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今、温暖化について調べているのですが「温暖化ガス排出権」とは具体的に一体何のことなんですか?また、何が目的で取引されるのですか?
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

一般には「排出権取引」ということが多いですが、温暖化ガス排出削減を効果的に進めるための制度であって、排出の権利を主張するのはどうかという考えがあるので、「排出量取引」と呼ぶほうが正しいです。



簡単にいえば、地球温暖化ガスの排出量削減目標があって、目標達成できないとき、同じように削減目標があって、目標以上の削減を達成し余裕があるところにお金を払って、その余裕分を自分の目標達成に足りない分に補填してもよいとする制度です。

京都議定書で、国同士で排出割当量を取引できる制度として決められています。
ただし、あくまで排出削減目標がある国間であって、発展途上国など排出削減目標がない国とは取引できません。

国内で企業に地球温暖化ガス排出削減量を設定して、企業間で取引する制度を設けている国もあります。日本は現在検討中の段階です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました!
参考にさせていただきます!!

お礼日時:2005/04/20 17:56

排出権はその名の通り「大気中へ温暖化がすを排出する権利」です。


たとえば、工場で火をつかってその燃焼にともない二酸化炭素を排出するとか、物の発酵にともないメタンガスを排出するとか、冷媒としてフロンガスを排出するとかです。

取引の目的はその権利が個々の主体にとって価値が違う為、自己の利得を財の交換により増加させることを可能とすることです。
簡単に言えば、Aさんはお金があるけど権利がないので困っている。
Bさんは権利は余計に持ってるけどお金がなくて困っている。
そういう時に、Aさんがお金を出し、 Bさんが権利を渡すことで、
取引が成立し、Aさんは権利が手に入り、Bさんはお金が手に入る。
という風にみんなで満足いくというのを理想としているわけです。

これまで二酸化炭素の排出には権利など不要でしたが、地球温暖化という問題が顕著になるにつれ、温暖化がすの排出抑制がさけばれ、その手段として「権利」の設定が考えだされ、そこに権利の取引が発生したわけです。

現在は国同士の取引が考えられていますが、国によっては企業に排出権を割り当てることを検討している場合もあるようです。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
わかりやすくてとても助かりました!

お礼日時:2005/04/20 17:41

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