dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

今日の仙台は風向が北のままなのになぜ最高気温がこれから更新しようとしているのですか。
https://www.jma.go.jp/bosai/amedas/#area_type=of …

質問者からの補足コメント

  • 現在、南岸低気圧で北からの寒気を引っぱり続けている状態なのになぜですか。

      補足日時:2023/02/10 23:00

A 回答 (1件)

10日に北風が吹き続けた地域が仙台だけなのか周辺地域もそうだったのかというところまでつきあって調べるつもりはありませんが、日中吹き続けていたことから考えると、広範囲に起こっていた現象だったとして回答します。



 温帯低気圧の構造からいえるのは、温暖前線の地上北側ではほぼ温暖前線に沿って低気圧の中心に向かって風が吹き続けます。この日の仙台でいえば東寄りの風となります。このような風は、普通なら背後にある船形山から蔵王山にかけての山地を乗り越えていきます。
 ここで問題となってくるのは、温暖前線が南方海上にあることです。ここから南からやってきた暖気は前線上から北上しながらゆっくりと乗りあがっていきます。
 仙台付近でどれくらいまであがっているのか調べるために当日の朝の高層天気図を確認します。
 北海道放送専門天気図アーカイブ(2週間ほど閲覧可):https://www.hbc.co.jp/tecweather/archive/pdf/AUP …
 850hPa高度では館野・輪島・秋田ともに南寄りの風となっています。高度1500m付近では乗り上げてきた暖気の領域にはいっていることがわかります。札幌では西風ですから寒気の領域に入っていることになります。
 このことから、温暖前線面が850hPa高度に達するのは秋田と札幌の間ということになります。このことは高層断面図(リンクは省略します)からも読み取れます。温暖前線の位置とあわせて考えると仙台付近でもその高度は500mを超えたぐらいだったと思われます。
 ちなみに、この暖気の流入によって上空の寒気の分布はどうなるのかは理解できますよね。 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13339214.html

 地上付近の風に話を戻します。東から吹いてきた風は仙台平野背後の山地にぶつかって上昇しようとしますが、山の中腹あたりにある前線面上の暖気にフタをされた格好になって山を越えることはできません。で、どうするかというと、北上川沿いに北上するか、南下して米沢盆地に抜けたり関東平野までいくかの2択になります。この時は北風が吹き続けたということで、南に迂回するコースをとったということでしょう。
 北風の元となった低気圧を巡る東風は一応寒気といわれていますが、元を糺せば南東海上にあった空気です。それほど冷たくはないはずです。相対的に温暖前線で上昇する暖気に比べて冷たいからそういっているに過ぎません。これが低気圧の発達とともにさらに遠くからの空気を引き寄せるようになった(海上の日射の影響もあるかな)ために気温が上昇していったものと推定できます。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!