準・究極の選択

神社参拝の際、「祓い給い 清め給え」と唱えたほうがいいのでしょうか?

以下のホームページを見ると、次のような神拝詞(となえことば)があるようです。
http://allabout.co.jp/gm/gc/4971/2/

<神拝詞(となえことば)>
祓い給い 清め給え(はらいたまい きよめたまえ)
神ながら(かむながら)
奇しみたま(くしみたま)
幸え給え(さきわえたまえ)

そこで、質問です。

神社参拝の際、上記の「祓い給い 清め給え・・・(中略)・・・幸え給え」と唱えたほうがいいのでしょうか?
また、個人的なお願いごとは、上記の神拝詞(となえことば)を唱えたあとに、お願いすればいいのでしょうか?

それとも、個人的なお願いごとをする場合は、上記の神拝詞(となえことば)を唱えなくてもよいのでしょうか。よく、神社やパワースポット関係の本には、参拝作法に、上記の神拝詞(となえことば)を唱えなさいと書かれていないと思います。

ただ、時々、神社に行ったとき、拝殿の御賽銭箱の近辺に、上記の神拝詞(となえことば)のうち、
「祓い給い 清め給え(はらいたまい きよめたまえ)」と書かれた表示物を見たことがあります。

そもそも、参拝の際に、神前での願い方について、何を唱えればいいか、何が正しいかわかりません。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

私は、宗教が神道ではない者として、口を挟むつもりはありませんでしたが、書かざるをえない気がしました。

出来れば、新興宗教の方は、その身分を明らかにしてほしいものです。知っている人には分かります。教義に書かれていた内容は、必ずしも一般的な情報とは違いますから、読み手は間違った認識を持ってしまいます。私自身は宗教団体には関係してませんが、生まれながら、仏教と神道の狭間で、相矛盾した中で割り切れない問題を背負って育ってきましたが、ある意味で時代に翻弄された一人だというしかありません。

昨年でしたか、大相撲の朝青龍が、手刀を切り、懸賞金を左手で受け取り、大ひんしゅくをかいました。相撲というのも、神の御前でする神事ですが、形から入り、心が入り、そして、そこに美と調和が生まれるわけです。これを「様式美」と言い、ただ、勝てばそれで良いというわけではない、という端的な例を表しています。

神社では、鳥居の前で脱帽し、礼をし、二礼二拍手一礼のマナーというものがあります。また、手水舎(てみずや)で片方ずつ手を清め、口をすすぐというのは常識ですが、直接、ヒシャクに口をつけてはいけません。今は、常識が常識でなくなってきているようです。確かに、出雲大社などでは違う作法があるところもありますが、それは注意書きが入っていたはずですし、こういう作法は、混沌としているということでもありません。明治以降、二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)を一般としてしてきているわけですから、それに従えば済むことです。知らなければ、覚えれば済む話です。この作法は、明治時代に作られた「神社祭式」を根拠としています。

また、女性は、柏手(かしわで)を鳴らさないというのは、占い師の細木数子氏が言ったそうです。しかし、女性は鳴らさないというようなことはありません。柏手は、神様を呼び出すという意味を持っているのですから、死者の前(葬式やお墓)では鳴らさない時(しのび手)があるという常識さえ知っていればよいことです。また、お寺では、二礼二拍手一礼はしないということも心がけてほしいものです。

それが、いつの時代に作られたものであれ、統一されたものなら、それに従わないということはありません。マナーのひとつとして、ぜひ、守って欲しいものです。それを守らなかったら、どうにかなるということではありません。日本的な表現ですが、「美しくない」ということです。

それから、祝詞というのは、簡単にいうと、「かむながら」という言葉がある通り、「神の御心のままで」という意味ですから、もともとは、「神の言葉として上から下に申し伝える言葉」だったわけです。唱え詞(となえことば)で一般的に知られているものは、

「祓い給へ 清め給へ 守り給へ、幸(さきは)え給へ」
というものです。私は、特に参拝客が声を上げて唱えるという話は聞いたことがありませんが、神社に詣でたときに、どこかに書かれていたら、黙読し、心の中で、「清い心で、神様の御心のままに、みなを守り、みなが幸せになれますように」と祈ればよいと考えています。

なお、浄土真宗の話に触れておきます。
日本の宗教の中で、戦前戦後、妥協を許さなかった宗教であり、西洋哲学でいうなら、日蓮宗が日本型の強者の理屈を持つ宗教なら、(浄土)真宗は、それに対抗する弱者の宗教です。

浄土真宗は、現代まで靖国神社を反対している唯一の仏教団体です。ここでは、日蓮系の新宗教団体は除きます。明治政府は、事実上、仏教と神道を分離しました。祝詞を唱えると願いが叶うという発想は、空海の真言密教を起源とする両部神道であるかもしれませんが、仏教色が残るものとして、これ自体も廃仏毀釈運動によって排斥されました。

浄土真宗の「南無阿弥陀仏」と唱えることは、日蓮宗のように題目を唱え利益(りやく)が得られるというような意味合いを持ちません。念仏は念仏を唱えること自体に意味を持ちません。それは、信仰そのものの現れだと考えています。

真宗大谷派大阪教区『銀杏通信』靖国神社に対する考え方。
http://www.icho.gr.jp/faq/q_a_042.htm

明治の初期、森有礼の建白書や浄土真宗の島地黙雷僧侶が、明治政府に信仰の自由を訴えましたが、逆に神道側は、その体制を整えることになりました。

明治憲法が発布されたとき(明治23年)に、神道とは国家神道として、別格な地位を得て、「国民の道徳」としました。断じて、浄土真宗が、神道に影響されたり、政府に擦り寄り、神道に影響を与えたなどということはありません。

また、見えない霊自体を肯定するかどうかは別としても、霊体が危害を加えようとするという、オカルティズムは、私たちの一般社会には馴染まない考えだと思います。

参考:国家神道

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6% …
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本来一般参拝者に対して「正しい参拝作法」等というものはありません。

これは神社本庁が質問に対してどう答えようかという事になり、祭事作法を基本に考え出しただけの事で、その歴史は第二次大戦後です。しかも明治時代に神祗庁が神職の作法を決めるまで各神社バラバラだったのです。また一説に因れば室町以降明治まで拍手すらしない場合も少なくないと言われています。それに江戸時代には神社の殆どは寺の管理だったのですから。頭を下げるだけで充分だったのです。
で、神社の前に掲げられている祝詞も同じように「どうすればいいのですか」という参拝者の要望に応えて決められたものです。

これは他の参拝者の迷惑も顧みずに拝殿前を陣取って長々と祈り続けているのを見て、これでは願いを聞くどころかバチが当たるでしょうという事で、決められたものです。
それに神社の祈願の祝詞を良く聞くと判ると思いますが、「願いを叶えろ」という祝詞はまずありません。「このような願いを申し出ている者が居るので、障害を取り除いてあげて下さい」という程度のもの。つまり「祓い給え清め給え」なのです。

パワースポットという考え方は神社にも神社を研究する人にもありません。神社から得られるパワーはあくまでも信仰に基づくものであって、信仰心のない人がそこに行っても何も得られないからです。しかし神仏混淆の思想、特に浄土宗辺りの思想が影響して、(これも明治時代に真宗の影響が大きかったことに由来する)信仰心がなくても祝詞さえ唱えれば、神仏の功徳により利益を得る事ができるという解釈になりました。パワースポットは信仰心に関係のない地のエネルギーですから祝詞は関係ないというわけです。

私が人に伝えているのは・・・真の願い事は神前で思いつく事ではなく、長年心に留めている拭う事の出来ない思い。これを「確執(かくしゅう)」と言います。執念も同じような意味ですね。神様はその思いを既に見通しているのだから、神前で長々言う必要もない訳です。
そして大事なのは神様の力(神気)を得る事。思いばかりを主張していたら神気は入ってきません。心を空っぽにして体一杯に神気を得る事によって、障害を祓い、或いは乗り越える力を得て御利益に近づく事ができるのです。だから手水舎で身を清めたら何も考えずに神前に赴き、参拝できた事を感謝して、心を空っぽにして深呼吸をしましょう。それだけで充分です。
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正式な参拝方法は、神社によって多少違います。



ですから、それほど作法には拘らなくても良いですし、自分の解かる範囲で作法に近づけば良いですよ。

もっとも大事なことは賽銭の仕方です、賽銭に自分の息を吹きかけてから、賽銭箱に下手投げのように入れる、そのときにあなたの住所と氏名を唱えながら入れます。(神様でもどこの誰だか解からないからです)
その後で願い事をすれば良いですよ。



追伸
 
神社にも、しっかり管理されている神社は良いですが、荒れはれたり管理人のいない様な神社や仏像などは、神様は本殿に帰ってしまい、動物の霊などの危険な霊がいる可能性がありますから、絶対手を合わせないように気をつけてください。
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神社と行っても様々です。

何を祀っているのかによって、ひょっとしたら
作法もばらばらかもしれません。参拝する神社に聞くべきですな。
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