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中国の大規模な反日デモで日本の戦時中の歴史への対応が再び問われていますが、靖国参拝についていまだによくわかっていません。なぜ、小泉首相は靖国神社に参拝を続けるのか、あの神社が戦犯を祭っているとは聞いたことがあるのですが、それ以外のことについては詳しくわかりません。その歴史的背景とその意義を踏まえて、どなたかご教授願います。

A 回答 (7件)

国のために働いた人を手厚く埋葬するのはどこの国でも当然です。

むしろ、それが問題になる日本が異常。

ただ、ひとつだけ違うのは、文句をつけている国、すなわち中国や韓国は、自分の敵が死んでもそれでもまだ許さないという点です。例えば、中華民国国民党の蒋介石は親日派と呼ばれた汪兆銘の墓を爆破しています。
http://www.bekkoame.ne.jp/~gensei/ten/tyomei.html
こうした点からわかるように、日本と中韓は根本的に死生観が違うのです。

また、文句をつけてきている国のひとつ、韓国も国立の墓地を持っています。韓国はベトナム戦争にアメリカに10億ドルの戦費の約束を取り付けて参戦しました。そして、こうしたサイトで上げられているような蛮行を働いてきました。
http://www.altasia.org/hangyore/hangyore99256.htm
http://www.asiawave.co.jp/KyonSukkyon1.htm
ですが、彼らは国立墓地に埋葬されております。そして、ベトナムに出張っていったアメリカも国立墓地に戦没者を埋葬しています。ところが、イラクで無くなった橋田さんの文によると
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 米国のワシントンには、ベトナムで亡くなった五万数千人の米軍兵士の記念碑がある。米国の大統領は就任式の後、この記念碑に花束をささげるのが恒例となっている。
 念のために確認するが、これらの兵士は米国からみれば「愛国者」であり、ベトナムからみれば「侵略者」である。だが、ベトナム政府は、米国に対して侵略者を称えるのかとイチャモンはつけない。ましてや、米国の「歴史認識」に問題があると抗議したことは一度もない。
 同じように、韓国のソウルの国立墓地にも、ベトナムで亡くなった韓国兵士が眠っている。ベトナム戦争当時、韓国はベトナムに「猛虎師団」という侵略軍を派遣した。ベトナム人は、獰猛(どうもう)な韓国兵士を米兵以上に怖がった。その兵士が「愛国の兵士」として葬られている。毎年、韓国の大統領や首相はそこに参拝する。それに対して、ベトナム政府は「歴史認識」に問題あり、と抗議したことは一度もない。
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http://www.ubenippo.co.jp/skiji/hashida/bababobo …
と書かれているように、中韓以外の国はこのようなばかげたことを要求しないのです。
また、その続きを見てみましょう。
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 同じように、中国は朝鮮戦争に軍隊を送り多くの朝鮮人を殺した。興味深い出来事がある。
 一九九二年、中国と韓国は国交回復をする。その際、韓国は朝鮮戦争での中国軍の軍事侵略に対して「謝罪」を要求した。中国外務省の正式コメントは、「あの時は仕方なかった」である。
 これは正しい、そうなのである、歴史とは「仕方なかった」ことの連続なのである。
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という具合で、中国は知らん振りをしています。

実際には韓国は戦後かなりたってからベトナムに遺憾の意を表しています(謝罪ではないのがポイント)。そして、そのすぐ後にベトナムに石油の会社を作りました。遺憾の意を表明した理由……わかりやすいですね。

こうしたことからわかるように、中韓の靖国に対しての文句は完全に自分勝手な国内向けの、自尊心のための物に過ぎないということがわかります。
 また、ここしばらくの間に突然言い出してきたように、「反日」を訴えて国内世論を政府への不満からそらさないと、政権を維持するのが難しくなりつつあるからというのもあります。
 現韓国の大統領なんてそのきわみで、何か不祥事が出るたびに反日を煽るコメントを出しています。そしてそのたびに支持率が回復。
 いかに靖国に対しての文句の相手をする必要が乏しいか、お分かりいただけたでしょうか。


ちなみにそれ以外の国の評価はこんな感じです。
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靖国神社焼き払い計画

終戦直後、GHQ(占領軍総司令部)は、靖国神社をはじめ、全国の主なる神社の焼き払い計画があった。GHQとしては、ペリリュー島・硫黄島等の激戦や陸海の特攻作戦に見られた人間爆弾・人間魚雷のような命を犠牲にする敢闘精神は、邪教である神道に原因があると判断し、将来のためにこれを焼き払い、復讐の根を無くす必要があると思われたためであるらしい。
しかしこの計画は、マッカーサー総司令官の諮問に答えて、当時日本に駐在していたローマ教皇庁代表ブルーノ・ビッター神父が、「靖国神社を焼き払うことは、犯罪行為になり、米軍の歴史にとって不名誉きわまる汚点となって残るだろう。いかなる宗教を信仰するものであろうと、国家の為に死んだ者は、すべて靖国神社にその霊が祀られるようにすることを進言する。」(一部省略)と答申され、焼き払い計画は中止され、翌昭和21年春の大祭に天皇陛下も総理大臣も御参拝されている。
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http://kokusairinri.org/contents3/

靖国神社公式参拝年表
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/yasukuni/nenpyo_ …
外国の方も非常に多いですね。
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この回答へのお礼

素晴らしいコメントありがとうございます。
他の国にも戦死者を祀っている墓地があるのですね。それも未だに政治家たちから参拝を受けているとは。知りませんでした。確かに日本だけが叩かれるのはおかしいですよね。おっしゃるとおり、私たちから見れば、国のために戦った人たちに敬意を示していると受け取れますね。最初、小泉さんが参拝を続けるのは右翼団体からの圧力が原因だと考えていましたが、そうではないのですね。
どうも詳しく、かつわかりやすいコメント、ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/14 21:05

そもそもの事の起こりは靖国神社が「A」級戦犯の合祀を強行したことです。


神社側にも理由付けする理由はあったでしょう。

しかしそれに首相が公式に参拝することは、外国にすればその内に大東亜戦争は聖戦であるとする意志を感じてしまう行いと映るのです。
日本は敗北したが戦争は悪くないと自他共に宣言する訳でその当否はともかくとして被害をうけたと考える向きは我慢出来ない行為としている訳です。

これは国民性の差、伝統の差などの論議では埋められない基本的な思想の違いです。
それに対し日本側の説明に相手を納得させるものがありませんし、すぐそれを否定する始末で誤解を助長するだけです。

[A」級戦犯合祀後皇室も靖国神社参拝は避けておられます。(千鳥ガ淵の戦没者慰霊碑には参拝されます。)
伝統とか文化を重視するのも大切かもしれませんが将来の国益を犠牲にしては亡国の企てとなりましょう。
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この回答へのお礼

なるほど。たくさんのご回答者の皆さんのなかでもSS79さんは靖国参拝に対して否定的な立場を取ってらっしゃるのですね。 両側からの意見が聞けてよかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/14 21:01

靖国問題は日本と中国の文化の違いだと言えるとナカタは思います。


日本人は死んでしまった人の罪はもうそれ以上追求しません。仏様だからです。
中国人は死んだ人間の罪も決して許すことはありません。
戦後、アメリカによって幸運にも天皇制が残り寺社、仏閣が残り日本人の文化が残りました。天皇制の憲法上の賛否より文化が継続したことに意味があると思います。

継続されてきた文化は日本人のアイデンティティだからです。
中国は「文化大革命」の様に過去の歴史を平気で全否定してしまいます。

靖国参拝は現象的には、一つの小さな事柄にしか見えないかもしれませんが、これは、両国の文化に対する考え方を写した鏡であるという一面もあります。
ですから、A級戦犯を祭っているとか、いないとかというのは技術論的な問題で問題の本質は日本人が日本の文化をどこまで大切にするかという事だと思います。
韓国と中国とどう仲良くしていくかと言う問題とは別に日本人が、日本の文化を大切にしていくことは、当然のことであり、それをなくしてしまった国は国際的にも決して評価はされないと思います。

しかも、A級戦犯は「東京裁判」ですでに裁かれ刑が確定しています。(ナカタは東京裁判に疑問はありますが)それでも尚且つ悪い人は、死んでも悪いと言うのは、中国の価値観の押し付けだとナカタは考えます。
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この回答へのお礼

ナカタさん、確かに中国は文化大革命であの雄大な歴史を否定してしまいましたね。日本はそういったことをしないで本当に良かった。
日本と中国、文化的には共通項も多いですが、戦死者や歴史と言う点では大きく異なっているのですね。

ご回答ありがとうございました。
勉強になりました。

お礼日時:2005/04/14 20:59

『軍事板常見問題』より


http://mltr.e-city.tv/index02.html
「東亜FAQ」から
http://mltr.e-city.tv/faq05.html
<【質問】靖国参拝批判も,支那で古代から行われてる、外敵を攻撃してる様に見せ掛け,実態は権力闘争してるという性格のものですか? 胡錦濤と江沢民の之だった様な…>
http://mltr.e-city.tv/faq18.html#yasukuni-problem
<【回答】靖国問題は70年代までは存在しません。
 70年代に旧社会党の現職議員が中国で無理矢理政治問題にしたのです。
 その後中国・朝鮮はこれを有用な政治カードとして利用しております(以下略)>

 「靖国反対」が日本に対する外交政策として有効ならば、それを「国民の声」として利用します。同じ「アジア」でも東南アジア各国は靖国神社に対して何も言わないでしょう。日本国内でも多様な意見のあるなかで、外交政策として有用な意見を「国民の声」として取り上げるのと同様です。

 首相が「靖国神社に参拝すること」により、中国・韓国に対して“靖国問題がもはや有用な外交カードではない”というメッセージを送ることにもなるでしょうね。

 ちなみに東京裁判での戦犯に対する「A級」というのは「平和に対する罪」、つまり「戦争における政策指導者」に対しての区分であり、「B級」は「通常の戦争犯罪」、「C級」は「人道に対する罪」という区分であって、罪の軽量ではありません。
「A級戦犯」
http://ja.wikipedia.org/wiki/A%E7%B4%9A%E6%88%A6 …

「BC級戦犯」
http://ja.wikipedia.org/wiki/B%E3%83%BBC%E7%B4%9 …

「首相、大臣の靖国神社参拝問題」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E7%9B%B8% …

 ちなみの太平洋戦争当時、敵国であった「アメリカが合衆国」ですが、現在、在日米軍関係者は靖国神社に参詣・参列していますね。ブッシュ大統領も来日時に参拝を予定していたそうですが。
 海外の声に“政治的思惑が全くない”と考える方が不自然でしょう。

参考URL:http://mltr.e-city.tv/faq18.html#yasukuni-problem
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この回答へのお礼

たくさんのリンクと共に詳細な説明、ありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2005/04/14 20:55

戦犯を決めたのは米国でしたが不公平感があると思われたようです 戦犯と同じことに加担していてもまぬがれた人も多いので この際一緒に祭ろうとなったのです


戦犯を同じく祭ることは 日本人と世界の方とよく相談して決めたほうがよかったようですね・・・もう後の祭りです
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この回答へのお礼

確かにそうですよね。日本が戦時中にしたことは僕たち日本人も決して忘れてはいけないことですよね。しかし、その戦犯の人たちが不公平にしかも米国の一国によって決められたと言うのはしりませんでした。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/04/14 20:53

こんばんは。



そうですね、あそこには戦犯を「含む」多くの戦没者が祀られています。

良い悪いは別にして、破れたとはいえ戦争中に戦ったのは我々の先祖。ドイツはナチスを全否定して新しい歴史を始めていますが、日本はそうではありません。地続きの歴史であるが故に、先祖はやはり敬ったりもする訳です。

小泉首相(他の歴代首相も)公式には「戦没者の慰霊」で参拝しますが、心では戦犯とされた人々を主として含む、すべての人々を慰霊しているわけです。
つまり、あの戦争において日本は必ずしも悪ではなかったと思っているのです。

アジア諸国は直接的に多大な被害を受け、犠牲者も多数出しましたので、日本にはドイツ同様、戦中の責任者全てを否定する態度を求めている訳です。
分かりやすく言えば、アジア諸国からすれば戦犯とされた人々はヒトラーと変わらないわけです。
今、ドイツ首相がヒトラーの墓を参拝したらユダヤ人を始め近隣諸国はものすごく非難すると思いません?

そういうことです。
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この回答へのお礼

同じ第二次世界大戦の敗戦国、ドイツとの比較がすごくわかりやすかったです。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/04/14 20:50

 こんばんは。



 韓国や中国が、首相が靖国神社に参拝することへの抗議についてですが、両国とも靖国神社に参拝することを抗議しているわけではなく、A級戦犯が祭られている靖国神社に元首である首相が参拝していることを抗議しています。
 A級戦犯14人については、死後すぐに祭られたわけではなく、昭和53年秋季例大祭前日の霊璽奉安祭で秘密裏に神社側によって合祀されました。一般に知られたのは翌54年4月19日の新聞報道ですが、太平正芳首相は従前通り参拝しました。
 昭和60年8月15日、中曽根首相が三木首相以来10年間途絶えていた靖国神社に対する公式参拝を行なったところ、同年9月20日、中国外務省が同神社にA級戦犯が合祀されているとして「我が国人民の感情を傷つけた」と抗議されました。韓国や中国が抗議し始めたのはこのときからのようです。
 以後、中曽根首相は参拝を取り止め、竹下・宇野・海部・宮澤・細川・羽田・村山各首相も参拝しませんでした。平成8年7月27日、橋本龍太郎首相が11年ぶりに靖国神社に参拝、再び中国の抗議を受け、予定していた秋の参拝を中止しました。続く、小渕・森首相も参拝しませんでした。で、今の小泉総理の参拝となります。

 なお、賛否両論の主な物を揚げて見ますと、

<首相の靖国神社参拝に賛成の意見>
(1)日本のために命をかけた人を、首相として参拝するのは当然である。
(2)戦没者の命を悲しみ、おしむことは国内の問題だから、外国から批判される筋合いはない。

<首相の靖国神社参拝に反対の意見>
(1)戦争を進めた責任者がまつられている神社を、首相として参拝するのは過去の日本の侵略を認めることにつながる。
(2)首相として公式参拝することは、国が特定の宗教に関わることを禁止する日本国憲法の内容に反する。

と言ったところでしょうか。

http://law.leh.kagoshima-u.ac.jp/STAFF/oguri/ken …

参考URL:http://law.leh.kagoshima-u.ac.jp/STAFF/oguri/ken …
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この回答へのお礼

とても見やすいご回答や過去の総理大臣の公式参拝の有無まで教えていただき、本当にありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2005/04/14 20:48

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