プロが教えるわが家の防犯対策術!

ある物の作り方をTeamsなどのリモート会議システムを使って海外の人に教えるのは、やはり限界がありますか?

相手は日本語が話せるのですが、実際の作り方について、事細かく教えるにはどうすれば良いでしょうか。

事前にこちら側で作り方の流れを動画撮影して1本のムービーにして渡せば、ある程度は伝わりそうだと思うのですが、繊細で感覚的な作業も含まれており、そういうことを教えるにはやはり現地に出向いて一緒に作っていく中で体得してもらうというのが確実なのでしょうか?

A 回答 (1件)

アメリカで長年モノづくりに携わってきたプロファイルに記したような隠居爺です。



何を作るのかが示されていないので一般論としてお話しします。

国が違うと文化が違います。
言葉はその文化の大きな要素です。
そして、人の感じ方考え方もその文化の大きな要素です。
国が違うとそれらが全く違います。
なので、言葉だけで教えるのは難しいと思います。

その一例に程度があります。
日本語は、というより多くの日本の方々の日本的な表現方法に、程度表現とか擬態語と言うのがあります。

これを『ちょっと』ずつ加えてください。
そこに『そっと』置いて下さい。
そっちに『どんどん』進んで下さい。
それを『くるくる』まわして下さい。
これを『ごしごし』こすって下さい。

日本語では普通の表現ですが、多くのアメリカ人にはわかりません。
日本の方にはなじみのない程度を表す言葉が英語にはたくさんありますが、それを使わないと正確にはわかってもらえないのです。

日本の方の中には、『英語の表現なんて100も覚えればいい』とか、動詞なんて『have と get と take』だけ覚えれば何とかなる、なんていう方が居ますが、情報を正確に伝えるには『それにふさわしい単語や表現方法』を使わないといけないのです。

また、程度を伝えるときに何かに例えたりします。
その時の例えるものが国が違うと違います。

例えば長さ。

直径が 3mm ぐらいの細い金属棒を用意してほしいとしましょう。

日本の方なら、『M3のネジぐらいの棒』と言えば大体の人には伝わりますが、フィート・インチを使うこの国ではそれは通じません。
3mm はだいたい十分の一インチですが、1/10 インチと言っても伝わりません。
なぜなら、インチは2のべきであらわすからです。
一番それに近い普通に使う数字なら八分の一インチだと思います。
しかし、それを言っても多分うまくは伝わりません。
そのぐらい細くなると、インチで呼ばずに番号で呼ぶからです。
つまり、『10番のネジぐらいの棒』と言うのが答えです。

これは機械の物づくりの例でしたが、そんなのはお料理でも手芸でも、趣味の工作でも同じです。
国が違うと表現の仕方、程度の違いの微妙な表現方法は違うのです。

私は、現地に行って、目の前でやって見せ、もの前でやらせながら違いを自分で感じながら覚えさせました。
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この回答へのお礼

やはり出張は確実ですかね…
相手を日本に来させるというのも検討してみます。

お礼日時:2023/09/02 08:19

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