴリオ暦)の2月19日午前1時43分が雨水でした。その直前の新月は、2月1日14時46分で、この日1日中が旧暦1月1日言い換えれば旧暦元日(旧正月・春節)になります。
新年についての考え方ですが、高緯度地域では冬至を過ぎると1日の長さが日増しに長くなり、昼間は太陽が高く昇っていくようになります。太陽が復活したように見えるということで、冬至を1年の始まりととらえることが多いようです。実際の元日とは少しずれていますが、これについては定説がないようです。個人的には、暦と太陽の1年の長さのずれが積もって、元日と冬至がずれたのではないかと思っています。同じ事がキリストの誕生日でもあるような気がしています。
これに対して東洋(中緯度地域)ついて考えます。春になると草木や動物が息を吹き返したようになります。従って、春を1年の始まりとするのは当然のような気がします。問題は春をいつからにするのかということです。はっきりするのは、太陽の動きを使うと、冬至・夏至は決まるということです。このちょうど真ん中を春分・秋分として四季の中心に設定する日を決めます。季節の境になる日については、冬至と春分の真ん中の日を求め、春の始まりとして立春とします。春の始まりが1年の始まりですから、この日を元日にしたいところです。月の満ち欠けで日付を決めている以上、1年の始まりが1日ではないのは暦とずれるということになります。これを回避するために、冒頭に書いたような設定になったようです。
yos1912さん、ご回答ありがとうございます。
「太陽が復活したように見えるということで、冬至を1年の始まりととらえることが多いようです。」
「個人的には、暦と太陽の1年の長さのずれが積もって、元日と冬至がずれたのではないかと思っています。同じ事がキリストの誕生日でもあるような気がしています。」
こちらの考察は、大変興味深いです。太陰暦と太陽暦の関係で、一冊の本が書けると思います。
No.4
- 回答日時:
No.1&2 です。
太陰暦と太陽の動きとの「ズレ」を補正する「うるう月」の作り方は、
・太陽の動きから決まる季節の動きを表す「二十四節季」のうち、偶数番目の「中気」を含まない月を「うるう月」とします。
なので、その年の何月と何月の間に「うるう月」が挿入されるかは、その年の「太陽ベースの二十四節季」と「月の満ち欠けで定めた月」との関係によります。
約3年に一度の割合で「うるう月のある年」が巡ってきます。
寒い真っ盛りの「正月」を「春」と呼ぶのは、下記の二十四節季に基づく季節感ということです。
なので、現在の太陽暦による「月」と「季節感」とは1カ月程度ずれることになります。
「旧正月」とか「五月雨(さみだれ、梅雨のこと)」「月遅れの七夕(仙台の七夕は8月)」「月遅れのお盆(8月15日)」は旧暦によるものであり、季節感はそちらの方が肌に合致します。
二十四節季のうちの「中気」(〇をつけたもの)
(春)
・立春(りっしゅん) 1月節
〇雨水(うすい) 1月中
・啓蟄(けいちつ) 2月節
〇春分(しゅんぶん) 2月中
・清明(せいめい) 3月節
〇穀雨(こくう) 3月中
(夏)
・立夏(りっか) 4月節
〇小満(しょうまん) 4月中
・芒種(ぼうしゅ) 5月節
〇夏至(げし) 5月中
・小暑(しょうしょ) 6月節
〇大暑(たいしょ) 6月中
(秋)
・立秋(りっしゅう) 7月節
〇処暑(しょしょ) 7月中
・白露(はくろ) 8月節
〇秋分(しゅうぶん) 8月中
・寒露(かんろ) 9月節
〇霜降(そうこう) 9月中
(冬)
・立冬(りっとう) 10月節
〇小雪(しょうせつ) 10月中
・大雪(たいせつ) 11月節
〇冬至(とうじ) 11月中
・小寒(しょうかん) 12月節
〇大寒(だいかん) 12月中
No.3
- 回答日時:
太陰太陽暦(一般に旧暦と言っている)の元日は太陽暦(新暦、西暦)に換算すると毎年変わります。
旧暦と新暦をつなぐポイントは冬至です。
旧暦では冬至がある月を「十一月」と言います。すなわち冬至は必ず十一月一日から十一月二十九日(大の月なら三十日)の間に存在します。(これ、旧暦の大原則です)
冬至は新暦(西暦)では通常12月22日です。
もし、旧暦の十一月一日が冬至ならば元日は約60日後ですから、新暦に換算すると12月22日から約60日後の2月20日頃が旧暦の元日ということになります。十一月末日が冬至なら1月20日頃ということになります。
つまり旧暦の元日は新暦の1月20日頃から2月20日頃の間にあることになります。
ここで、「頃」と書いたのは旧暦の1カ月の長さが29日(小の月)だったり30日(大の月)だったり、毎年変わるためです。
m-jiroさん、ご回答ありがとうございます。
冬至が、旧暦と新暦をつなぐポイントである、というお話。大変わかりやすかったです。
No.2
- 回答日時:
No.1 です。
「お礼」に書かれたことについて。>元日は、どちらも同じ日になるのでしょうか。
いいえ、なりません。
太陰暦の元日は、日本では「旧正月」、中国では「春節」、ベトナムでは「テト」などと呼んで、地域によっては今でも祝います。
今年の旧正月は2月1日でした。
来年(2023年)は1月22日だそうです。
(参考)Wikipedia「旧正月」
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E6%AD%A3 …
yhr2さん、何度もご回答ありがとうございます。
太陰暦の元日は、日本では旧正月なのですね。月を基準にすると、こんなに日にちのズレがあるのですね。
太陽暦を用いる理由がわかる気がします。
No.1
- 回答日時:
「冬至」はあくまで「太陽との関係」ですから、太陰暦には関係しません。
太陽暦も「冬至」を元日にはしていません。
太陰暦は「月の満ち欠け」に基づく暦ですから、新月から始まって、次の新月までが1カ月であり、
1カ月 = 29.5日
になります。
従って、太陰暦の12カ月 = 354日なので、太陽暦とずれます。なので、約3年に一度、1年が13カ月になります。「うるう月」です。
春分、夏至、秋分、冬至などは太陽の周りを公転することで決まり、季節の巡り方から決まる1年は太陽の動きに合わせる必要があるためです。
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8F%E6%9C%88
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C2C0B1A2C2 …
yhr2さん、ご回答ありがとうございます。
冬至は、太陰暦とは関係ないのですね。
太陽暦の元日と、太陰暦の元日を考えると、頭が混乱します。元日は、どちらも同じ日になるのでしょうか。
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