プロが教えるわが家の防犯対策術!

「憲法第9条で放棄した戦力に自衛力は含まず、交戦権には自衛権を含まない」

....と言っている人は、侵略用の武力と自衛用の武力が分かりやすく区別されているとでも思っているのでしょうか?
現実は決してそんな簡単な話ではありません。世界中どこを見渡しても、「私たちの軍隊は今から〇〇共和国を侵略します」と宣言する政治家は存在しません。どこの国でも、どのような戦争でも、大抵は「これは我が国を守るための戦争だ」と自己正当化するものです。侵略を自分たちから認めるなんてあり得ません。

確かに砂川事件での最高裁判例や内閣法制局の見解によれば、個別的自衛権は合憲でしょう。ですが現実的な話として、侵略のための戦力と自衛のための自衛力の境界線は何なのでしょうか?そして、その境界線は誰がいつどうやって決めるのでしょうか?
「日本は個別的自衛権だけを行使するから究極正義の国だ」というその自信はどこから湧いてくるのでしょうか。

だから、砂川判決を都合よくねじ曲げて、自衛隊は侵略用の武力ではないから合憲だと主張するのは、憲法制定の歴史を何ら理解していない証拠なのです。自衛隊は正義の味方、他国の軍隊は悪の秘密結社、そんな偏った考えはとても危険です。
「憲法改正に賛成なのはネトウヨだけ」などとレッテル貼りし、自分たちと反対の意見を言う人をバッシングしていますが、この人たちは、侵略用の軍隊と、自衛用の軍隊が分かりやすく分離しているとでも思っているのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • どうしても「日本の自衛権はあくまで自衛のためであって侵略は絶対起こさない!日本は絶対に正義だ!」というように言いたいみたいですが、その自信はどこから湧いてくるんですかね。

      補足日時:2023/01/23 12:48

A 回答 (2件)

>自衛権という名目で侵略を仕掛けた国はたくさんありますし



いや、侵攻した時点で自衛権じゃないでしょうに・・・

ロシアがウクライナに侵攻したのだって、ロシア派の住民が
迫害を受けているとかなんとかって理由で侵攻しましたが
百歩譲って、迫害を受けていたとしたとしてもそれは
ウクライナ国内で起きている問題であって
それを他国が手出しをする事は内政干渉です
国家には主権があるので、他国の干渉を受け入れる必要はありません

内政干渉が許されるのであれば、中国による
ウルグイ族への弾圧や、香港の言論封鎖を
世界世論は黙ってはいません

>「戦力は保持できないが自衛権は保持できる」
>「日本が行使する自衛権は絶対正義であり究極である」
>という自信はどこから湧いてくるんでしょうかね、という趣旨の質問です。


ですから侵略兵器を持つか持たないかです

それは先に述べましたが、戦闘機は保有していますが
爆撃機は保有しておらず、空対空ミサイルは保有していますが
大陸間弾道弾ミサイルは保持していません
すなわち、「敵基地攻撃能力」を有していないと言う事です

ただ、岸田総理は、敵基地攻撃能力を持とうとしています
それが、答えなのでは?
    • good
    • 1
この回答へのお礼

だから、侵略のための戦力と自衛のための実力が明確にはっきりと分かりやすく区分されているのか?と聞いているんですけど。

お礼日時:2023/01/23 12:47

>侵略用の武力と自衛用の武力が分かりやすく区別されているとでも思っているのでしょうか?



区別されていませんか?
自衛隊は、戦闘機は持っていますが、爆撃機は所持しておらず
空対空ミサイルは配備されていますが、大陸間弾道弾ミサイルは
保有していません
(なんか、憲法改正して所有しようとしていますがね、今現在)

たしか、戦闘機も地上攻撃用プログラムが実装されていないとかって
聞いた事がありますし、F-2Aは上空からの攻撃が可能ですが
あれは、領海侵犯してきた艦隊に攻撃する能力であり
空対地ではなく、空対艦だから、あくまで防衛の為の武装です

とりあえず、どの国においても、自衛権は当たり前の様に持っていますし
永世中立国のスイスだって、国民に兵役を課し、除隊後も
予備役として準備していますし、有事の際には
自宅ガレージががトーチカに変わり、敵を迎え撃ちます

自衛の為の武力は持ってはならないのですか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

自衛権を否定すべきと言っているわけではなくて、「侵略用の戦力と自衛用の自衛力は明確に区分されており、日本国憲法が放棄したのは前者だけだ」という、善悪二元論に基づいた主張は如何なものかという趣旨です。

自衛権という名目で侵略を仕掛けた国はたくさんありますし、一体、「戦力は保持できないが自衛権は保持できる」「日本が行使する自衛権は絶対正義であり究極である」という自信はどこから湧いてくるんでしょうかね、という趣旨の質問です。

お礼日時:2023/01/23 12:34

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!