この人頭いいなと思ったエピソード

低分子ヘパリンってヘパリンより半減期が長いということはより抗凝固作用が体内に長く作用するということですよね?なのになぜ出血傾向の患者に用いられるんですか?出血傾向の患者により抗凝固作用の長い低分子ヘパリンを使ったら出血をより加速させませんか?

A 回答 (1件)

ヘパリンと低分子ヘパリンは作用メカニズムが異なるのですよ。

ヘパリンはアンチトロンビンとトロンビンの両方に結合して、Xa因子、トロンビンの作用を抑え、血液本来の血を固まりにくくする作用を高めるので結果として出血傾向を促します。
対して低分子ヘパリンはアンチトロンビンのみに結合するので、主にXa因子の作用を抑えます。この場合血液を固まりにくくはなりますが、出血傾向に影響はありません。
詳細は薬理の教科書でもご覧くださいまし^^。
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